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第5章 思い込んだら1直線
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すると、サヤちゃんママは、
「あっ!」と言い、
「私が唯一したのは、お腹をベルトで
締めたのと、腹筋かな?」
と、にこやかな顔で言った。
まるで、買い物で大根を買い忘れた…
みたいな、軽い調子のものいいだった。
「がんばってね」
と、サヤちゃんママに、エールを送られて…空美は(しまった!)と思う。
これで、ダイエットを止める…というわけには、いかなくなってしまった!
元来、飽きっぽい空美にしては、続いている方だ。
普段の空美なら、もうとうに、諦めていたことだろう…
だが、ショウちゃんに、
(やっぱり コイツ、ダメだったかぁ~)
と、痛いものを見るような目付きで、
見られるのが、どうしてもイヤだった。
これだけ宣言して、ユミまで巻き込んで
いるのだから…
ここで止めるわけには、いかない。
複雑な思いではあったが、もしかして、今度こそ痩せるかも…という淡い期待を
持つようになっていた。
サヤちゃんママは、そんな空美のことを見つめながら、やはりポテトを1本口に加え、
「食べる?」
と聞くと、空美はグイッと目をそらして
「いいえ、まだ、けっこうよ」
と言うと、サヤちゃんママは、クスクスと笑うのだった。
「あっ!」と言い、
「私が唯一したのは、お腹をベルトで
締めたのと、腹筋かな?」
と、にこやかな顔で言った。
まるで、買い物で大根を買い忘れた…
みたいな、軽い調子のものいいだった。
「がんばってね」
と、サヤちゃんママに、エールを送られて…空美は(しまった!)と思う。
これで、ダイエットを止める…というわけには、いかなくなってしまった!
元来、飽きっぽい空美にしては、続いている方だ。
普段の空美なら、もうとうに、諦めていたことだろう…
だが、ショウちゃんに、
(やっぱり コイツ、ダメだったかぁ~)
と、痛いものを見るような目付きで、
見られるのが、どうしてもイヤだった。
これだけ宣言して、ユミまで巻き込んで
いるのだから…
ここで止めるわけには、いかない。
複雑な思いではあったが、もしかして、今度こそ痩せるかも…という淡い期待を
持つようになっていた。
サヤちゃんママは、そんな空美のことを見つめながら、やはりポテトを1本口に加え、
「食べる?」
と聞くと、空美はグイッと目をそらして
「いいえ、まだ、けっこうよ」
と言うと、サヤちゃんママは、クスクスと笑うのだった。
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