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第9章 ネクストミッション!
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「よかった!無事だったのね」
その女性は、まっすぐにひよりちゃんに近付いて行く。
手には大きな紙袋を2つ、ぶら下げている。
さらに肩には、トートバッグが1つ。
チラリと牛乳パックが、顏をのぞかせていた。
その人の姿を見つけると、ひよりちゃんの顔がパァッと明るくなり
「お母さん!」
パッと立ち上がると、駆け寄って行く。
どんなにシッカリ見えても、やはり中身はまだまだ子供。
きっと心細かったのだろう…
「お母さん」としがみついて行くと、安心したように
「よかったぁ~」と声を上げる。
お母さんは、そんなひよりちゃんを、しっかりと受け止めていた。
入口の側には、サラさんとクマガイさんが、ニコニコしながらも
こちらを見守っている。
ひよりちゃんを抱きかかえたまま、
「ありがとうございます」
お母さんは荷物をゆっくりと床に置くと
「ところで…冷蔵庫は、どこにありますか?」
すかさず聞いた。
「よかったぁ~」
思わずため息が漏れる。
ひよりちゃんのお母さんが来てから、ようやくひよりちゃんが目に見えて
元気を取り戻しているのが、ハッキリ見て取れた。
「やっぱり、ひよりちゃんもおかあさんが1番なのねぇ」
しみじみと待子が言うと、
「それはそうでしょ!」
キッパリとサラさんも言う。
「いきなりお父さんが来て、あわてて家をとびだして…
知らないクマオトコと一緒に暮らすとなると…
そりゃあ誰だって、怖いわよぉ」
サラさんはキッパリと言った。
その女性は、まっすぐにひよりちゃんに近付いて行く。
手には大きな紙袋を2つ、ぶら下げている。
さらに肩には、トートバッグが1つ。
チラリと牛乳パックが、顏をのぞかせていた。
その人の姿を見つけると、ひよりちゃんの顔がパァッと明るくなり
「お母さん!」
パッと立ち上がると、駆け寄って行く。
どんなにシッカリ見えても、やはり中身はまだまだ子供。
きっと心細かったのだろう…
「お母さん」としがみついて行くと、安心したように
「よかったぁ~」と声を上げる。
お母さんは、そんなひよりちゃんを、しっかりと受け止めていた。
入口の側には、サラさんとクマガイさんが、ニコニコしながらも
こちらを見守っている。
ひよりちゃんを抱きかかえたまま、
「ありがとうございます」
お母さんは荷物をゆっくりと床に置くと
「ところで…冷蔵庫は、どこにありますか?」
すかさず聞いた。
「よかったぁ~」
思わずため息が漏れる。
ひよりちゃんのお母さんが来てから、ようやくひよりちゃんが目に見えて
元気を取り戻しているのが、ハッキリ見て取れた。
「やっぱり、ひよりちゃんもおかあさんが1番なのねぇ」
しみじみと待子が言うと、
「それはそうでしょ!」
キッパリとサラさんも言う。
「いきなりお父さんが来て、あわてて家をとびだして…
知らないクマオトコと一緒に暮らすとなると…
そりゃあ誰だって、怖いわよぉ」
サラさんはキッパリと言った。
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