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第4章 夢のつづき
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(うわっ!まずい!)
ジュンヤは思わず、その場に立ち止まり、成り行きを見届けることにした。
「はぁい」
誰もいないか…と思いきや、すぐに返事が聞こえる。
(あっ、やっぱり、誰かいる?)
ジュンヤは柚の背後につき、何かあったら、すぐに代わろう…と身がまえる。
「ちょっと、待ってね」
明るい声が響く。
「そのままで、待っててねぇ」
若い女性の声だ。
声を聞いた限りでは、優しそうな感じだ。
柚はためらうことなく、トコトコと開いたドアのすき間に、身体をすべり込ませる。
(えっ?)
待たないのか?
「おい!」
勝手に入るなよ。
そんなことをして、この家の人を怒らせたらどうする?
何かあったら、どうするつもりなんだ?
ジュンヤはあわてて止めようとしたけれど…
時すでに遅し。
スルンと中に入ってしまった。
(大丈夫なのか?)
さすがに心配になり、ジュンヤは思い切って、扉に手をかける。
「ジュンヤくーん、大丈夫だよぉ~
ねぇ、入って来て!」
無邪気な柚の声が、中から聞こえてきた。
ジュンヤは思わず、その場に立ち止まり、成り行きを見届けることにした。
「はぁい」
誰もいないか…と思いきや、すぐに返事が聞こえる。
(あっ、やっぱり、誰かいる?)
ジュンヤは柚の背後につき、何かあったら、すぐに代わろう…と身がまえる。
「ちょっと、待ってね」
明るい声が響く。
「そのままで、待っててねぇ」
若い女性の声だ。
声を聞いた限りでは、優しそうな感じだ。
柚はためらうことなく、トコトコと開いたドアのすき間に、身体をすべり込ませる。
(えっ?)
待たないのか?
「おい!」
勝手に入るなよ。
そんなことをして、この家の人を怒らせたらどうする?
何かあったら、どうするつもりなんだ?
ジュンヤはあわてて止めようとしたけれど…
時すでに遅し。
スルンと中に入ってしまった。
(大丈夫なのか?)
さすがに心配になり、ジュンヤは思い切って、扉に手をかける。
「ジュンヤくーん、大丈夫だよぉ~
ねぇ、入って来て!」
無邪気な柚の声が、中から聞こえてきた。
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