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第8章 援軍来たる…
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「杏子のアパートは、どの辺?」
一日、体力を使ったので、すっかり2人とも、疲れ切っている。
「もう少し、向こうの方…」と答えつつも、
「早く、ご飯食べよう?もう、目が回りそう」
おどけて、杏子はより目をしてみせた。
笑いながらも、通り沿いの看板に目を走らせる。
「そうねぇ…カレーにする?ラーメンにする?
それとも…ガッツリと焼き肉?」
焼肉もいいわねぇ~と、女同士だと、遠慮がない。
キョロキョロしながら、物色していると…
ふと、目を引く看板が目に入った。
「ね、あの店…可愛くない?」
うどん屋や、お好み焼き屋の間に、チョコンと小さな店先が、
はさまれているのが、チラリと見えた。
「カフェみたいだけど…いいの?」
好ましくはあったけれど…ガッツリ系には、見えない。
「別に、いいよぉ~」
あれこれ迷うより、目につく店に入ろう…という作戦のようだ。
「もう、お腹がペコペコ~」
大げさに、お腹をさする杏子を見て、それならば…と、
白い看板が可愛らしい、小鳥の可愛いデザインのお店に、
とりあえず入ることにした。
白い建物の取っ手を押すと…
カランカラン…昔馴染みのカウベルが鳴る。
昭和レトロな雰囲気だけれど、平成生まれの待子たちにも、
なぜだか懐かしさを感じさせられる。
妙に、この店の雰囲気に似合っている。
入ってすぐに、グッピーが大量発生的に泳ぐ水槽が見える。
中からは、極力ボリュームが抑え気味に、ピアノの曲が
流れている。
なぜだかホッとして、待子はゆっくりと、この妙に懐かしい
雰囲気のある店に、ゆっくりと足を踏み入れていた。
一日、体力を使ったので、すっかり2人とも、疲れ切っている。
「もう少し、向こうの方…」と答えつつも、
「早く、ご飯食べよう?もう、目が回りそう」
おどけて、杏子はより目をしてみせた。
笑いながらも、通り沿いの看板に目を走らせる。
「そうねぇ…カレーにする?ラーメンにする?
それとも…ガッツリと焼き肉?」
焼肉もいいわねぇ~と、女同士だと、遠慮がない。
キョロキョロしながら、物色していると…
ふと、目を引く看板が目に入った。
「ね、あの店…可愛くない?」
うどん屋や、お好み焼き屋の間に、チョコンと小さな店先が、
はさまれているのが、チラリと見えた。
「カフェみたいだけど…いいの?」
好ましくはあったけれど…ガッツリ系には、見えない。
「別に、いいよぉ~」
あれこれ迷うより、目につく店に入ろう…という作戦のようだ。
「もう、お腹がペコペコ~」
大げさに、お腹をさする杏子を見て、それならば…と、
白い看板が可愛らしい、小鳥の可愛いデザインのお店に、
とりあえず入ることにした。
白い建物の取っ手を押すと…
カランカラン…昔馴染みのカウベルが鳴る。
昭和レトロな雰囲気だけれど、平成生まれの待子たちにも、
なぜだか懐かしさを感じさせられる。
妙に、この店の雰囲気に似合っている。
入ってすぐに、グッピーが大量発生的に泳ぐ水槽が見える。
中からは、極力ボリュームが抑え気味に、ピアノの曲が
流れている。
なぜだかホッとして、待子はゆっくりと、この妙に懐かしい
雰囲気のある店に、ゆっくりと足を踏み入れていた。
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