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第13章
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「どう思うって…」
いきなりそう聞かれて、宗太郎は戸惑う。
そもそも何をしていたのか、宗太郎は知らない…
「やめろよ」
神林君が止める。
「ソータローは、何も知らないんだ」
宗太郎をかばうように、前に立つ。
だがオジサンは、宗太郎の顔をのぞき込むようにする。
「ホントーに、何も知らないのかなぁ」
ゾッとするような目付きで、射るようにして見る。
その瞳は、まるで…お前の考えは、すべてお見通しなんだぞ…と、
言っているようだ。
何も心当たりがないのにも関わらず、何だか落ち着かない気分になる。
「わからないぞぉ~本当は覚えているのに、知らないふりをしている
のかもしれないぞぉ」
しつこいくらいに、からんでくる。
「いい加減にしろよ!」
神林君よりも先に…例のオジサンのパートナーである男の人が、
オジサンの腕を引く。
「この子に八つ当たりをしても、仕方がないだろ!
自分でどうにかしなくては!」
その人の言うことも、何か引っかかるものがある。
それは、清子も動揺だったらしく…
「どうにかって、なに?」
リンとした声で、すかさず口をはさむ。
「何も知らないガキは、口をはさむもんじゃない!」
やはり、虫の居所が悪いのか、噛みつくように言う。
「あ~素直に…出すもの出して、言ってくれたらよかったのになぁ」
わざときこえるくらいに大きな声で、オジサンが言った。
いきなりそう聞かれて、宗太郎は戸惑う。
そもそも何をしていたのか、宗太郎は知らない…
「やめろよ」
神林君が止める。
「ソータローは、何も知らないんだ」
宗太郎をかばうように、前に立つ。
だがオジサンは、宗太郎の顔をのぞき込むようにする。
「ホントーに、何も知らないのかなぁ」
ゾッとするような目付きで、射るようにして見る。
その瞳は、まるで…お前の考えは、すべてお見通しなんだぞ…と、
言っているようだ。
何も心当たりがないのにも関わらず、何だか落ち着かない気分になる。
「わからないぞぉ~本当は覚えているのに、知らないふりをしている
のかもしれないぞぉ」
しつこいくらいに、からんでくる。
「いい加減にしろよ!」
神林君よりも先に…例のオジサンのパートナーである男の人が、
オジサンの腕を引く。
「この子に八つ当たりをしても、仕方がないだろ!
自分でどうにかしなくては!」
その人の言うことも、何か引っかかるものがある。
それは、清子も動揺だったらしく…
「どうにかって、なに?」
リンとした声で、すかさず口をはさむ。
「何も知らないガキは、口をはさむもんじゃない!」
やはり、虫の居所が悪いのか、噛みつくように言う。
「あ~素直に…出すもの出して、言ってくれたらよかったのになぁ」
わざときこえるくらいに大きな声で、オジサンが言った。
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