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交易都市ラクシズ、綺麗な花には棘がある編
35.報告・提案・思惑1
「これは……?」
大陸の大まかな地図は今まで何度か見た事があったけども、今回の大陸地図には「行ったことが無い場所」を示すように赤い印がつけられていた。
なんだか、聞いた事の無い地名ばっかりだな。
まるで、俺達が何度か使った事のあるルートを故意に避けてるみたいだ。
一応、目的地は【獣人国ベーマス】へ向かう定期船が出ている【ハーモニック連合国】の首都【ラッタディア】ではあるけど、なんだか遠回りな感じがするぞ。
不思議に思う横で、同じ事を思っていたらしいブラックが唸った。
「わざわざベランデルン公国に抜けてから、アコール卿国に戻るのか? なんだってこんな面倒な道にしてるんだ」
「ライクネス王の目を欺くためです。ラッタディアに向かう最短の道を使えば、ある程度どこへ向かうか把握されてしまいます。こちらの目的を知られないために、以前と違う道を使い放浪しているように見せかける事が肝要かと」
「フム……なるほど、急がば回れと言うことだな」
良い感じに諺を挟むクロウに、エネさんはコクリと頷いた。
くうっ、金髪巨乳美女エルフともなると一挙手一投足がキラキラ眩しいぞっ。
思わずだらしなく顔が緩んでしまいそうになるが、今はそんな場合ではない。
真面目な話題なのだから俺も顔を引き締めねば。
そう思いつつも、再び地図を見て、俺は気になった事を問いかけてみた。
「あの、目的地を偽装するのは良いんですけど、最終的に辿り着く場所がベーマスに向かう唯一の港だと悟られたら、やっぱ怪しまれませんかね……。多分、エネさんも既にご存じだとは思いますけど、今は【アルスノートリア】の件とか有りますし……俺達が土のグリモアの魔導書を取りに行くってバレたりしませんか」
その事はブラックとクロウも懸念していたのか、口を挟まず頭を縦に振る。
……二人が予想していると言う事は、やっぱり頭も察しも良いエネさんも俺が言う疑問も想定していたようで、いかにも「こんな事もあろうかと」なんて言わんばかりの動きで再び懐を探り、もう一つの巻物を取り出した。
「シアン様も、その点を憂慮なさっておられました。なにせ、相手は非常に狡か……ゴホン。聡明な青年王ですからね。少しでも疑わしい所が有れば、それだけでお終いです。ですので、今回はコレと親書を届けて貰います」
「コレ?」
巻物は……シンショっていう物なのかな。
でも「コレ」は別かな。なんだろうかと思っていると、エネさんは更に懐深くローブの中に手を突っ込んで、あっ、思いっきり奥を探っているモンだから、ボインがボインって! 巨乳がたゆんと俺の夢を乗せて揺れている!
なんだこれは素晴らし過ぎる光景なんだが。いいぞもっと揺れろください。
いや、駄目だ。胸ばかりを凝視してたら、エネさんに嫌われてしまう。だが待って欲しい、クールで表情を滅多に動かさない毒舌エルフ美女に冷たい目で罵られるのは凄くご褒美じゃないのだろうか。いや、ご褒美でないはずがない。
けれどエネさんの好感度がそこそこイイ感じな今の俺としては、エネさんのデレを受けたい気持ちも有り、おっぱいを凝視して好感度を下げたくないしぃいい。
ああっ、どうすればいいんだ。心が二つある!
くっ……おっぱいでこんなに悩むことになるなんて……っ!
「ツカサ君、なに考えてるの……また脂肪の塊なんか気にして……」
「ムゥ、胸なら俺もあるぞ」
「じゃかしいっ、オッサンの分厚い胸筋はお呼びじゃねーんだてやんでえ!!」
ハッ。つい本音が。
いやでも硬いよりは柔らかい方が良いに決まってるだろう。いくらオッサンどもとの爛れた関係を受け入れてると言っても、俺は別にゲイじゃないんだからな。
健全な男として母性丸出しなおっぱいに目が行くのは当然な事なんだ。
大きいのも小さいのもすべて等しく母性の形、俺は全ての女性のおっぱいに感謝を捧げつつ凝視させて頂く。いや何の話をしてんだ。
ゴホン、ともかく、ええと、なんだっけ。
ああそうだ、エネさんが何かを取り出すのを見つめていると、彼女は俺達の騒ぎに表情一つ変えずとある小箱を取り出した。
小箱。なんだろ。俺の掌に乗る程度のものだけど……結構高そうな小箱だな。
「エネさん、この箱は一体……」
「アコール卿国の首都にいらっしゃる“とある方”に渡す品物です。要するに、簡単な“おつかい”ですね。ああ、薬師様も偶然ながら首都にお越しになると言う事なので、丁度よかったのではないでしょうか」
「本当に偶然かどうか怪しいもんだがな」
機嫌悪そうに目を細めるブラックに、エネさんは肩を竦めた。
「別に図った訳ではありませんよ。そもそも、薬師様は定期的にアコール卿国に診察に来ていらっしゃいますので、時期が合ったと言うだけでしょう」
旅程は合わせようとして合わせられる物でもないし、あくまでも双方のタイミングが良かっただけだ、とクールに言うエネさんに、ブラックは悪態を吐く。
「ケッ。どーだかね。お前のご主人様はそういうとこは根回しが良いからな」
「なるほど、その“ご主人様”に毎回丸め込まれる低脳な中年らしい言葉ですね」
「あ゛?」
「わーもーハイハイ! でもエネさん、これで大丈夫ですかね。おつかいを頼まれたと言っても、あの王様の事だしバレません……?」
オッサンを宥めつつ心配だなと顔を歪めた俺に、エネさんは冷静に答える。
「この小箱の輸送は最優先されるべきものと認識されるでしょうから、心配は無いと思いますよ。……今は詳しく話せませんが」
「そうなんですか……」
「旅というものは、明確な理由がなければ周囲に勘繰られるのが常です。特に、貴方がたのような胡散臭さ極まる要注意人物三人組は、なにか悪い事を考えているのではないかと余計に疑われて良い事などなにもありません」
「ハッキリ言うなぁ……まあそう言われても仕方ないけども……」
オッサン二人は言わずもがな、俺も元は「災厄の権化」扱いだったしな……。
ライクネスの王様が気にするのも仕方ないか……いや、気にして欲しくないんですけどね。あの人俺にいじわるばっかりするから嫌いなんですけどね!!
ともかく、アイツに目を付けられてるのは確かなんだから、今まで使っていた道とは違う道を歩くのにも理由が在った方が良いっちゃあ良いよな。
なにせあの王様、他の国が知らない「この世界の過去の歴史」を溜めこんでるし、まだ俺達が知らないような事を既に知っているような感じもするし……そもそも俺達が【アルスノートリア】の事を知ったのだって、あの王様の差し金からだからな。
何を考えているのかよく分からないが、君子危うきに近寄らずだ。
ともかく今は、現実に現れた【アルスノートリア】に対抗すべく、土のグリモアの魔導書を確保しにいかないと。……いや、決して獣人娘が見たいというワケでは。
「ともかく、ツカサさん達はすぐに旅立って下さい。今回ラクシズで起こった事件は、我々も多少の情報を掴んでいます。詳細は私がシアン様に届けますので、まずはベランデルン公国との国境の砦で落ち合いましょう」
「落ち合いましょうって、シアンさんはこれからどうするんですか?」
「私は今回ライクネス王への書簡も預かっておりますので、今からそれを届けに行きます。ここに来るだろう勇者に渡しても良いのですが……まあ、今回運ぶ書簡は、足止めの意味もありますので」
足止め。というと、やっぱりあのいけ好かない国王に対してだろうか。
何が起こっているのか俺にはよく分からないけど、シアンさんが俺達の旅路を影でアシストしてくれていると言うのは間違いないだろう。
でも、それだけしてくれるって事は……今回もやっぱり少々ヤバい事態なのかな。
まあ現実に【アルスノートリア】が出て来てしまったワケだし、そう悠長にもしていられないよな。あの【菫望】の男は、どう見ても野放しにしてはいけないレベルのヤバい奴だったし……。グリモア全員の復活は急務とも言える。
こうなったら、早い所グリモアを七人揃えるしかない。
もしあいつらが既に七人集まっているとしたら、間違いなく危険な状況だもんな。
【菫望】のことを考えると、あとの六人が善人とは言い難いだろうし……大惨事が起きる前になんとかしないと、今度こそ本当に世界が大変な事になっちまう。
図らずともまた世界を救う旅になっちゃってるような気がするが、なんかいざ自分がそうなると実感わかないな……俺が勇者とかじゃないからかな。
勇者って言えば、ちょうどその称号を持ってる奴がいるんだけど……と、数日前にパーティーから離脱したお騒がせな貴族を頭に思い浮かべたと、同時。
ドンドンと扉を叩く音が聞こえて、ドアノブが回った。
「ツカサ、待たせてすまんな」
そう言いながら入って来たのは、まさに今想像していた相手だ。
「ラスター! 今頃か!」
そう、あまり近寄りたくない国王に直属している国の象徴であり、王国騎士団団長でもある最高権威の位を持ったうえに【勇者】の称号までも授けられちゃっている、いけ好かないお貴族様。
金髪翠眼でキラキラした空気を背負う、憎たらしいほどイケメンなヤツ。それが、俺達の仲間であり【黄陽のグリモア】であるラスター・オレオールなのだ。
ラスターは、前回の【サウリア・メネス遺跡】についての報告をしに王都に戻っていたが、まさかこんな何もかもが終わった時に戻って来るとは。遅いぞ。もうちょい早く戻ってこいやお前。
そしたら、今回の事件の結末だって少しは違っていたかも知れないのに……いや、ラスターを責めるのはお門違いだな。どちらにせよ、あの【菫望】にフェリシアさんが魅入られていた時点で、彼女を救う事は出来なかったわけだし……。
いかんいかん、イケメンには僻みっぽくなっちまう。
ともかく、俺達は元々、報告結果を持って来てくるというのでラクシズに滞在していたのだ。この報告が終われば、自由に行動出来るようになるはずだが……今の状況では雲行きが怪しいな。
【アルスノートリア】がもう出現していることを話したら、証人喚問を行うとかで王都に連れて行かれないだろうか。
ラクシズでの事件は、遅かれ早かれラスターの耳にも入るだろうし、騎士団の団長でもあるコイツは、言ってみれば警察のエリートみたいなもんなのだ。
捜査権限もあるし、国内全土で権力を行使できる。ラスターが俺達を取り調べると言えば、ブラックでも逆らえない。凄腕の冒険者と言えど、国家権力には無力だ。
ライクネス王国に滞在している今の状態では、俺達は圧倒的に不利だった。
「ああ、遅くなってすまん。報告だけのつもりだったのだが、議会が長引いてな……と、これはエネ殿。貴女もツカサ達に何か御用でしたか」
「……いえ、王都への書簡を届けるついでに、シアン様に三人の様子を見て来てねと言われましたので」
エネさんに気付いたラスターは、こちらに歩いてきながらも優雅に礼をする。
一見、ただのお辞儀ではあるが……内心何を考えているかは分からない。
ラスターは側近レベルで王様と仲がいい。というか、主従である前に王の友人でもあるのだ。だから、もしアイツに何か俺達に関する密命を命じられていたとしたら、絶対エネさんがこの場に居ることを不審に思うだろう。
下手したら、そこを突かれて俺達の滞在を引き伸ばす事を言いかねない。
ブラックとクロウもその事を懸念しているのか、空気が少しぴり付いていたのだが、ラスターは俺にずかずかと近寄って来ると……流れるように手を取って、キスをしてきやがった。ええ、そりゃもう拒否する暇も無いほどスムーズに……。
「って何すんだお前ー!!」
「なにって、愛しいお前に分かり易く愛情を示してやったんだぞ」
「愛情の押し売りは勘弁して!」
「こ、このっ……! ツカサ君から離れろ三下貴族!!」
あまりに自然な動作だったのでブラックもポカンとしていたらしいが、やっと事態を飲み込めたのか俺を抱き寄せてラスターから引き剥がす。
その露骨な態度に相手は眉を顰めたが、まあ良いと息を吐き腰に手を当てた。
「遺跡の件の中に早急に話さねばならない事が有って、早馬で駆けて来たのだが……どうやら、俺が知らぬ間にもう事件は起こってしまっていたようだな」
「その様子だと……今回の件のことは、すでに把握済みなのか?」
俺が恐る恐る問いかけると、ラスターは片眉を上げる。
「あくまでも、表面上は、な。……だが、何となく察しはつく。その事も含めて調査結果を話しておきたい。どうせ、お前達は話し終わったらすぐに出立するのだろう? 連絡が難しくなる前に知らせた方が良い事だから、まあまず大人しく聞いて行け」
そう言いながら、椅子を引っ張って来て優雅に座るラスターに、俺とオッサン二人は目を丸くして顔を見合わせた。
「ライクネスから離れていいの?」
ラスターが言ってるのは、そう言う事だよな。
出立する事を知っているのに足止めしようとするような態度もないんだから、これは暗に「お前達が旅に出る事を拒みはしない」って言ってるも同然だよな。
だけど、警察的な立場のラスターにとって、俺達は色んな意味で重要参考人だろうし、それでいいんだろうか。後で王様に何か言われるんじゃないの。
少々心配になってしまった俺に、ラスターは軽く笑うと腕を組んで見せた。
「そのあたりの事も、今から話す。……エネ殿、あとで水麗候にもお伝え願いたい」
「分かりました」
エネさんにも聞かせるって事は、変な事では無さそうだな。
ブラックの膝の上で姿勢を正した俺に、ラスターはちょっと微妙そうな顔をしたが……しかし顔を引き締めて、まずは報告の結果を話しだした。
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