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第一部
31.小競り合い
「それでは、蹴散らしに行くとするか……」
朝早く叩き起こされて、はっきりしない頭でルキウスが何やら言い出したのを、私はボーッと聞き返した。
「何をだ?」
「其方の力を見せつけてやると良い」
いや、答えになっていない……。
大方、国境付近で小競り合いをしている奴らを、本気で蹴散らしにいくつもりなのだろうな。まあ、小さな諍いですんでいるのは帝国が強大だからだろうな。腐ってても。
はぁ。その小競り合いの裏で、攻め込むための情報収集や戦争に向けての力を蓄えられていても面倒だしな。
確かに、早いうちに片をつけた方が良いかもしれぬが……。
「ふむ、では行くか」
「……やけに素直だな。悪態が飛んでくると思っていたが」
「む? だが、魔力をぶっ放すのは好きだからな。この城の結界のせいで、ずっと抑え付けられたままで体が鈍っていたのだ。遠慮なく、ぶっ放せるなら、それに越した事はあるまい」
私がふふんと笑うと、ルキウスがやはり猿だなと言ったので、私はムッとしたが許してやった。目覚めてからの全ての苛々や憤りを、敵に向けてぶっ放してやるのだ。
「ふははははっ!!」
「下品な笑い方をするな。皇太子妃らしい振る舞いをしろ」
「い゛っ!」
私が腰に手を当て、気持ち良く笑っていると、ルキウスから突然背中を蹴られてしまった。
いや、まだ皇太子妃ではないし。ただの婚約者だし。私がそう思いながら、ジトっとした目でルキウスを見ていると、また蹴られてしまった。
私は黒のローブに身を包み、城の広場へと行くと近衛隊の者が数名と騎士数名が待機していた。なびく旗は、帝国旗と皇帝が出陣する事をあらわす皇帝旗だ。
私を象徴する絵が描かれているが、見る度に何とも言えぬ気持ちになるな。私は何度もマルクスにやめろと言ったのに……国の名にしても、旗にしても。
だがルキウスはまだ皇帝ではないのに、この旗を使えるとは……もう現皇帝には何の力もないのだな。なのに、何故帝位を交代しないのだろうか……。
私がルキウスの隣で、ぼんやり旗を見ていると、突然ルキウスに口付けられて息が止まりそうなくらい驚いた。
ルキウスからしたら、戦の前に皆を鼓舞するようなものなのだろうが……こういう事は言っておいて欲しい。
ルキウスが皆に、我らには建国の魔女の加護がついているとか何とか言っているのをジトっとした目で見ながら、私はルキウスと騎士たちを引き連れて、転移するための魔法陣でも描く事にした。
以前、墓に行った時も思ったが、城の主の許可さえあれば転移魔法が使えるのだな。という事は、攻撃魔法も使えるのだろうな……。
己で張った結界だが、何せ1200年も前のことだからいまいち覚えていないのだ。我ながら良く出来た結界だとは思うが……。
はぁ、我ながら忌々しい……。
「ルイーザ、では転移しろ」
「承知致しました」
私はルイーザのように微笑み、魔法陣を始動させ、皆を連れ小競り合いが続く国境付近へと転移した。
「おお! 確かにやっているな」
私は戦況が見渡せる場所へと転移し、今から血祭りにあうであろう者達を見下ろした。
「だが、こちらが有利だな。心配するほどの事でもないと思うが……」
「そのような事は関係ない。二度と我が帝国に逆らう気を起こさぬように、徹底的に潰してやる。今日は其方の加護の復活が大陸中に知れ渡れば良い。思いっきり、焼くなり煮るなり好きにしろ」
私がコソコソとルキウスに話しかけると、ルキウスはそう言いながら嗜虐心が満たされているかのような笑みを浮かべていた。
「私が好きなのは火炎魔法だ。骨まで焼き尽くせるので、死体の処理をしなくても良いだろう? 何より豪快でスカッとするぞ」
「だが魔法の力を示すのであれば、一瞬で焼き尽くすよりはじわじわと実感させながら殺してやりたいものだが……。ふむ、死体を残すようにしろ」
ルキウスの言葉に、私が何が良いかなと考えているとルキウスが凍らせてしまえと言った。
「王の前に凍らせたまま死体を転移させてやれ。無論、どのような方法でも溶けぬように永久凍土の中に封じ込めるのだ」
その後、味方まで凍らさぬように味方には結界を張ってから、広域的に凍結魔法を使えと命じてきたのだが、なんだろうな……勿論出来るが何やら腑に落ちぬな……。
どれほどの魔力を消費するか分かっていて……言っているのだろうか……いや、分かっていないのだろうな。例え分かっていても気遣うような心は持ち合わせておらぬのがルキウスだ。
私がルキウスを不満そうに見ていると、返事はと聞かれたので、不満さを隠す事なく仰せのままにと答えてやった。
「ルドヴィカ、後で覚えていろよ」
「っ!」
すると、突然腰を抱かれ、耳元でとても低く冷たい声で囁かれ、私は背筋に悪寒が走った。
恐ろしい……今、魔力を大量に消費する以上に恐ろしい事があとで待ち受けていそうだ……。
くそっ、従属の焼印さえ押されていなければ、今すぐ転移魔法で生まれ故郷に逃げてやるのに……。
……いやでも、逃げられるのだろうか……もし逃げられたとして……私はルキウスの事を忘れられるのだろうか……ずっと心の中に楔として残って、結局苦しい思いをしないだろうか……。
………………。
はぁ、本当に我ながらチョロイ……チョロ過ぎる……情けない……。
「ルイーザ、どうした?」
「あ、いえ……何でもありません」
ルキウスが近衛兵達に指示を出しながら、私に声をかけたので、私は慌てて首を横に振る。
はぁ、駄目だ。今は余計な事は考えずに集中しよう。ただでさえ、大量の魔力を使うのだからな。
私は魔力を己の体へと巡らせる事にした。私が己の魔力に包まれると、大気が動き、風と共に己のローブやルキウス達のマントも舞い翻る。
私はルキウスの指示通り、まず味方と敵を目視で分け、その後味方だけ少し離したところへと動かし、まとめて結界で包む。
並々ならぬ雰囲気を感じ、私の方へ矢を射る者たちがいるが、そんな事をしても無駄だ。私はこちら側にも結界を張っているし、それに今私の体は魔力を全身へと行き渡らせてあるので、矢如きでは傷つけられぬ。
「ルイーザ。隊長格の者と補佐をする者を1名ずつ残せ」
「分かりました。congelazione!」
私が呪文を唱えた瞬間、辺りが冷たい空気に包まれ始め、吹雪があやつらを襲う。そして足下からジワジワと凍っていき、やがて完全に凍りついた。
生きたまま、己の体が凍っていくさまは、とても恐ろしいだろうな。慌てふためくさまが、実に痛感だ。
やはり、私は戦場で敵を殲滅しているほうが好きだな。城の中は窮屈だ。
「殿下、終わりました」
「クッ、そのようだな」
ルキウスが愉快そうに凍った奴らを眺めながら、満足げにそう言った。
「ルイーザ、補佐官の動きを一時的に止めろ。あの者には、事の顛末を全て報告させねばならぬからな。あとで、その氷と共に、あやつらの王の前へと転移させろ」
「承知致しました。隊長格の者はどう致しますか?」
「それは私が殺す」
新しいおもちゃを手に入れたように笑ったルキウスに底冷えするような恐怖すら覚えたが、私は表情を崩さず承知の意を示した。
「では皆の者、下へと降りるぞ」
ルキウスの掛け声と共に、皆が馬で崖を降りて行ったのを見つめながら、流石だなと感心した。
「崖を馬で降りれるとは余程訓練を積んでいるのだな」
「このような時に当たり前の事を馬鹿面を下げて言うな、愚か者」
「………………」
ルキウスに横腹を肘で打たれて、私はルキウスを睨みながら、差し出してきたルキウスの手を取り、私たちも下へと降りた。
「Il vento. Vola in alto nel cielo.」
風を舞い上がらせ、体を浮かせながら降りているので、下から見ていると然ながら空でも飛べるように見えるのだろうな……。
まあ実際は飛べぬし、体を風の抵抗で浮かせているだけだが……。まあ魔法の力を見せつけるなら、こういうのも良いだろう。
朝早く叩き起こされて、はっきりしない頭でルキウスが何やら言い出したのを、私はボーッと聞き返した。
「何をだ?」
「其方の力を見せつけてやると良い」
いや、答えになっていない……。
大方、国境付近で小競り合いをしている奴らを、本気で蹴散らしにいくつもりなのだろうな。まあ、小さな諍いですんでいるのは帝国が強大だからだろうな。腐ってても。
はぁ。その小競り合いの裏で、攻め込むための情報収集や戦争に向けての力を蓄えられていても面倒だしな。
確かに、早いうちに片をつけた方が良いかもしれぬが……。
「ふむ、では行くか」
「……やけに素直だな。悪態が飛んでくると思っていたが」
「む? だが、魔力をぶっ放すのは好きだからな。この城の結界のせいで、ずっと抑え付けられたままで体が鈍っていたのだ。遠慮なく、ぶっ放せるなら、それに越した事はあるまい」
私がふふんと笑うと、ルキウスがやはり猿だなと言ったので、私はムッとしたが許してやった。目覚めてからの全ての苛々や憤りを、敵に向けてぶっ放してやるのだ。
「ふははははっ!!」
「下品な笑い方をするな。皇太子妃らしい振る舞いをしろ」
「い゛っ!」
私が腰に手を当て、気持ち良く笑っていると、ルキウスから突然背中を蹴られてしまった。
いや、まだ皇太子妃ではないし。ただの婚約者だし。私がそう思いながら、ジトっとした目でルキウスを見ていると、また蹴られてしまった。
私は黒のローブに身を包み、城の広場へと行くと近衛隊の者が数名と騎士数名が待機していた。なびく旗は、帝国旗と皇帝が出陣する事をあらわす皇帝旗だ。
私を象徴する絵が描かれているが、見る度に何とも言えぬ気持ちになるな。私は何度もマルクスにやめろと言ったのに……国の名にしても、旗にしても。
だがルキウスはまだ皇帝ではないのに、この旗を使えるとは……もう現皇帝には何の力もないのだな。なのに、何故帝位を交代しないのだろうか……。
私がルキウスの隣で、ぼんやり旗を見ていると、突然ルキウスに口付けられて息が止まりそうなくらい驚いた。
ルキウスからしたら、戦の前に皆を鼓舞するようなものなのだろうが……こういう事は言っておいて欲しい。
ルキウスが皆に、我らには建国の魔女の加護がついているとか何とか言っているのをジトっとした目で見ながら、私はルキウスと騎士たちを引き連れて、転移するための魔法陣でも描く事にした。
以前、墓に行った時も思ったが、城の主の許可さえあれば転移魔法が使えるのだな。という事は、攻撃魔法も使えるのだろうな……。
己で張った結界だが、何せ1200年も前のことだからいまいち覚えていないのだ。我ながら良く出来た結界だとは思うが……。
はぁ、我ながら忌々しい……。
「ルイーザ、では転移しろ」
「承知致しました」
私はルイーザのように微笑み、魔法陣を始動させ、皆を連れ小競り合いが続く国境付近へと転移した。
「おお! 確かにやっているな」
私は戦況が見渡せる場所へと転移し、今から血祭りにあうであろう者達を見下ろした。
「だが、こちらが有利だな。心配するほどの事でもないと思うが……」
「そのような事は関係ない。二度と我が帝国に逆らう気を起こさぬように、徹底的に潰してやる。今日は其方の加護の復活が大陸中に知れ渡れば良い。思いっきり、焼くなり煮るなり好きにしろ」
私がコソコソとルキウスに話しかけると、ルキウスはそう言いながら嗜虐心が満たされているかのような笑みを浮かべていた。
「私が好きなのは火炎魔法だ。骨まで焼き尽くせるので、死体の処理をしなくても良いだろう? 何より豪快でスカッとするぞ」
「だが魔法の力を示すのであれば、一瞬で焼き尽くすよりはじわじわと実感させながら殺してやりたいものだが……。ふむ、死体を残すようにしろ」
ルキウスの言葉に、私が何が良いかなと考えているとルキウスが凍らせてしまえと言った。
「王の前に凍らせたまま死体を転移させてやれ。無論、どのような方法でも溶けぬように永久凍土の中に封じ込めるのだ」
その後、味方まで凍らさぬように味方には結界を張ってから、広域的に凍結魔法を使えと命じてきたのだが、なんだろうな……勿論出来るが何やら腑に落ちぬな……。
どれほどの魔力を消費するか分かっていて……言っているのだろうか……いや、分かっていないのだろうな。例え分かっていても気遣うような心は持ち合わせておらぬのがルキウスだ。
私がルキウスを不満そうに見ていると、返事はと聞かれたので、不満さを隠す事なく仰せのままにと答えてやった。
「ルドヴィカ、後で覚えていろよ」
「っ!」
すると、突然腰を抱かれ、耳元でとても低く冷たい声で囁かれ、私は背筋に悪寒が走った。
恐ろしい……今、魔力を大量に消費する以上に恐ろしい事があとで待ち受けていそうだ……。
くそっ、従属の焼印さえ押されていなければ、今すぐ転移魔法で生まれ故郷に逃げてやるのに……。
……いやでも、逃げられるのだろうか……もし逃げられたとして……私はルキウスの事を忘れられるのだろうか……ずっと心の中に楔として残って、結局苦しい思いをしないだろうか……。
………………。
はぁ、本当に我ながらチョロイ……チョロ過ぎる……情けない……。
「ルイーザ、どうした?」
「あ、いえ……何でもありません」
ルキウスが近衛兵達に指示を出しながら、私に声をかけたので、私は慌てて首を横に振る。
はぁ、駄目だ。今は余計な事は考えずに集中しよう。ただでさえ、大量の魔力を使うのだからな。
私は魔力を己の体へと巡らせる事にした。私が己の魔力に包まれると、大気が動き、風と共に己のローブやルキウス達のマントも舞い翻る。
私はルキウスの指示通り、まず味方と敵を目視で分け、その後味方だけ少し離したところへと動かし、まとめて結界で包む。
並々ならぬ雰囲気を感じ、私の方へ矢を射る者たちがいるが、そんな事をしても無駄だ。私はこちら側にも結界を張っているし、それに今私の体は魔力を全身へと行き渡らせてあるので、矢如きでは傷つけられぬ。
「ルイーザ。隊長格の者と補佐をする者を1名ずつ残せ」
「分かりました。congelazione!」
私が呪文を唱えた瞬間、辺りが冷たい空気に包まれ始め、吹雪があやつらを襲う。そして足下からジワジワと凍っていき、やがて完全に凍りついた。
生きたまま、己の体が凍っていくさまは、とても恐ろしいだろうな。慌てふためくさまが、実に痛感だ。
やはり、私は戦場で敵を殲滅しているほうが好きだな。城の中は窮屈だ。
「殿下、終わりました」
「クッ、そのようだな」
ルキウスが愉快そうに凍った奴らを眺めながら、満足げにそう言った。
「ルイーザ、補佐官の動きを一時的に止めろ。あの者には、事の顛末を全て報告させねばならぬからな。あとで、その氷と共に、あやつらの王の前へと転移させろ」
「承知致しました。隊長格の者はどう致しますか?」
「それは私が殺す」
新しいおもちゃを手に入れたように笑ったルキウスに底冷えするような恐怖すら覚えたが、私は表情を崩さず承知の意を示した。
「では皆の者、下へと降りるぞ」
ルキウスの掛け声と共に、皆が馬で崖を降りて行ったのを見つめながら、流石だなと感心した。
「崖を馬で降りれるとは余程訓練を積んでいるのだな」
「このような時に当たり前の事を馬鹿面を下げて言うな、愚か者」
「………………」
ルキウスに横腹を肘で打たれて、私はルキウスを睨みながら、差し出してきたルキウスの手を取り、私たちも下へと降りた。
「Il vento. Vola in alto nel cielo.」
風を舞い上がらせ、体を浮かせながら降りているので、下から見ていると然ながら空でも飛べるように見えるのだろうな……。
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