デブよ、さらば!

daisysacky

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第5章  思い込んだら1直線

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「たまには、息抜きしなくちゃね」
 サヤちゃんママは、空美の背中を押して、半ば
強引に、近くのマクドナルドへと、連れ出した。
「自転車は?」
空美は、未練がましく、一応抵抗しようとするが、
「あとで、取りに来れば、いいじゃない」
そう言うと、グイグイと押していく。
空美はため息をついて、抵抗をやめる。

ああ
このあと、洗濯機に入ったままの、洗濯物を、
干すつもりだったのに・・・
よりによって、今日・・・つい時間がなくて、
横着をしてしまった。
先に、保育所に送った後、干せばいいじゃない?
なんて・・・
乾くかしら?
頭の中で、忙しく考えていた。
断ればいいのに、空美はどうも、こういうオシの強さが苦手だ。
あとは・・・乾燥機か?
仕方がない・・・
早速諦め始めた。
あきらめが肝心、とばかりに。

そこで、忙しく、考え始める。
ダイエットのためにも、避けねばならないメニューだらけだ。
とりあえず、コーヒーかな?
サラダも、ぎりOK。
ポテトもハンバーガーも、カロリーが、怖すぎる・・・
とにかく、とっとと片づけて、洗濯物を
干してしまおう・・・
それにしても・・・
空美は、ふと思い出す・・・

少しばかり、残念だった。

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