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第4章 夢のつづき
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「それって、誰のこと?」
どういう訳か、その人から、目が離せない…
なぜだかジュンヤは、この女性に目が釘付けになる。
こんな所に、知り合いがいるはずなどないのだが…
それでも、この説明のつけようのない感情は、なに?
止めようにも、止められない、このあふれるような感情は?
ジュンヤもまた、自分の変化に戸惑っている。
「とにかく、中に入って」
その女性は、ジュンヤに向かって微笑む。
ジュンヤはワケがわからぬまま、ひとまずうなづく。
そうして黙って、その人の後をついて行く。
(この香り…)
何か、彼の記憶を刺激するような、甘い香りだ。
(どこかで、嗅いだ気がする)
それは、どこだったのだろう。
すると…
「やっぱりあなたのこと、どこかで見た気がするわ」
クルリと振り向くと、その人も、ジュンヤの考えていたことと、
同じとようなことを言い出す。
「いい機会だから、ちょっとお話をしましょ」
その人は微笑みながら、ジュンヤを見る。
「あなたの小さなお友達も、もう中でお茶を飲んでいるわ」
さぁ~と、二人を手招きをした。
(いいのかなぁ?
よく知らない人の家に、勝手に入っても?)
ジュンヤはためらう。
「私…あなたのことを、ずっと探していたような、気がするのよ」
キィ~ッと音を立てて、そに小さな家の扉を開く。
中からは、ふんわりと甘い匂いがする。
「あっ、ジュンヤくん!」
背の高い椅子に座って、足をブラブラとさせていた柚が、彼に
向かって、手招きをした。
どういう訳か、その人から、目が離せない…
なぜだかジュンヤは、この女性に目が釘付けになる。
こんな所に、知り合いがいるはずなどないのだが…
それでも、この説明のつけようのない感情は、なに?
止めようにも、止められない、このあふれるような感情は?
ジュンヤもまた、自分の変化に戸惑っている。
「とにかく、中に入って」
その女性は、ジュンヤに向かって微笑む。
ジュンヤはワケがわからぬまま、ひとまずうなづく。
そうして黙って、その人の後をついて行く。
(この香り…)
何か、彼の記憶を刺激するような、甘い香りだ。
(どこかで、嗅いだ気がする)
それは、どこだったのだろう。
すると…
「やっぱりあなたのこと、どこかで見た気がするわ」
クルリと振り向くと、その人も、ジュンヤの考えていたことと、
同じとようなことを言い出す。
「いい機会だから、ちょっとお話をしましょ」
その人は微笑みながら、ジュンヤを見る。
「あなたの小さなお友達も、もう中でお茶を飲んでいるわ」
さぁ~と、二人を手招きをした。
(いいのかなぁ?
よく知らない人の家に、勝手に入っても?)
ジュンヤはためらう。
「私…あなたのことを、ずっと探していたような、気がするのよ」
キィ~ッと音を立てて、そに小さな家の扉を開く。
中からは、ふんわりと甘い匂いがする。
「あっ、ジュンヤくん!」
背の高い椅子に座って、足をブラブラとさせていた柚が、彼に
向かって、手招きをした。
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