デブよ、さらば!

daisysacky

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第3章  こうしてデブは作られる?

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「まずは、出来るところから、少しずつ初めてみたら?」
 ユミはそう言うと、空美を従えて、歩き出した。
「あ、そうそう」
 ユミが振り返ると、
「1日の行動もすべて、箇条書きにして、体重と一緒に書いてね」
と言うから、空美は「え~」と、めんどくさそうな声をあげた。
その顔を見て、ユミはさらに不機嫌になり、
「別に、アンタの行動チェックしてる、とかじゃないから。
 ただ、行動パターンを知りたいだけ。そこから、プランを立てるから」
と言うと、空美はかねてから、気にしてたことを、口にする・・・

「スポーツクラブは、行った方がいいのかな?」
と聞くと
「うーん、それは、現金がかかることだし。
 ショウちゃんと、相談したら?」と、少しめんどくさそうな
顔をした。
すると空美は、ユミの方を向き、
「ユミは、通ってるんでしょ?
 ユミが入会してるのは、どんなとこ?」
と、逆に、興味津々な顔をして聞くと、ユミは少し、複雑な顔をする・・・
「わたしの、行ってるヨガスタジオは、入会金がちょっとかかるわよ」
と言うと、空美は、う~んとうなり、
「私の自由になるお金って、ほとんどないもんね・・・」
と、少し、寂しそうな顔をした・・・
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