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第10章 思いがけない味方
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何とか打つ手はないものか…
珠紀は考え込む。
このまま手をこまねいているしか、ないのか?
それはいやだ…と黙って考え込んでいると
「坊ちゃんのこと、許してあげてね!
本当は、悪気がないと思うの」
オバサンは珠紀にささやいた。
悪気があったら困るわ、と珠紀は心の中でそう思う。
「でも、どうして私をここに?」
いくら何でも、乱暴すぎるのではないか、とそう思う。
だがオバサンは、それには答えずに、困ったように頭を振る。
突然どこからか、
「おまえたち、そこで何を話しているんだ?」
男の声がする。
空耳か?
珠紀がキョロキョロとすると、
「あっ、もしかして…さっきの話、聞こえたのかしら?」
オバサンは、しまったという顔をする。
「さっさとしないと、また閉じ込めるぞ」
低い声が、どこからか聞こえてくる。
(まるでとんでもない、地獄耳だ…)
オバサンはペコリと珠紀に頭を下げると、
『あの壁よ』と小さな声でささやく。
『壁?』
何のこと…と思うと、壁にかかる額に、小さな黒い穴が
空いているのが見えた。
『あそこに…隠しマイクとカメラが、仕込まれているの。
私たち…一応、監視されてるからね』
小さな声でささやくと、それに合わせるようにして、
「そうだ。だから、余計な企みは、しない方が身のためだ」
ハッキリとした口調でそう言うと、絵の額の虫食いのような小さな穴が、
キラリと光ったような、錯覚を覚えた。
珠紀は考え込む。
このまま手をこまねいているしか、ないのか?
それはいやだ…と黙って考え込んでいると
「坊ちゃんのこと、許してあげてね!
本当は、悪気がないと思うの」
オバサンは珠紀にささやいた。
悪気があったら困るわ、と珠紀は心の中でそう思う。
「でも、どうして私をここに?」
いくら何でも、乱暴すぎるのではないか、とそう思う。
だがオバサンは、それには答えずに、困ったように頭を振る。
突然どこからか、
「おまえたち、そこで何を話しているんだ?」
男の声がする。
空耳か?
珠紀がキョロキョロとすると、
「あっ、もしかして…さっきの話、聞こえたのかしら?」
オバサンは、しまったという顔をする。
「さっさとしないと、また閉じ込めるぞ」
低い声が、どこからか聞こえてくる。
(まるでとんでもない、地獄耳だ…)
オバサンはペコリと珠紀に頭を下げると、
『あの壁よ』と小さな声でささやく。
『壁?』
何のこと…と思うと、壁にかかる額に、小さな黒い穴が
空いているのが見えた。
『あそこに…隠しマイクとカメラが、仕込まれているの。
私たち…一応、監視されてるからね』
小さな声でささやくと、それに合わせるようにして、
「そうだ。だから、余計な企みは、しない方が身のためだ」
ハッキリとした口調でそう言うと、絵の額の虫食いのような小さな穴が、
キラリと光ったような、錯覚を覚えた。
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