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残り香の檻、灯される慈愛
ランスロットが発ってからも、レイラは努めて普段通りに仕事に励んだ。
彼が自らの地位を賭してまで守ってくれた平穏を、自分の涙で無下にするような真似はしたくなかったからだ。
けれど、夜に一人になるときだけは、逃れようのない孤独が静かに押し寄せてくる。
そんな時、レイラは彼が残していったマントを、肌を隠すように、けれど自ら望んでその身に纏(まと)うのだった。
重厚な布地が、薄い寝間着越しに彼女の体温を逃さず閉じ込める。鼻を埋めれば、わずかに残る彼の熱を帯びた「雄」の匂いが、脳の奥を痺れさせるように立ち上った。
それは、洗いたての清潔さとは無縁の、どこか官能的な重みを持った香り。彼自身の肌から滲み出る濃厚な体温、そして自分を組み伏せた時に浴びせられた、あの荒い吐息の残り香——。
目を閉じれば、あの日、自分を焼き尽くすように強引に奪った彼の唇の熱が、今もそこにあるかのように疼き出す。
(……ランスロット、……っ………)
彼に力強く抱き寄せられた時の、鋼のような腕の感触。自分を支配した、あの荒い吐息。
レイラは無意識に、マントの下で自分の身体を抱きしめるように腕を回した。だが、自分の指先では彼のあの「圧倒的な重さ」には到底届かない。満たされない熱が下腹部に溜まり、シーツを掴む指先に力がこもる。
独りで自分を慰めることさえ、彼への不実であるような、それでいて彼にしか癒やせない渇きに、視界が熱く滲んでいく。
(……ごめんなさい、ランスロット……。私のせいで、……貴方は……)
自責の念という名の重い鎖が、甘い記憶と混ざり合いながら、夜を過ごすたびに彼女の心と身体を深く、深く、締め付けていた。
――それから、数日が過ぎた頃。
日課である薬草園での作業中、レイラの手元は何度も止まった。
瑞々しい緑の香りに包まれても、心に空いた穴は塞がらない。土を弄る指先が、いつの間にか微かに震えていることに、彼女自身すら気づいていなかった。
「……レイラ。そんなに力を入れなくても、その芽はちゃんと育っているよ」
背後から響いた、穏やかで屈託のない声。
振り返ると、そこには上質な麻のシャツの袖を捲り上げたユリウスが立っていた。彼はいつものように、木漏れ日のような明るい微笑みを湛(たた)えていたが、その澄んだ瞳は、レイラの強がりを優しく包み込むように見つめている。
「……あ、ユリウス。ごめんなさい、私ったら……」
「謝らなくていいよ。……君がこの一週間、ずっと無理をして笑っているのは、隣にいる僕には分かっているからね」
ユリウスはひょいとレイラの隣に腰を下ろすと、彼女の手から土の付いたシャベルをそっと取り上げた。
「……おいで。少しだけ、休憩しよう。……君がそんなに悲しそうな顔をしてると、僕……なんだか、放っておけないんだ」
彼は言葉を尽くして慰める代わりに、陽光が柔らかく降り注ぐ薬草園の特等席へと彼女を誘った。
差し出されたのは、彼が手際よく淹(い)れた、心を落ち着かせる香りの良い茶だった。
「……僕の前でまで、無理にしっかりしようとしなくていいよ。……ほら、隣に座りなよ。……僕がここで、君が少しでも楽になれるまで、ずっと一緒にいてあげるから」
ユリウスの、清潔な石鹸と薬草の混じった安心する香り。
レイラは彼の肩に頭を預け、花たちに囲まれた静寂の中で、ようやく深く、長い吐息をついた。
ユリウスは空いた手で、レイラの柔らかな金の髪をそっと撫でた。
「……よく頑張っているね、レイラ」
慈しむようなその手つきは、まるでおさなごをあやすように優しく、けれど確かな温かさを持って彼女の強張った心を解かしていく。
さらにユリウスは、膝の上で所在なげに震えていたレイラの細い手を、自らの掌(てのひら)で包み込むように握りしめた。
「……冷たいね。僕が温めてあげるから。……君が一人で抱え込んでいるものを、少しだけ、僕にも分けてよ」
彼の手は、驚くほど温かかった。その生身の体温に触れた瞬間、レイラの瞳から、大粒の涙が堪えきれずに溢れ出した。
「あ……っ、……ごめんなさい……」
「……。……謝らないで、って言っただろ」
ユリウスは、自分の胸が高鳴る音を誤魔化すように、一度だけ喉を鳴らした。
目の前で泣きじゃくる彼女が、あまりに危うくて、そして——信じられないほど綺麗だったから。
彼は空いた方の手の親指を伸ばすと、彼女の白い頬を伝い落ちる涙を、そっと掬い取った。
「……そんなに泣かないで。……君が泣くと、僕まで胸が痛むんだ」
不器用で、けれどどこまでも真剣な彼の指先の感触。
レイラは彼の胸に顔を埋めるようにして、ようやく自分を縛っていた「強がり」という名の呪いを、その温かな腕の中で解いていった。
「……ありがとう、……ユリウス」
ようやく涙が止まり、顔を上げたレイラを、ユリウスは逃げることなく真っ正面から見つめ返した。
ふと、彼は彼女の頬を一筋伝う雫(しずく)をじっと見つめ、不思議そうに首を傾げた。
「……ねえ、レイラ。その綺麗な涙……僕が舐めたら、僕の胸の痛みも癒えるかな?」
「えっ……?」
レイラが戸惑いに目を見開いた、その瞬間だった。
ユリウスは静かに顔を寄せると、彼女の頬を濡らす涙に、迷いなくその熱い舌先を這わせた。
「……っ……!」
柔らかな粘膜が頬を掠め、吸い付くようにして涙を奪っていく。
ただ涙を拭っているだけのはずなのに、ユリウスの舌が肌をなぞるたび、そこからじりじりと熱が伝わり、レイラの背筋に甘い痺れが走った。
ユリウスは夢中になった子供のように、何度も、慈しむように彼女の涙を舐め取った。逃げようとする隙も与えず、耳元まで這い上がる湿った愛撫。
ずっと渇いていた身体が、彼の瑞々しい舌の動きに過剰に反応してしまう。レイラは自分の内側が不意に熱く脈打つのを感じ、恥じ入るように彼のシャツの胸元をぎゅっと掴んだ。
「……。……ふふ、レイラの涙は甘いね。……なんだか、本当に僕まで元気になっちゃいそうだよ」
吸い付くような音を立てて最後にひと舐めすると、ユリウスは満足げに顔を離した。
その瞳には、子供のような無邪気さと、一人の「男」としての濃厚な熱が混ざり合っている。
あまりに唐突で、けれど真っ直ぐな彼の慰め方に、レイラは呆気に取られ、止まらなかったはずの涙がすっかり引っ込んでしまった。
「……ユリウス、貴方って人は……っ」
「あはは、ごめん! でも、君は笑っているほうが、やっぱり信じられないくらい綺麗だなって、改めて思っただけなんだ」
その屈託のない、けれど熱のこもった言葉。
ユリウスの眩(まばゆ)い光に当てられ、レイラの凍えた心が、春の陽光を浴びたようにゆっくりと解けていくのを感じた。
彼が自らの地位を賭してまで守ってくれた平穏を、自分の涙で無下にするような真似はしたくなかったからだ。
けれど、夜に一人になるときだけは、逃れようのない孤独が静かに押し寄せてくる。
そんな時、レイラは彼が残していったマントを、肌を隠すように、けれど自ら望んでその身に纏(まと)うのだった。
重厚な布地が、薄い寝間着越しに彼女の体温を逃さず閉じ込める。鼻を埋めれば、わずかに残る彼の熱を帯びた「雄」の匂いが、脳の奥を痺れさせるように立ち上った。
それは、洗いたての清潔さとは無縁の、どこか官能的な重みを持った香り。彼自身の肌から滲み出る濃厚な体温、そして自分を組み伏せた時に浴びせられた、あの荒い吐息の残り香——。
目を閉じれば、あの日、自分を焼き尽くすように強引に奪った彼の唇の熱が、今もそこにあるかのように疼き出す。
(……ランスロット、……っ………)
彼に力強く抱き寄せられた時の、鋼のような腕の感触。自分を支配した、あの荒い吐息。
レイラは無意識に、マントの下で自分の身体を抱きしめるように腕を回した。だが、自分の指先では彼のあの「圧倒的な重さ」には到底届かない。満たされない熱が下腹部に溜まり、シーツを掴む指先に力がこもる。
独りで自分を慰めることさえ、彼への不実であるような、それでいて彼にしか癒やせない渇きに、視界が熱く滲んでいく。
(……ごめんなさい、ランスロット……。私のせいで、……貴方は……)
自責の念という名の重い鎖が、甘い記憶と混ざり合いながら、夜を過ごすたびに彼女の心と身体を深く、深く、締め付けていた。
――それから、数日が過ぎた頃。
日課である薬草園での作業中、レイラの手元は何度も止まった。
瑞々しい緑の香りに包まれても、心に空いた穴は塞がらない。土を弄る指先が、いつの間にか微かに震えていることに、彼女自身すら気づいていなかった。
「……レイラ。そんなに力を入れなくても、その芽はちゃんと育っているよ」
背後から響いた、穏やかで屈託のない声。
振り返ると、そこには上質な麻のシャツの袖を捲り上げたユリウスが立っていた。彼はいつものように、木漏れ日のような明るい微笑みを湛(たた)えていたが、その澄んだ瞳は、レイラの強がりを優しく包み込むように見つめている。
「……あ、ユリウス。ごめんなさい、私ったら……」
「謝らなくていいよ。……君がこの一週間、ずっと無理をして笑っているのは、隣にいる僕には分かっているからね」
ユリウスはひょいとレイラの隣に腰を下ろすと、彼女の手から土の付いたシャベルをそっと取り上げた。
「……おいで。少しだけ、休憩しよう。……君がそんなに悲しそうな顔をしてると、僕……なんだか、放っておけないんだ」
彼は言葉を尽くして慰める代わりに、陽光が柔らかく降り注ぐ薬草園の特等席へと彼女を誘った。
差し出されたのは、彼が手際よく淹(い)れた、心を落ち着かせる香りの良い茶だった。
「……僕の前でまで、無理にしっかりしようとしなくていいよ。……ほら、隣に座りなよ。……僕がここで、君が少しでも楽になれるまで、ずっと一緒にいてあげるから」
ユリウスの、清潔な石鹸と薬草の混じった安心する香り。
レイラは彼の肩に頭を預け、花たちに囲まれた静寂の中で、ようやく深く、長い吐息をついた。
ユリウスは空いた手で、レイラの柔らかな金の髪をそっと撫でた。
「……よく頑張っているね、レイラ」
慈しむようなその手つきは、まるでおさなごをあやすように優しく、けれど確かな温かさを持って彼女の強張った心を解かしていく。
さらにユリウスは、膝の上で所在なげに震えていたレイラの細い手を、自らの掌(てのひら)で包み込むように握りしめた。
「……冷たいね。僕が温めてあげるから。……君が一人で抱え込んでいるものを、少しだけ、僕にも分けてよ」
彼の手は、驚くほど温かかった。その生身の体温に触れた瞬間、レイラの瞳から、大粒の涙が堪えきれずに溢れ出した。
「あ……っ、……ごめんなさい……」
「……。……謝らないで、って言っただろ」
ユリウスは、自分の胸が高鳴る音を誤魔化すように、一度だけ喉を鳴らした。
目の前で泣きじゃくる彼女が、あまりに危うくて、そして——信じられないほど綺麗だったから。
彼は空いた方の手の親指を伸ばすと、彼女の白い頬を伝い落ちる涙を、そっと掬い取った。
「……そんなに泣かないで。……君が泣くと、僕まで胸が痛むんだ」
不器用で、けれどどこまでも真剣な彼の指先の感触。
レイラは彼の胸に顔を埋めるようにして、ようやく自分を縛っていた「強がり」という名の呪いを、その温かな腕の中で解いていった。
「……ありがとう、……ユリウス」
ようやく涙が止まり、顔を上げたレイラを、ユリウスは逃げることなく真っ正面から見つめ返した。
ふと、彼は彼女の頬を一筋伝う雫(しずく)をじっと見つめ、不思議そうに首を傾げた。
「……ねえ、レイラ。その綺麗な涙……僕が舐めたら、僕の胸の痛みも癒えるかな?」
「えっ……?」
レイラが戸惑いに目を見開いた、その瞬間だった。
ユリウスは静かに顔を寄せると、彼女の頬を濡らす涙に、迷いなくその熱い舌先を這わせた。
「……っ……!」
柔らかな粘膜が頬を掠め、吸い付くようにして涙を奪っていく。
ただ涙を拭っているだけのはずなのに、ユリウスの舌が肌をなぞるたび、そこからじりじりと熱が伝わり、レイラの背筋に甘い痺れが走った。
ユリウスは夢中になった子供のように、何度も、慈しむように彼女の涙を舐め取った。逃げようとする隙も与えず、耳元まで這い上がる湿った愛撫。
ずっと渇いていた身体が、彼の瑞々しい舌の動きに過剰に反応してしまう。レイラは自分の内側が不意に熱く脈打つのを感じ、恥じ入るように彼のシャツの胸元をぎゅっと掴んだ。
「……。……ふふ、レイラの涙は甘いね。……なんだか、本当に僕まで元気になっちゃいそうだよ」
吸い付くような音を立てて最後にひと舐めすると、ユリウスは満足げに顔を離した。
その瞳には、子供のような無邪気さと、一人の「男」としての濃厚な熱が混ざり合っている。
あまりに唐突で、けれど真っ直ぐな彼の慰め方に、レイラは呆気に取られ、止まらなかったはずの涙がすっかり引っ込んでしまった。
「……ユリウス、貴方って人は……っ」
「あはは、ごめん! でも、君は笑っているほうが、やっぱり信じられないくらい綺麗だなって、改めて思っただけなんだ」
その屈託のない、けれど熱のこもった言葉。
ユリウスの眩(まばゆ)い光に当てられ、レイラの凍えた心が、春の陽光を浴びたようにゆっくりと解けていくのを感じた。
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