1週間後に死ぬ少女

昆虫ゼリー

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幼なじみ

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ー月曜日ー
学校の準備を終えひと休みしているとインターホンが鳴った、扉を開けると1つ下の階に住んでいる幼なじみの陸だった。
陸はたまに私と一緒に登校したがる。
こいつ学校ではイケメンで有名でモテモテなのになんで私なんかと。

陸は人気者でとても優しい優等生だった、春の家の事情を唯一知っている友達、それが陸だ。

なあ春最近元気ないよな、なんかあったら俺に言えよ?

陸は優しいね、うん、大丈夫元気だよ。

お前さ前みたいに泊まりに来ても良いんだからな?

気が向いたらね笑

陸と一緒に登下校をする時は必ず陸は私への励ましの言葉をくれた。
嬉しかった、それはもう思わず笑顔になってしまうほど、

じゃあこれから毎日朝行くから待ってろよ。

急だね私のこと好きになった?笑笑

ちがうわ!
お前が元気無い事ぐらいすぐにわかるんだよ、俺に頼れ、毎日LINEでも電話でもして来い、お前が辛そうにしてるのは見たくないんだよ…

ありがとう笑
わかった毎日LINEする!

私の目には涙が溜まって今にも零れ落ちてしましそうだった。



陸がいれば頑張れるかもしれないなんて思ってしまった。

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