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第二章 樹海の森編
第30話 切れる魔神
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「──お待ち下さいっ!」
声の主に目線を向けると、兎人族の女が両手を握り締めて立っていた。
「わ、私は兎人族の族長でラビリアと申します。あ、貴方様のお力を見込んで、お願いがございますっ。どうか鬼人族と其処の九尾達から、私達をお助け下さいっ!」
ラビリアと名乗る兎人は勢いのまま喋り終えると、深々と頭を下げて頼み込んで来た。ラビリアに触発されたのか、慌てて犬人族と猫人族の族長も揃って頭を下げ始める。
「真人殿、我等からも頼む。狐人族と鼠人族が裏切ったこの状況では、鬼共はおろか其処の女狐にも、我々では勝ち目が無い。このままでは我々は全滅だ。どうか我々にその力を貸して頂きたい」
ボアルまで言って、兎人達と同じ様に深々と頭を下げて来た。
「フンッ! そんな腰抜けが出て来た所で、何も変わりやしないよっ! 其処の狼人には少しばかり驚いたけど、一人くらい手練がいた所で、あたしらには通用するもんか。それに、ここは既にあたしらの手下が周りを取り囲んでるんだ。どっちにしろ、あんた達はここで死ぬんだよっ!」
紅桜が言うと同時に、狐人族達が窓や扉からなだれ込んで来た。どうやら、この建物だけで無く、里全体がこいつ等に包囲されているみたいだ。おそらく里の外には鼠人族も一緒にいるだろう。
俺はゆっくり周りを見渡した後、ボアルとラビリア達に視線を戻した。
そろそろ、はっきり言っておこう。
「何で俺がそんな事しないといけないんだ?」
「「え?」」
予想外の回答だったのか、ボアルとラビリア達が下げていた頭を咄嗟に上げて驚いている。
「何か勝手に俺がお前等の仲間みたいな扱いで話が進んでるけど……俺はお前達の仲間でも何でもない。誰が森を支配しようが俺には関係ないし」
「え……? いや、そんな……」
ラビリアは言葉が出て来ないみたいだ。
「ウォルフは俺の配下だから、獣人種が集まってるのに狼人族だけ行かないってのも気まずいだろうと思って顔を出させただけだ。俺もどんな奴等がこの森に居るのか見てみたかったしな。ここに来た理由はそれだけだ」
「そ、それでは鬼人族にこの森が奪われてもいいと、そう仰るのですかっ? それに狼人族にしても鬼人族は、集落を奪われた怨敵なのではっ」
俺はチラリとウォルフを見た。判断は全て俺に任せるといった顔だ。だいたい、さっきからこの森を誰が支配しようが関係ないって何度も言ってるのに。わからない奴だな。
「だから、そう言ってるじゃないか。俺にちょっかいかけて来ない限り、誰が何をしようが俺には関係ない。それにウォルフが鬼人族を倒したいって言うなら俺も考えるけど……こいつ等は別に復讐には興味が無いみたいだし」
ウォルフの方を見たが異論は無さそうだ。
「ハハハハッ! あてが外れたみたいだねえ、ボアル。その死神もとんだ腰抜けだ。だが、言ってる事は間違ってないよ。この森を誰が支配しようが自由さっ! 強い者が支配するのは自然の摂理なんだからねえ」
紅桜はそう言って高笑いしている。
そう言えばこいつも、さっきから散々舐めてくれてるよな……こいつの勘違いも正しておかなければ。
「そこの狐。俺はこの森を誰が支配しようが構わないとは言ったが、俺に楯突いて来た奴を見逃すとは言ってないぞ? さっきの虎人が何故こうなったのかわかってないみたいだな」
俺は消し炭になったタイガをチラリと見て、紅桜の方へ視線を向けた。紅桜は意にも介して無い表情でこちらを見ている。俺の事を本当に腰抜けだと、信じて疑ってないみたいだ。
「この虎人は、俺の配下に舐めた態度を取ったからこうなったんだ。ウォルフは優しいから、こいつだけで済ませるみたいだけど……俺やジンなら今頃、この里は無くなっていた所だ」
ジンはその通りだという顔をしている。
紅桜は少し怪訝そうに眉をひそめ始めた。
「──で、お前もさっきから俺に似たような態度を取ってるみたいだけど……もしかして死にたいのか?」
俺は殺気も出さず、淡々と紅桜に語りかけた。紅桜は依然、少し警戒の色を浮かべながら、黙ってこちらを見ている。明らかにさっき迄とは雰囲気が違う……どうやらこいつは満更、馬鹿ではないみたいだ。
すると、横からマウロが薄ら笑いを浮かべながら割り込んで来た。
「さっきから黙って聞いていれば、随分思い上がっている様ですねぇ……人間風情が。たまたま、そこの狼を手懐けたからと言って調子に乗り過ぎですよ。主がその程度では、倒された魔神と言うのも所詮──」
言い終える前にマウロの首が床に落ちた。背後にはいつの間にか、ジンが伸びた黒爪を掻き立てて佇んでいる。
「そのまま言葉を返しましょう。調子に乗り過ぎですよ、獣人風情が」
ジンが冷たい目で倒れているマウロの死体に語りかけた。
あ、これ相当きてるわ……そう言えば、無表情でわかりにくいけど、額の血管がピクピクしてたもんなあ……さっきから。
「なっ! ……」
紅桜は固まっている。
「申し訳ありません、真人様。我慢出来ませんでした」
ジンが、あまり反省はしていない顔で仰々しく頭を下げてきた。そして紅桜の方へゆっくりと向き直し、話し始めた。
「貴女も身の程を弁えずに、随分わが主に失礼な態度を取っていましたねえ……」
ジンは冷たい目をしたまま、淡々と紅桜に語りかけている。紅桜は驚き、よろける様に二、三歩後退った。
「あ、あんた何者っ……」
紅桜がまるで自分に問い掛ける様に呟いた。
「お前等が恐れていた魔神だよ、そいつが。今は人間の姿をしているけど」
「「「──っ!!!!」」」
この場にいる全員が一斉に反応した。
言葉を失ってしまう程驚いている。
何人かはその場に尻餅をついて震えている様だ。中には命乞いしながら祈り出す者迄現れた。
「ま……魔神……」
傍らで、驚愕の顔をして立ち尽くしていたボアルが、絞り出す様に呟いた。
「真人様、この者達も殺してしまっていいですか?」
ジンは紅桜の方を向いたまま、目線だけ此方に向けて淡々と問い掛けて来た。
既にひとり殺っておいてから言うなよな……
「気持ちは分かるけど、何だかこいつ等助けるみたいで嫌だな……」
俺はチラリとボアル達の方を見ながら呟いた。
「まあいいか。その狐も随分、俺の事を舐めてくれてたし。俺にちょっかいかけて来る奴への見せしめにもなるだろ。どうせなら、外にいる奴等を派手に殺してこい。全部」
「──なっ!?」
「かしこまりました」
紅桜は言われた事が一瞬、理解出来ない様な顔で、驚きの余り言葉を詰まらせた。
ジンは俺の言葉を聞いて嬉しそうな目をすると、仰々しく礼をして一瞬でこの場からいなくなった。
「さて、と……」
俺はゆっくりと紅桜に向かって近付いた。
そろそろお仕置きの時間だ──
声の主に目線を向けると、兎人族の女が両手を握り締めて立っていた。
「わ、私は兎人族の族長でラビリアと申します。あ、貴方様のお力を見込んで、お願いがございますっ。どうか鬼人族と其処の九尾達から、私達をお助け下さいっ!」
ラビリアと名乗る兎人は勢いのまま喋り終えると、深々と頭を下げて頼み込んで来た。ラビリアに触発されたのか、慌てて犬人族と猫人族の族長も揃って頭を下げ始める。
「真人殿、我等からも頼む。狐人族と鼠人族が裏切ったこの状況では、鬼共はおろか其処の女狐にも、我々では勝ち目が無い。このままでは我々は全滅だ。どうか我々にその力を貸して頂きたい」
ボアルまで言って、兎人達と同じ様に深々と頭を下げて来た。
「フンッ! そんな腰抜けが出て来た所で、何も変わりやしないよっ! 其処の狼人には少しばかり驚いたけど、一人くらい手練がいた所で、あたしらには通用するもんか。それに、ここは既にあたしらの手下が周りを取り囲んでるんだ。どっちにしろ、あんた達はここで死ぬんだよっ!」
紅桜が言うと同時に、狐人族達が窓や扉からなだれ込んで来た。どうやら、この建物だけで無く、里全体がこいつ等に包囲されているみたいだ。おそらく里の外には鼠人族も一緒にいるだろう。
俺はゆっくり周りを見渡した後、ボアルとラビリア達に視線を戻した。
そろそろ、はっきり言っておこう。
「何で俺がそんな事しないといけないんだ?」
「「え?」」
予想外の回答だったのか、ボアルとラビリア達が下げていた頭を咄嗟に上げて驚いている。
「何か勝手に俺がお前等の仲間みたいな扱いで話が進んでるけど……俺はお前達の仲間でも何でもない。誰が森を支配しようが俺には関係ないし」
「え……? いや、そんな……」
ラビリアは言葉が出て来ないみたいだ。
「ウォルフは俺の配下だから、獣人種が集まってるのに狼人族だけ行かないってのも気まずいだろうと思って顔を出させただけだ。俺もどんな奴等がこの森に居るのか見てみたかったしな。ここに来た理由はそれだけだ」
「そ、それでは鬼人族にこの森が奪われてもいいと、そう仰るのですかっ? それに狼人族にしても鬼人族は、集落を奪われた怨敵なのではっ」
俺はチラリとウォルフを見た。判断は全て俺に任せるといった顔だ。だいたい、さっきからこの森を誰が支配しようが関係ないって何度も言ってるのに。わからない奴だな。
「だから、そう言ってるじゃないか。俺にちょっかいかけて来ない限り、誰が何をしようが俺には関係ない。それにウォルフが鬼人族を倒したいって言うなら俺も考えるけど……こいつ等は別に復讐には興味が無いみたいだし」
ウォルフの方を見たが異論は無さそうだ。
「ハハハハッ! あてが外れたみたいだねえ、ボアル。その死神もとんだ腰抜けだ。だが、言ってる事は間違ってないよ。この森を誰が支配しようが自由さっ! 強い者が支配するのは自然の摂理なんだからねえ」
紅桜はそう言って高笑いしている。
そう言えばこいつも、さっきから散々舐めてくれてるよな……こいつの勘違いも正しておかなければ。
「そこの狐。俺はこの森を誰が支配しようが構わないとは言ったが、俺に楯突いて来た奴を見逃すとは言ってないぞ? さっきの虎人が何故こうなったのかわかってないみたいだな」
俺は消し炭になったタイガをチラリと見て、紅桜の方へ視線を向けた。紅桜は意にも介して無い表情でこちらを見ている。俺の事を本当に腰抜けだと、信じて疑ってないみたいだ。
「この虎人は、俺の配下に舐めた態度を取ったからこうなったんだ。ウォルフは優しいから、こいつだけで済ませるみたいだけど……俺やジンなら今頃、この里は無くなっていた所だ」
ジンはその通りだという顔をしている。
紅桜は少し怪訝そうに眉をひそめ始めた。
「──で、お前もさっきから俺に似たような態度を取ってるみたいだけど……もしかして死にたいのか?」
俺は殺気も出さず、淡々と紅桜に語りかけた。紅桜は依然、少し警戒の色を浮かべながら、黙ってこちらを見ている。明らかにさっき迄とは雰囲気が違う……どうやらこいつは満更、馬鹿ではないみたいだ。
すると、横からマウロが薄ら笑いを浮かべながら割り込んで来た。
「さっきから黙って聞いていれば、随分思い上がっている様ですねぇ……人間風情が。たまたま、そこの狼を手懐けたからと言って調子に乗り過ぎですよ。主がその程度では、倒された魔神と言うのも所詮──」
言い終える前にマウロの首が床に落ちた。背後にはいつの間にか、ジンが伸びた黒爪を掻き立てて佇んでいる。
「そのまま言葉を返しましょう。調子に乗り過ぎですよ、獣人風情が」
ジンが冷たい目で倒れているマウロの死体に語りかけた。
あ、これ相当きてるわ……そう言えば、無表情でわかりにくいけど、額の血管がピクピクしてたもんなあ……さっきから。
「なっ! ……」
紅桜は固まっている。
「申し訳ありません、真人様。我慢出来ませんでした」
ジンが、あまり反省はしていない顔で仰々しく頭を下げてきた。そして紅桜の方へゆっくりと向き直し、話し始めた。
「貴女も身の程を弁えずに、随分わが主に失礼な態度を取っていましたねえ……」
ジンは冷たい目をしたまま、淡々と紅桜に語りかけている。紅桜は驚き、よろける様に二、三歩後退った。
「あ、あんた何者っ……」
紅桜がまるで自分に問い掛ける様に呟いた。
「お前等が恐れていた魔神だよ、そいつが。今は人間の姿をしているけど」
「「「──っ!!!!」」」
この場にいる全員が一斉に反応した。
言葉を失ってしまう程驚いている。
何人かはその場に尻餅をついて震えている様だ。中には命乞いしながら祈り出す者迄現れた。
「ま……魔神……」
傍らで、驚愕の顔をして立ち尽くしていたボアルが、絞り出す様に呟いた。
「真人様、この者達も殺してしまっていいですか?」
ジンは紅桜の方を向いたまま、目線だけ此方に向けて淡々と問い掛けて来た。
既にひとり殺っておいてから言うなよな……
「気持ちは分かるけど、何だかこいつ等助けるみたいで嫌だな……」
俺はチラリとボアル達の方を見ながら呟いた。
「まあいいか。その狐も随分、俺の事を舐めてくれてたし。俺にちょっかいかけて来る奴への見せしめにもなるだろ。どうせなら、外にいる奴等を派手に殺してこい。全部」
「──なっ!?」
「かしこまりました」
紅桜は言われた事が一瞬、理解出来ない様な顔で、驚きの余り言葉を詰まらせた。
ジンは俺の言葉を聞いて嬉しそうな目をすると、仰々しく礼をして一瞬でこの場からいなくなった。
「さて、と……」
俺はゆっくりと紅桜に向かって近付いた。
そろそろお仕置きの時間だ──
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