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第13章 パパはエスパー?
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ふぅ~
ようやく満足したのか、ひよりは目を細めて、満足気に口元を
ぐぃっとぬぐう。
「アリサちゃんがね、ケーキあるよ、って言ってたの」
すべて自分のお腹に入ったところで、今さらのようにそう言うと
「あ~美味しかった」
まだ未練がましく、フォークの先をペロリとなめている。
「よかったねぇ」
空になったコップに、灯里はオレンジジュースをつぎ足す。
「ね、ありがとうを言った?」
もちろん、ちゃんとしたとは、思うけれど…
「うん」
自信満々でうなづく。
「そう」
賢い子だなぁ~
灯里は惚れ惚れとしたように、我が子を見守る。
それもみんな、アリサたちがサポートしてくれたお陰だ…
灯里はそう思っていた。
「ねぇ、ひより」
思い切って、灯里は自分の娘に話しかける。
「ママに何か…話があるんじゃないの?」
思い切って、切り出すけれど
「えっ?」
娘の大きな瞳が、さらに大きく見開いて、母親を見つめる。
「話って、なに?」
あくまでも、無邪気に聞いて来る。
自分の気のせいか…と、一瞬灯里はそう思う。
(ダメ、ダメ!今聞かないと…きっと聞きそびれてしまう)
我が子の顏をじぃっと見つめると
「あのね」
目線を合わすと、思い切って口を開く。
「この前、言ってたでしょ?
パパはエスパーだって」
ようやく満足したのか、ひよりは目を細めて、満足気に口元を
ぐぃっとぬぐう。
「アリサちゃんがね、ケーキあるよ、って言ってたの」
すべて自分のお腹に入ったところで、今さらのようにそう言うと
「あ~美味しかった」
まだ未練がましく、フォークの先をペロリとなめている。
「よかったねぇ」
空になったコップに、灯里はオレンジジュースをつぎ足す。
「ね、ありがとうを言った?」
もちろん、ちゃんとしたとは、思うけれど…
「うん」
自信満々でうなづく。
「そう」
賢い子だなぁ~
灯里は惚れ惚れとしたように、我が子を見守る。
それもみんな、アリサたちがサポートしてくれたお陰だ…
灯里はそう思っていた。
「ねぇ、ひより」
思い切って、灯里は自分の娘に話しかける。
「ママに何か…話があるんじゃないの?」
思い切って、切り出すけれど
「えっ?」
娘の大きな瞳が、さらに大きく見開いて、母親を見つめる。
「話って、なに?」
あくまでも、無邪気に聞いて来る。
自分の気のせいか…と、一瞬灯里はそう思う。
(ダメ、ダメ!今聞かないと…きっと聞きそびれてしまう)
我が子の顏をじぃっと見つめると
「あのね」
目線を合わすと、思い切って口を開く。
「この前、言ってたでしょ?
パパはエスパーだって」
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