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第11章
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「えっ」
「まさか…」
それは、脅しだろ?
そんなことが、あるわけがないだろ、と男はにらみつける。
「あれ?キミたち…あの部屋に入っただろ?」
そうだよな、といきなり聞いてくるので…
何でそのことを知っているのだ、と宗太郎は背筋に寒気が走った。
「それは、ウソだ!」
すぐさま神林君が、鋭い声で否定する。
一体、どういうことなんだ?
宗太郎は、どっちのことを信じればいいのかわからずに、目を
キョロキョロとさせている。
だが男は、少しも慌てる様子もなく…
「あれ?おかしいなぁ~
さっき、見ただろ?
あの鍵のかかる部屋!」
まるで宗太郎たちを惑わすように、重ねて言ってくる。
「あれは…ボクたちが、勝手に入ったから!」
言い訳のように、宗太郎が言う。
「あれれ?
すぐに、出られなかっただろ?」
だが…オジサンは、宗太郎たちを惑わすように、にぃっと笑いながら、
続けて言う。
「それは、そう…だけど」
次第に宗太郎は、自分の記憶に自信がなくなっていく。
確かに…カギをかけられた。
じゃあ、かけたのは、誰だ?
宗太郎は、思い起こしてみる。
この家に着て、あの部屋に連れてきたのは…神林君だ!
「えっ?」
自分の思い出したことに、自分で驚く。
「そうだろう?」
オジサンは、ニヤニヤしながら、宗太郎の反応を楽しんでいる。
「あの家を作ったのは、じいさんだ。
あの部屋の仕掛けも…じいさんが作ったんだ」
さらに重ねて言うので、宗太郎もうなづくしかない。
記憶の中の自分は…確か、一人ではなかった、と思う。
顔はまったく思い出せないけれど、自分と年恰好も背丈まで、
ピッタリ同じの男の子がいた…?
ふいに、よみがえる自分の記憶に、宗太郎は狼狽した。
「まさか…」
それは、脅しだろ?
そんなことが、あるわけがないだろ、と男はにらみつける。
「あれ?キミたち…あの部屋に入っただろ?」
そうだよな、といきなり聞いてくるので…
何でそのことを知っているのだ、と宗太郎は背筋に寒気が走った。
「それは、ウソだ!」
すぐさま神林君が、鋭い声で否定する。
一体、どういうことなんだ?
宗太郎は、どっちのことを信じればいいのかわからずに、目を
キョロキョロとさせている。
だが男は、少しも慌てる様子もなく…
「あれ?おかしいなぁ~
さっき、見ただろ?
あの鍵のかかる部屋!」
まるで宗太郎たちを惑わすように、重ねて言ってくる。
「あれは…ボクたちが、勝手に入ったから!」
言い訳のように、宗太郎が言う。
「あれれ?
すぐに、出られなかっただろ?」
だが…オジサンは、宗太郎たちを惑わすように、にぃっと笑いながら、
続けて言う。
「それは、そう…だけど」
次第に宗太郎は、自分の記憶に自信がなくなっていく。
確かに…カギをかけられた。
じゃあ、かけたのは、誰だ?
宗太郎は、思い起こしてみる。
この家に着て、あの部屋に連れてきたのは…神林君だ!
「えっ?」
自分の思い出したことに、自分で驚く。
「そうだろう?」
オジサンは、ニヤニヤしながら、宗太郎の反応を楽しんでいる。
「あの家を作ったのは、じいさんだ。
あの部屋の仕掛けも…じいさんが作ったんだ」
さらに重ねて言うので、宗太郎もうなづくしかない。
記憶の中の自分は…確か、一人ではなかった、と思う。
顔はまったく思い出せないけれど、自分と年恰好も背丈まで、
ピッタリ同じの男の子がいた…?
ふいに、よみがえる自分の記憶に、宗太郎は狼狽した。
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