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第13章 パパはエスパー?
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「アカリちゃん、気にし過ぎだよ」
それでも思い切って、ひよりのことを少しだけ打ち明けたら、
久志は気を悪くするどころか、ハハハと笑った。
「ひよりが、そんなことを言うようになったかぁ」
拍子抜けするくらい、楽しそうに笑う。
(気にならないの?)
やや灯里はムッとする。
(真面目に考えてよぉ)
人がこんなに、心配しているというのに…と、恨めしそうな目で、
彼を見る。
ようやく久志は、笑うのをやめて、
「ごめん、ごめん」と謝った。
「久志さん!
ちょっとは、気を付けてよぉ」
誤解されるようなマネ、するのはやめてよ…
思わず灯里は、彼に詰め寄るように言う。
さすがに…のん気な久志に、腹を立てたのだ。
めったに怒らない灯里が、珍しく声を荒げるので、久志は思わず
口を閉じて、彼女を凝視する。
「私は、いいわよ。大人なんだから…
でもひよりは、まだまだこれからなんだから…
気を配って上げなくちゃあ、いけないでしょ」
思わず、きつい言い方になる。
ちょっと、言い過ぎたか?
(久志さん、驚いている)
こんな灯里を見るのは、初めてなのだろう。
このところ、ひよりのことに関して、神経質になっているのかも
しれない。
(だって、ひよりちゃんが、いじめられたら、可哀想なんだもの!)
つい、そんな風に見てしまう。
過保護かもしれない。
そんな言葉が、一瞬頭にかすめるけれど。
(男って、ホント、こういうところに、気付かないのよねぇ)
思わずはぁ~とため息が出た。
それでも思い切って、ひよりのことを少しだけ打ち明けたら、
久志は気を悪くするどころか、ハハハと笑った。
「ひよりが、そんなことを言うようになったかぁ」
拍子抜けするくらい、楽しそうに笑う。
(気にならないの?)
やや灯里はムッとする。
(真面目に考えてよぉ)
人がこんなに、心配しているというのに…と、恨めしそうな目で、
彼を見る。
ようやく久志は、笑うのをやめて、
「ごめん、ごめん」と謝った。
「久志さん!
ちょっとは、気を付けてよぉ」
誤解されるようなマネ、するのはやめてよ…
思わず灯里は、彼に詰め寄るように言う。
さすがに…のん気な久志に、腹を立てたのだ。
めったに怒らない灯里が、珍しく声を荒げるので、久志は思わず
口を閉じて、彼女を凝視する。
「私は、いいわよ。大人なんだから…
でもひよりは、まだまだこれからなんだから…
気を配って上げなくちゃあ、いけないでしょ」
思わず、きつい言い方になる。
ちょっと、言い過ぎたか?
(久志さん、驚いている)
こんな灯里を見るのは、初めてなのだろう。
このところ、ひよりのことに関して、神経質になっているのかも
しれない。
(だって、ひよりちゃんが、いじめられたら、可哀想なんだもの!)
つい、そんな風に見てしまう。
過保護かもしれない。
そんな言葉が、一瞬頭にかすめるけれど。
(男って、ホント、こういうところに、気付かないのよねぇ)
思わずはぁ~とため息が出た。
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