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第6章 ひとまずあがいてみる
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「いいじゃない~いいダンナさんじゃないの」
サヤちゃんママは、言うけれど・・・
確かにそうだとは、思うけど・・・
それでも、空美は、やっぱり引っかかるのだ。
「なんだ、焼きもち焼いてるの?」
その晩は、顔をのぞきこんで、ショウちゃんに、
からかうように、言われた。
それもまた、シャクなのだけど・・・
ミアの年頃は、物覚えがとてもいいのか、何か言うと、シッカリと覚えていることが多い。
なので、空美がうっかり口をすべらしたことも、
覚えていて、保育所の先生に、しゃべってしまったり、オママゴトの時に、平気で、ペラペラしゃべっていて、後で赤面したりする。
だから・・・たまに、家にお友達が来て、一緒に
遊ばせていると、思わず笑ってしまうような、
たまにあわててしまうような、その家のとんでも
エピソードが、飛び交っていたりする。
うかつに、子供の前で、変なことが話せないのだ。
今日も、保育所のお迎えを、サヤちゃんママに
頼んだことや、ミアを預けて、どこかへ行った・・・
ということも、もれなくショウちゃんに、包み隠さず
話してしまうことだろう・・・
(まったく、油断もすきもありゃしない・・・)
空美は、ミアのことを思うと、思わずため息が、
またひとつ、もれるのだった。
サヤちゃんママは、言うけれど・・・
確かにそうだとは、思うけど・・・
それでも、空美は、やっぱり引っかかるのだ。
「なんだ、焼きもち焼いてるの?」
その晩は、顔をのぞきこんで、ショウちゃんに、
からかうように、言われた。
それもまた、シャクなのだけど・・・
ミアの年頃は、物覚えがとてもいいのか、何か言うと、シッカリと覚えていることが多い。
なので、空美がうっかり口をすべらしたことも、
覚えていて、保育所の先生に、しゃべってしまったり、オママゴトの時に、平気で、ペラペラしゃべっていて、後で赤面したりする。
だから・・・たまに、家にお友達が来て、一緒に
遊ばせていると、思わず笑ってしまうような、
たまにあわててしまうような、その家のとんでも
エピソードが、飛び交っていたりする。
うかつに、子供の前で、変なことが話せないのだ。
今日も、保育所のお迎えを、サヤちゃんママに
頼んだことや、ミアを預けて、どこかへ行った・・・
ということも、もれなくショウちゃんに、包み隠さず
話してしまうことだろう・・・
(まったく、油断もすきもありゃしない・・・)
空美は、ミアのことを思うと、思わずため息が、
またひとつ、もれるのだった。
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