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第三章 江戸騒乱編
第56話 秀吉の影
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「んぐ……んぐ……ぷはぁっ!」
差し出されたお茶を一気に飲み干し、家康は一息付いた。ようやく少し、落ち着いて来たみたいだ。俺はその様子を、元いた位置に座る土方と共に眺めていた。すると、家康がブツブツと独り言を言い出した。
「ふぅ……全く。あの忠勝は……」
多少、落ち着きを取り戻しても、怒りはまだ冷めやらないみたいだ。まあ、無理もない。
俺でも、あの書状には唖然としたからな……誰が見ても分かる様な、明らかな偽物。おまけに誤字脱字だらけ。幾ら何でも『りえやす』って……もう、わざと馬鹿にしてるとしか思えない。自分の名前を間違える奴がいる訳ないだろ……。
「あれを信じる程、忠勝ってのは馬鹿なのか?」
俺は隣の土方に尋ねた。
「貴様っ……! 忠勝様を愚弄するかっ! 忠勝様は、その……あれだ、純粋なのだ! 人よりも少しだけ、物事を信じやすい御方なのだ!」
焦った様に、苦しい言い訳をする土方。そりゃあ、自分の主を馬鹿だとは言えないわな……。
「まあいい。それより家康……約束を果たせ」
俺はあたふたする土方を他所に、未だにブツブツと独り言を呟く家康に促した。家康はハッと我に返り、俺の方に目を向けた。
「約束……うむ。そうじゃったな……確か、妾に聞きたい事があるとか……」
楓を救い出したら、知っている事を全て話すという約束だ。晴明の事、半兵衛の事、そして今回の猪熊達の事……俺の町を襲った奴と、何か関係があるのか。
「知っている事、全て話して貰うぞ」
俺は家康に対し、軽く凄んだ。少し緩んでいた場の空気が、一瞬にしてピリッと張り詰める。すると、家康は真剣な表情になり、話し始めた。
「何を聞きたい? お主の町を襲った奴の事か?」
「それもあるが……いや、その事にも関係しているかも知れん。家康、竹中半兵衛と言う男を知っているか?」
そもそも、全ての元凶はこの男の可能性が高い。こいつには聞きたい事が山程あるんだ。天鬼達を炊き付けたのは、本当に東の森が欲しかったからなのか。やはり裏で、マウロと繋がっていたんだろうか。町を襲った、晴明であろう人物との関係は……。全て、本人に話を聞く事が出来ればハッキリする筈だ。家康は半兵衛の名前が出て来たのが意外だったのか、少し表情を顰めながら答えた。
「ふむ……竹中半兵衛とな。聞いた事があるのお……確か堺の豪商、豊臣秀吉の家臣の名が、その様な名前だった気がするのじゃが……」
黙って話を聞いている、楓がピクリと反応した。何か知っているのかも知れない。しかし、俺はそれよりも気になる事があった。
「豪商って……豊臣秀吉って商人なのか?」
異世界でも、有名な人物には違いないみたいだが。俺の反応を見て、家康はまたも意外そうな顔で答えた。
「豊臣を知っておるのか? あれは間違いなく商人じゃよ……それも、かなりのやり手じゃ。なにしろ、あ奴の領地は金で買ったとも言われておるくらいじゃからの。今では西で、奴の名を知らぬ者はおるまい。商人でもあり、町を納める領主でもある……それが豊臣秀吉と言う男じゃ」
なるほど……異世界の秀吉は、商人から成り上がったのか。どちらにしても、凄い人物である事に間違いはなさそうだ。そして、半兵衛はその家臣……という事は、今回の件に秀吉も絡んで来るのか? 一体、目的は何なんだろう……いよいよ、ややこしくなって来た。
「なるほどな……それより、楓。お前、何か知っているのか?」
明らかにさっき、家康の言葉に反応してたからな。俺の発言を受けて、皆の視線が楓に注がれる。それを見て、家康が口を開いた。
「楓、知っている事があるのなら申してみい」
「はっ!」
家康に促され、楓は軽くその場で頭を下げた。そして、静かに口を開く。
「恐れながら申し上げます。その竹中半兵衛という男、猪熊達と繋がっております。そして、おそらく京とも……」
「なにっ!?」
隣で土方が驚きの声を上げた。後ろの新八達も、動揺を隠せていない。猪熊が半兵衛と繋がってたのが、そんなに驚く様な事なのだろうか……想定内の様な気もするのだが。しかし、土方達が驚いたのは、その事では無かった様だ。
「豊臣が京と内通してるだと……」
土方がボソリと呟いた。ああ、猪熊じゃなくて、そっちに驚いてたのか。
「何をそんなに驚いてるんだ?」
俺は土方に率直に尋ねた。土方は、忌々しそうにしながら口を開く。
「西は長年、京とそれ以外の領地が覇権を争っているのだ。帝の一族以外は認めない京と、武家出身の者達でな。そこに近年、台頭してきたのが堺の豊臣だ。今や豊臣は、京以外の西大和全てを、掌握しつつあると言っても過言ではない大名だ。だが、京だけはそう簡単には落とせん。なにしろ、ヤマト全土に京の影響が色濃く残っているからな……かつてこの国を治めていた、帝の復権を願う奴等が。その京が他領の者、しかも、よりによって豊臣と手を結ぶ等、考えられん事なのだ」
更に家康が、補足する様に話を続けた。
「プライドの高い京の事じゃ。おそらく、豊臣の方が軍門に下ったと見る方が正しかろう。自分達以外の者を見下しておる、京が同盟に応じるとは考えにくいからの。まして、豊臣の支配下に入るなど……それこそありえぬ」
二人は少し、興奮気味に話し終えると黙り込んだ。おそらく、情報を頭の中で整理しているんだろう。俺も同じ様に、二人の話を咀嚼していた。
要するに、京は自分達以外の領地、特に豊臣とは仲が悪い……なのに、手を組んだ可能性がある。プライドの高い京が、同盟や豊臣の傘下に入る事を了承するとは思えないから、おそらく、豊臣側が京の傘下に入った。その京・豊臣連合と、猪熊達は繋がっている……簡単に言えば、そういう事だろ? 悪いがこの話、穴だらけだ。信憑性が低すぎる。どう考えても、暗躍してるのは半兵衛であり、秀吉だろ……何か企んでいるとしか思えない。何故、その可能性を考えないんだ……。
まあ、俺には関係ない話だけど。俺が知りたいのは、町を襲った奴等の事だけだ。政治的な話なんか興味ない。
「どうでもいいけど、結局、俺の町を襲ったのは誰なんだ? 半兵衛の差し金なのか?」
「どうでもいいって、お主……」
自分達にとって脅威に成り得る存在に、全く興味を示さない俺を見て、家康が呆れた様に呟いた。俺はそれを無視し、楓に答えるよう促す。すると、楓は家康の手前、少し気まずそうな顔で答えた。
「真人様の町を襲ったのは、猪熊が手配した兵と京から派遣されて来た兵達の混成軍です。その中には、かの大陰陽師、安倍晴明も含まれます。そして、その計画やタイミングを指示した男……それが、竹中半兵衛です」
──さすが楓。俺が知りたかった事を、何もかもハッキリさせやがった。
差し出されたお茶を一気に飲み干し、家康は一息付いた。ようやく少し、落ち着いて来たみたいだ。俺はその様子を、元いた位置に座る土方と共に眺めていた。すると、家康がブツブツと独り言を言い出した。
「ふぅ……全く。あの忠勝は……」
多少、落ち着きを取り戻しても、怒りはまだ冷めやらないみたいだ。まあ、無理もない。
俺でも、あの書状には唖然としたからな……誰が見ても分かる様な、明らかな偽物。おまけに誤字脱字だらけ。幾ら何でも『りえやす』って……もう、わざと馬鹿にしてるとしか思えない。自分の名前を間違える奴がいる訳ないだろ……。
「あれを信じる程、忠勝ってのは馬鹿なのか?」
俺は隣の土方に尋ねた。
「貴様っ……! 忠勝様を愚弄するかっ! 忠勝様は、その……あれだ、純粋なのだ! 人よりも少しだけ、物事を信じやすい御方なのだ!」
焦った様に、苦しい言い訳をする土方。そりゃあ、自分の主を馬鹿だとは言えないわな……。
「まあいい。それより家康……約束を果たせ」
俺はあたふたする土方を他所に、未だにブツブツと独り言を呟く家康に促した。家康はハッと我に返り、俺の方に目を向けた。
「約束……うむ。そうじゃったな……確か、妾に聞きたい事があるとか……」
楓を救い出したら、知っている事を全て話すという約束だ。晴明の事、半兵衛の事、そして今回の猪熊達の事……俺の町を襲った奴と、何か関係があるのか。
「知っている事、全て話して貰うぞ」
俺は家康に対し、軽く凄んだ。少し緩んでいた場の空気が、一瞬にしてピリッと張り詰める。すると、家康は真剣な表情になり、話し始めた。
「何を聞きたい? お主の町を襲った奴の事か?」
「それもあるが……いや、その事にも関係しているかも知れん。家康、竹中半兵衛と言う男を知っているか?」
そもそも、全ての元凶はこの男の可能性が高い。こいつには聞きたい事が山程あるんだ。天鬼達を炊き付けたのは、本当に東の森が欲しかったからなのか。やはり裏で、マウロと繋がっていたんだろうか。町を襲った、晴明であろう人物との関係は……。全て、本人に話を聞く事が出来ればハッキリする筈だ。家康は半兵衛の名前が出て来たのが意外だったのか、少し表情を顰めながら答えた。
「ふむ……竹中半兵衛とな。聞いた事があるのお……確か堺の豪商、豊臣秀吉の家臣の名が、その様な名前だった気がするのじゃが……」
黙って話を聞いている、楓がピクリと反応した。何か知っているのかも知れない。しかし、俺はそれよりも気になる事があった。
「豪商って……豊臣秀吉って商人なのか?」
異世界でも、有名な人物には違いないみたいだが。俺の反応を見て、家康はまたも意外そうな顔で答えた。
「豊臣を知っておるのか? あれは間違いなく商人じゃよ……それも、かなりのやり手じゃ。なにしろ、あ奴の領地は金で買ったとも言われておるくらいじゃからの。今では西で、奴の名を知らぬ者はおるまい。商人でもあり、町を納める領主でもある……それが豊臣秀吉と言う男じゃ」
なるほど……異世界の秀吉は、商人から成り上がったのか。どちらにしても、凄い人物である事に間違いはなさそうだ。そして、半兵衛はその家臣……という事は、今回の件に秀吉も絡んで来るのか? 一体、目的は何なんだろう……いよいよ、ややこしくなって来た。
「なるほどな……それより、楓。お前、何か知っているのか?」
明らかにさっき、家康の言葉に反応してたからな。俺の発言を受けて、皆の視線が楓に注がれる。それを見て、家康が口を開いた。
「楓、知っている事があるのなら申してみい」
「はっ!」
家康に促され、楓は軽くその場で頭を下げた。そして、静かに口を開く。
「恐れながら申し上げます。その竹中半兵衛という男、猪熊達と繋がっております。そして、おそらく京とも……」
「なにっ!?」
隣で土方が驚きの声を上げた。後ろの新八達も、動揺を隠せていない。猪熊が半兵衛と繋がってたのが、そんなに驚く様な事なのだろうか……想定内の様な気もするのだが。しかし、土方達が驚いたのは、その事では無かった様だ。
「豊臣が京と内通してるだと……」
土方がボソリと呟いた。ああ、猪熊じゃなくて、そっちに驚いてたのか。
「何をそんなに驚いてるんだ?」
俺は土方に率直に尋ねた。土方は、忌々しそうにしながら口を開く。
「西は長年、京とそれ以外の領地が覇権を争っているのだ。帝の一族以外は認めない京と、武家出身の者達でな。そこに近年、台頭してきたのが堺の豊臣だ。今や豊臣は、京以外の西大和全てを、掌握しつつあると言っても過言ではない大名だ。だが、京だけはそう簡単には落とせん。なにしろ、ヤマト全土に京の影響が色濃く残っているからな……かつてこの国を治めていた、帝の復権を願う奴等が。その京が他領の者、しかも、よりによって豊臣と手を結ぶ等、考えられん事なのだ」
更に家康が、補足する様に話を続けた。
「プライドの高い京の事じゃ。おそらく、豊臣の方が軍門に下ったと見る方が正しかろう。自分達以外の者を見下しておる、京が同盟に応じるとは考えにくいからの。まして、豊臣の支配下に入るなど……それこそありえぬ」
二人は少し、興奮気味に話し終えると黙り込んだ。おそらく、情報を頭の中で整理しているんだろう。俺も同じ様に、二人の話を咀嚼していた。
要するに、京は自分達以外の領地、特に豊臣とは仲が悪い……なのに、手を組んだ可能性がある。プライドの高い京が、同盟や豊臣の傘下に入る事を了承するとは思えないから、おそらく、豊臣側が京の傘下に入った。その京・豊臣連合と、猪熊達は繋がっている……簡単に言えば、そういう事だろ? 悪いがこの話、穴だらけだ。信憑性が低すぎる。どう考えても、暗躍してるのは半兵衛であり、秀吉だろ……何か企んでいるとしか思えない。何故、その可能性を考えないんだ……。
まあ、俺には関係ない話だけど。俺が知りたいのは、町を襲った奴等の事だけだ。政治的な話なんか興味ない。
「どうでもいいけど、結局、俺の町を襲ったのは誰なんだ? 半兵衛の差し金なのか?」
「どうでもいいって、お主……」
自分達にとって脅威に成り得る存在に、全く興味を示さない俺を見て、家康が呆れた様に呟いた。俺はそれを無視し、楓に答えるよう促す。すると、楓は家康の手前、少し気まずそうな顔で答えた。
「真人様の町を襲ったのは、猪熊が手配した兵と京から派遣されて来た兵達の混成軍です。その中には、かの大陰陽師、安倍晴明も含まれます。そして、その計画やタイミングを指示した男……それが、竹中半兵衛です」
──さすが楓。俺が知りたかった事を、何もかもハッキリさせやがった。
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