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第13章 パパはエスパー?
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「そうなの?ママは…全然、わかんないなぁ」
一瞬ドキリとしたけれど、どうにか灯里は、おどけた口調で
そう言うのに成功した。
「へぇ~そうなの?」
ひよりはなぜか、じぃっと灯里の顏を見上げている。
「ねぇ、ママ、大丈夫だよ!
ひよりは何にも…しゃべっていないからね」
(えっ、何のこと?)
またもひよりは、ドキリとするようなことを、平気で口にする。
わざとなのか、そうではないのか。
悲しいかな、灯里には、その区別もつかない。
(これは、何とかしないとなぁ)
いずれ、誰かにわかってしまったら、ひよりが危ないのでは、と
灯里は心配になる。
「ひよりちゃん、そういうのはねぇ~
外では絶対に、言ったらダメだよ」
何とかそれだけを言う。
気の回し過ぎだと、いいのだが…
灯里は、それだけを願う。
「え~っ、なんで?」
幼いひよりには、やはり理解が出来ないようだ。
「なんでって…やっぱり、人と変わっているところは、
なるべくなら、話さない方が、安心だからよ」
こんなことを言っても、おそらくこの子には、わからないことだろう。
灯里は、何と言って、説明しよう…と、頭を悩ませた。
一瞬ドキリとしたけれど、どうにか灯里は、おどけた口調で
そう言うのに成功した。
「へぇ~そうなの?」
ひよりはなぜか、じぃっと灯里の顏を見上げている。
「ねぇ、ママ、大丈夫だよ!
ひよりは何にも…しゃべっていないからね」
(えっ、何のこと?)
またもひよりは、ドキリとするようなことを、平気で口にする。
わざとなのか、そうではないのか。
悲しいかな、灯里には、その区別もつかない。
(これは、何とかしないとなぁ)
いずれ、誰かにわかってしまったら、ひよりが危ないのでは、と
灯里は心配になる。
「ひよりちゃん、そういうのはねぇ~
外では絶対に、言ったらダメだよ」
何とかそれだけを言う。
気の回し過ぎだと、いいのだが…
灯里は、それだけを願う。
「え~っ、なんで?」
幼いひよりには、やはり理解が出来ないようだ。
「なんでって…やっぱり、人と変わっているところは、
なるべくなら、話さない方が、安心だからよ」
こんなことを言っても、おそらくこの子には、わからないことだろう。
灯里は、何と言って、説明しよう…と、頭を悩ませた。
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