異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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巡礼路デリシア街道、神には至らぬ神の道編

19.誰だって見られたくない姿はある

 
 
 オッサン二人の正反対な態度はせなかったが、考えてても仕方がないよな。とにかく、俺は荷物を肩から降ろしたい。というか早く露店を見たいのだ。

 アコール卿国きょうこくの大まかな地図も欲しいし、迂回うかいしてアコールに入る時に通る予定のベランデルン公国こうこくの特定の地方の地図も欲しい。
 それに何か目新しい食べ物があるかもしれないし、何か面白いモンだって有るかもだし、なんだったらこの世界の魔導具である【曜具ようぐ】も珍しいモノが売られていたりとかするかも知れないし……あーっとにかく早く散歩したいっ。

 ……いや、べ、別に俺は、はしゃいでなんかいませんよ。
 ちゃんとエネさんを探すという目的も覚えてるし、俺自身の体の変化についての事も忘れてないからな。本当に頭を悩ませてるし、不安ではあるんだからな。

 でもさぁ、もう元気なら元気で楽しんだ方が得かなぁって思って……。
 だって、こういうのって悩んでても仕方ないし、それに原因がハッキリしないんだから、俺が一人で苦しんでてもブラックやクロウに心配をかけるだけだろ?

 だったら、落ち込んだ気分でいるより、楽しい事を考えて旅をした方がずっと良いと思うんだよ俺は。うん。

 原因究明をしようったって、今できる事は何も無いんだ。
 悩むってんなら、今回の目的地の一つであるアコール卿国きょうこくの首都に行って、そこに滞在しているに俺の体を診察して貰ってからでも遅くは無いだろう。

 不安に思って胸を痛める日々を過ごすよりは、楽しく旅を続けた方が体にもいい。そうに決まっている。病は気からとも言うんだから。

 ってなワケで、さっさと宿屋に荷物を置いて外に出よう。
 今回は路銀もたっぷりあるし、活動資金は潤沢と言って良いだろう。
 よーしパパたくさん仕入れちゃうぞー。

 ――――そんな事を考えつつ、ブラックの背中が動くままに砦の中の街を右に左にと進み、大通りから入った薄暗い路地にくると、ブラックが立ち止まってとある場所を指さした。そこは、まるで迷路の壁のようにみっしりと隙間なく立ち並んだ家々の中の一軒……ぱっと見は、ちょっと洒落しゃれた感じの白壁の家だ。

 そうは見えないけど、看板かんばんが掛かってるから一応は宿屋なんだよな?
 普通の宿屋でも良かっただろうに、どうしてここにしたんだろうか。

 そんな事を思いながら宿のドアを開くと、その瞬間ブワッと凄い香水の匂いが飛び出してきた。ごあぁっ、な、なんだこの花の香りの暴力はっ。
 クロウまで鼻をつまんでるぞとブラックを見たが、相手は「まあ良いから入って」などと言わんばかりにニヤつき、先に入ってしまう。

 仕方なく、クロウを介助しながら中に入ると――――これまた、俺達が今まで利用していた素朴そぼくな宿とは違う様子に面喰めんくらってしまった。
 なんというかその……玄関口にあるのは受付カウンターと階段だけで、どこにでもあるような小さな宿屋と同じ質素な作りなんだけど……全体的に凄く女子っぽい。

 白い壁のせいだろうか。それとも、壁に掛かってるなんかあの……花のクリスマスリースみたいな奴とかのせいか。いや、香水っぽい甘い匂いのせいかも。
 とにかく全体的に清潔で女子受けしそうな感じであふれている。あふれすぎていて、俺のようなオタクには少々はいづらい。

 こういうお宿は初めてらしいクロウと一緒にキョロキョロしていると、ブラックはすでに受付を終えてしまったらしく、鍵を持って「早く上に行こう」とかしていた。
 何故か今日は凄く手際てぎわが良いな。
 いぶかしみつつも階段を上がり、素直に指定された部屋に入ると。

「うおお!?」

 これがなんと、せまいながらも何か……えーと……どうしよう、俺にはお洒落しゃれなものをお洒落しゃれだと言う語彙ごいがないのだが、とにかく凄くおののくような部屋だった。
 テーブルは猫足だし、何か凄く清潔だし、花瓶に花が生けてある。そのうえ、壁にはドライフラワーやら絵画やらが掛けられていて、シンプルながらも暮らしが丁寧ていねいな女性の部屋に招待されているようだった。

 これは年上の社会人のおねえさまのお部屋みたいだな。うん。
 俺には何がお洒落なのか説明出来ないが、おねえさんのお部屋だとおもうと物凄く興奮するのでそういう事にしておこう。
 しかし、それだけではない。なんとこの部屋、狭いのにお風呂と洗面所付きだったのだ。しかも、ブラックが言うには洗濯物も従業員が洗ってくれるらしい。なにそのいたれりくせり。

「前に連れ込まれたのがここでねえ。何かいやに花だらけだけど、ツカサ君はお風呂好きだし、洗濯物も他の所よか綺麗に洗ってくれるし気に入るかなと思って」
「いるいる! やっほーブラックさまさまだぜーっ」

 風呂桶ふろおけも猫足バスタブでいかにもお洒落しゃれな所が俺には似合わない感じだが、風呂がるなんてとても嬉しい。それだけでもう最高だよ。
 窓の鎧戸よろいどもしっかりしてるし、ベッドもひとつだけだがデカいし言うこと無いな。
 広い寝床ねどこで今日はゆっくり寝られそ……いや待てよ、ベッドが一つって。

「ブラック、なあこれ……」
「ほらほらツカサ君、外にまた出るんでしょ。早くしないと日が暮れちゃうよ」
「そうだな、さっさと酒場にでも行ってみよう。さあ荷物を置いて出かけるぞ」

 いや待て待て待ておかしいって、絶対おかしいだろベッドが一つって。
 クロウ、お前も何故急にブラック側についたんだ。さっき嫌な顔してただろ。頼むから俺に「ベッドが一つだけって、どう考えてもおかしくないか」とツッコミを入れさせてくれ。

 しかしオッサン二人は俺に有無を言わさず、さっさと荷物を置いて強引に宿を出てしまった。ち、ちくしょう。こいつら絶対に何か考えてるぞ。
 大体、このオッサン二人が仲良く協力する時ってのは、ロクな事が無いんだ。よからぬスケベな行為を計画しているとしか思えない。
 ぐ、ぐぬぬ……宿に泊まれる嬉しさで目がくらみ、完全に油断していた……。

「さあさあ、まずは熊公の言う通り酒場に行ってみようよ。まだちょっと早いけど、夕食も済ませちゃえば楽だろう?」
「む……そりゃそうだけど……」
「はいはい行こうね~、早くご飯食べて戻ろうねぇ~」

 そんな軽口を叩きながら、俺の背中を押して歩くのをうながすブラック。
 もうそんな風に誤魔化ごまかす時点で怪しさが極まってるんだが。お前本当に何たくらんでんだ。あの宿屋に行く前の「ニヤッ」は何だったんだよ!

 きびしく問いかけるが何度もはぐらかされ、そんな無駄なやりとりを続けながら俺達は再び大通りに出て酒場へと向かった。
 ……非常に不本意ではあるが、まあ腹は減ってるしエネさんが到着しているか知りたいしな……。ブラックのニヤついた態度は気になるが、とりあえず今はエネさんと再会して話を聞かなければ。

 なにせ、俺達はいまだに「アコール卿国きょうこくの首都におつかいに行ってくれ」という依頼内容のさわりだけしか教えて貰えなかったんだ。
 詳しい事は、国境の砦で落ち合ってから……としか聞いていないので、エネさんと落ち合わなければ何も進まないのである。しかし、俺達も意外と早く到着しちゃったから、エネさんに出会えるかどうか……まあともかく確認してみるしかないか。

 酒場に居てくれたら嬉しいなと思いつつ、俺達はこの砦の中で一番盛況だと評判の大きな酒場に入ってみる事にした。
 大きいって事は冒険者も荒くれ者もいるから、ちょっと気を引き締めないとな。

 ――とは言え、営業中だからドアは常に開け放たれているし、二階建てのたてにもよこにも大きな酒場は窓が沢山たくさんあるからか中も明るかったので、まるでレストランのようで怖さは微塵みじんも無かったんだけどな。

 過度に人が集まる場所だから、こんな豪華な酒場が出来たんだろうか。
 そう思ったが、ブラックが言うには「この酒場は公営だから敷地が広いんだよ」との事らしく、要するに国が休憩所として酒場を提供しているから、あまりアングラな感じがしないのだそうだ。

 確かに、個人経営の酒場は節税やら節約やらのせいで窓があまりなくて薄暗いし、いつも蝋燭ろうそくやランプの明かりで中を明るくしているんだもんな。
 そのせいか、中は飲んだくれがいっぱい居たし……そんな一般的な酒場と比べると、この酒場は人でごった返しているのにヤバい人は少ない気がする。

 やっぱ公共の施設になると、あんまり酔えないのかな。そう言えば、子供連れの親なんかも平気でメシ食ってるしな。酒場と言うより、食事処の感じなのかも。
 そんな不思議な光景をキョロキョロと見回していると、俺達の方にやけに綺麗な女のウェイターさんが近付いてきた。

「どなた様かお探しですか?」

 凛々りりしい声に少々驚きつつ、俺はうなづいて「濃い群青色の高そうなローブを羽織はおった女性が来てないか」と聞いてみる。すると、彼女は「こちらへ」と案内してくれた。
 ってことは……もうエネさん到着してるのかな。

「あの女、本当体力だけはあるな」
「ムゥ、いつか競走してみたいぞ」

 獣人として走りに自信があるのか、それとも誰かと戦いたいのか、案内されつつもクロウはちょっとワクワクしている。
 まあ獣人族って体力半端じゃなさそうだもんな……俺も二人が本気で走っている所は見た事が無いので、ちょっと見たい気もする。ヒマがあったら是非ぜひとも観戦させて貰いたいところだな~なんて思いながら、階段を上がって二階のフロアを案内されて進んでいると――――すみっこのテーブル席に、ウェ……えーと……あれはスカートを穿いてるが、男か……ウェイトレスでいいのか……?

 と、ともかく、小柄なウェイトレス(男)さんと何やら話している、胸部分がすごったローブを着込んでいる誰かがいた。
 あの豊満なおっぱいと、顔まで隠したフードのはしから見え隠れするキラキラの金髪は、間違いなくエネさんだな。やっぱり先に到着してたのか。

 そう思い、少し速度を速めて近付くと、声が聞こえてきた。

「あの……その、申し訳ないのですがわたくしどもは通常の酒場娘ではなく、あくまでも国につかえる身ですので、ちょっとそのような事は……」
「倍の料金とか……」
「ありませんっ! あっ……そ、それでは失礼いたします」
「あっ、きみ……っ」

 俺達が近付いてきた事を横目で見たウェイトレスのお兄さんは、あわてて頭を下げると、スタコラサッサと逃げて行ってしまった。

 そんな彼を引きとめようとするように、エネさんは手を伸ばしていたが……俺達が来た事に気が付いたのか、何故かやけにあわててその手を隠す。
 何故そんな事をするのかと首をかしげていたら、ブラックは腰に手を当てて、とても楽しそうにニヤつきながらエネさんの顔を下から覗き込んだ。

「あっれぇ~、今のはなんだろうなぁ~」
「…………なんですか。意外と速かったですね」

 いつもの冷静なエネさんの声だが、何故か震えているような気がする。
 そう言えば、フードからチラチラ見える綺麗な高い鼻がいつもより赤いような気がするが、何かあったんだろうか。

「ふーん? メスをひっかけようとして振られた無様ぶざまなクソエルフ女が、偉そうなくちを叩くなんてなぁ~。凄いな~僕には真似できないなぁああ」
「うっ、うるさいですね! 誰がそんなっ下等な人族にゃどをっっ」

 エネさん噛んでる噛んでる。
 っていうかアレ、ナンパだったの!?

 あ、いや、そうか。エネさんは神族では珍しい女のオスで、体は女性だけど性質はブラックやクロウと同じなんだっけ……。じゃあ今のはマジでナンパだったのか。
 いやー……正直見たくなかったと言うか、見て申し訳ないと言うか……つーかそうだよね、女の子に振られた場面を他人に見られるのは嫌だよね……ってか、そういう悲しい思いをした人を茶化すんじゃねーよブラックっ、ばかっ、お前はデリカシーがないのか!

「こらブラック、エネさんをいじめるな! 男には黙ってて欲しい時だってあるって解るだろうが、どうして察してやらないんだ!」
「ツカサ、傷口に塩を塗っているぞ」
「ツカサさん……」

 あれっ、逆効果だったか。
 いやでもナンパ失敗とか逆に心配されたくないじゃん、何も見てない事にしといて欲しいじゃん! 陽キャなら「ハイ次~!」とか出来るけど、俺達はそうじゃないんだからさ! 確実にっちゃうこと確定なんだからさぁ!

「ツカサ君、一応ソイツ美形で通ってる神族なんだけどね」
「び、美醜は関係ないだろうっ! なっほらっエネさんもほら、今回は何か決まり事が有って駄目だっただけみたいですし、ねっ」

 元気出して下さい、と振り返って顔を覗き込むと――――相変わらず惚れ惚れするほどの美しい怜悧な顔立ちの相手は、ほんのりとほおを赤くして目をうるませていた。
 うっ……たっ、たまらん……っ、こんな綺麗なエルフさんがナンパ失敗だなんて、本当この異世界は常識外れだなあもう。俺ならば、こんな綺麗な巨乳のエルフさんに誘われるなんて光栄過ぎて、すぐうなづいちゃうのに……。

 そう思いつつ、一生懸命エネさんにはげましのまなざしを送っていると。

「ツカサさん……本当に貴方は下等な人族とは思えないほど優しいですね……」

 そう言って、俺の腰に手を回すと――――
 いつものクールな表情を崩さないまま、俺の胸に顔をうずめて来た。

「あ゛――――ッ!! このクソ女ツカサ君の胸にっ、胸にぃいいいいい!!」
「ずるいぞ! オレだってツカサの乳首を吸いたいのに!」

 おい待てクロウ、どさくさにまぎれて変なコト言うんじゃねえ。
 振り返ってツッコミを入れたいが、俺の胸に顔を埋めて抱き着いて来るエネさんの事を放っては置けない。くっ、頭を撫でずにはいられない……あと抱き締められると、巨乳のお、お胸がっ、お、お、おっぱいっ柔らかおっぱいがぁっ!

「だああああああ離れろ離れろ離れろこのクソ耳長女ぁああああああああ」
「ツカサ、オレもツカサの胸に……」

 あああまた余計な騒ぎにぃいい。
 なんで人を慰めるだけでこんな風になるんだよ、ブラックお前が煽ったのが悪いんだから、もうちょっと大人の対応をしてやってくれよ。エネさんは今凄く傷ついてるんだからな。人肌を求めるくらい良いじゃないか。

 しかし、そうは言えど、最早「殺す」と繰り返し剣を抜いたブラックは、おのれの所業をたなにあげて怒りまくるばかりで。
 ……こ……このクソオヤジ……。

 思わず魂が抜けてしまいそうだったが、そんな俺の意識を引きとめるように、背後からかすかに誰かの声が聞こえた。

「あのー……ご注文は……」

 …………あっ。
 店員さんがもう一人いるの忘れてた……。












 
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