226 / 428
第10章 思いがけない味方登場
8
しおりを挟む
ひよりちゃんの家に、様子を見に行った日…
ついでに買ってきた食材で、何か夕食でも作ろうか…と、
ようやくそろえたフライパンや鍋を取り出し、イソイソとしていた。
するといきなり、ガタガタと引き戸をゆする音がする。
「なになに?なんなの?
ひよりちゃんは、いないはずよ」
イヤな予感に襲われる。
(こんなことをするのは、ひよりちゃんか、レイコさんに決まってる)
のんきにかまえていると、さらに激しくガタガタとゆすっている。
「だれよ、しつこいなぁ」
なおも執拗にゆすった後、今度はバンバンバンと力まかせに
ガラス戸を激しくたたく音がする。
(やめて!こわれる!)
「はいはいはいはい、ちょっと待ってて!」
あわてて火を止めると、おもちゃのような鍵をはずし、開けようとする前に、
ガタン!と勢いよく引き戸が開かれ、それと同時に
女の人が転がり込んできた。
「えっ?」
あまりにいきなり、黒い球がころがり込んだので…
待子はあわてて後ろに飛びのいた。
すると金髪の固まりが、
「悪いけど…この部屋に置いて!」と、必死の形相で、待子に詰め寄った。
「えっ?えぇっ?」
今回は、窓から入るのをやめたか、と思っていたら、
今度はこれ?
なんで自分の部屋に、戻らないの?
わけがわからず、ひどく混乱する待子に、金髪のマイコが顔を見上げると、
「えっ、ダメなの?」
逆にポカンとした顔をした。
ついでに買ってきた食材で、何か夕食でも作ろうか…と、
ようやくそろえたフライパンや鍋を取り出し、イソイソとしていた。
するといきなり、ガタガタと引き戸をゆする音がする。
「なになに?なんなの?
ひよりちゃんは、いないはずよ」
イヤな予感に襲われる。
(こんなことをするのは、ひよりちゃんか、レイコさんに決まってる)
のんきにかまえていると、さらに激しくガタガタとゆすっている。
「だれよ、しつこいなぁ」
なおも執拗にゆすった後、今度はバンバンバンと力まかせに
ガラス戸を激しくたたく音がする。
(やめて!こわれる!)
「はいはいはいはい、ちょっと待ってて!」
あわてて火を止めると、おもちゃのような鍵をはずし、開けようとする前に、
ガタン!と勢いよく引き戸が開かれ、それと同時に
女の人が転がり込んできた。
「えっ?」
あまりにいきなり、黒い球がころがり込んだので…
待子はあわてて後ろに飛びのいた。
すると金髪の固まりが、
「悪いけど…この部屋に置いて!」と、必死の形相で、待子に詰め寄った。
「えっ?えぇっ?」
今回は、窓から入るのをやめたか、と思っていたら、
今度はこれ?
なんで自分の部屋に、戻らないの?
わけがわからず、ひどく混乱する待子に、金髪のマイコが顔を見上げると、
「えっ、ダメなの?」
逆にポカンとした顔をした。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
10
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる