異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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豊穣都市ゾリオンヘリア、手を伸ばす闇に金の声編

14.何気ない積み重ね1

 
 
   ◆



「はぁ……疲れた……」

 だんだんと日が暮れて来て、今日はここまでと言われたのがさっき。
 結局俺とアドニスは「抱き留めシーンが出来ない」という酷い課題をかかえたまま、一日目のやるせない練習を終えてしまった。

「どうせやるんなら劇を成功させたいし、それなら抱き留められない問題もどうにかした方が良いと思うんだけどなぁ……。思うんだけど、どうにも出来ん……」

 ぽてぽてと中途半端に音を消す豪華な絨毯じゅうたんの上を歩きながら、俺は溜息ためいきく。
 その溜息の原因は、最早言うまでもない。「抱き抱えシーンの失敗」のせいだ。

 とはいえソレをただうれえているのではない俺の気持ちも分かって欲しい。
 俺達は本当に頑張った。何度も何度も挑戦した結果のコレなのだ。
 三十回以上も頑張って改善案も出したのに失敗したのだから、人のいない所で溜息を吐いたって許されるだろう。そう確信するほど、俺は疲れ切っていた。

「やっぱ最初から無理だったのかなぁ……はぁ。俺がもう少し背が高ければ……」

 ……とか何とか言っても仕方が無い。
 どうなげいたって、今の俺はアドニスよりチビだしタッパもないのだ。

 だから、なんとか自前の力でアドニスの体を支えてみようと頑張ったんだけど、やっぱり俺の体格とアドニスのデカさでは釣り合いが取れないらしく、どうバランスを取ろうとしてもすってんころりと転ぶだけだった。

 漫画とかだと「必ず支えられる点がある」とか言うので、何とかその点を見つける事が出来たら……と考えていたのだが、よくよく思い返せばアレは「出来るだろうけど、ソレが出来るのは最適解を見つけられるだけ」って奴なので、平々凡々な俺が一朝一夕で見つけられるはずも無い。

 結局、俺はアドニスと夕方まですっころぶしかなかった。
 …………正直、アドニスは烈火のごとく怒って俺にイヤミの嵐を吹きかけて来るとばかり思っていたんだが、今日は驚く事に普通のイヤミだけで済んでしまったな。
 いや、不機嫌になったり機嫌がよくなったりしてたので、終わりの時間がちょうど機嫌ヨシなボーナスタイムだっただけかもしれんが。

「しかし……コレでちゃんと出来るかなぁ……俺……」

 動きを確認しながら、相手役のアドニスと一緒にお稽古をしたので、どこでどう体を動かすかっていうのは何となく理解したけど……でも、俺の所作は素人のソレだし、声の部分も全くもって進歩が無い。

 アドニスはソツなくこなしてたけど、その声と比べるとやはり俺の声は硬い。
 緊張しているってのは自分でも分かるんだが、腹式呼吸に慣れていないせいか意識がお腹に行き過ぎて声がおろそかになるし、声を気にすると緊張のせいで呼吸を忘れてさらに小さくぎこちなくなってしまう。

 こればかりは慣れるしかないけど……しかし、どうやって慣らせばいいのか。
 うーむ、こんな事になるなら音楽の時間に力いっぱい歌っとけばよかった。自分の声がデカく聞こえると恥ずかしいし、なんかつい小さめで歌っちまってたんだよな。
 だいたい、歌が上手いとかそういうワケでもなかったし……。

「…………あれ、俺って予想以上にダメ人間では……」

 演技ダメ、歌ダメ、授業ちゃんとやってないって、スリーアウトなのでは?
 いや待て、落第かも知れないが、俺には俺の良い所がだな……。

「ツカサ君、考え事しながら階段下りてるとコケちゃうよ」
「えっ? ぬ゛おおっ!?」

 誰かに呼ばれたと思った瞬間、出していた方の足が急にスカッと空振りする。
 何事かと我に返った俺が見たものは、視界の中でななめになる豪勢な階段と――宙に浮いたようになった自分の四肢だった。

 いや、これ、落ちてるんですけど!
 階段でコケるとかそういう次元じゃないんですけどおおお!

 ヤベェと思ったけど、この状態で立て直すすべなど俺にはない。
 このまま階段にぶつかって物凄く痛い思いをするのかと目を強くつむった。
 ……の、だが。

「んもー。だから言わんこっちゃない」
「はっ……あれ……」

 いつまでっても痛みがやって来ない。
 それどころか、なんか浮いてるような気さえする。どうなってるんだと目を開けて見て――俺は、ようやく自分がブラックに抱えられているのだと気付いた。

「わあっ! お、降ろしてブラック!」

 なんでここにブラックが。というか、いつの間に来てたんだ!?
 練習は終わったのかとか色々考えてしまったが、しかしこの状況はくつがえせない。人に見られるかも知れない場所でお姫様抱っこをされているなんて冗談じゃないぞ。

 「やだ……あの人達、人目をはばかってないわ……!」なんて目で見られるようになったらどうする。そんな事になったら嫌なのであわてて離すように頼んだのだが、しかしブラックは悪戯いたずらっぽい目を細めて俺を見て来た。

「だーめ。ツカサ君の事だから、どーせまた考えながら歩いて転んじゃうよ? ほらほら僕にまかせて。ねっ」
「ぐ、ぐぬぬ……」

 くやしいが否定が出来ない。
 だって、今まさに考えながら歩いて転んでるんだから、何を言ってもカッコ悪い男の戯言ざれごとにしか聞こえないのだ。しかもブラックに抱えられてるとなったら、もう俺の頭じゃ逃げられまい。コイツに口で勝てた事がないんだからチクショウ。

「そうそう、僕がちゃあんと守ってあげるから、大人しくしててね。転ぶ心配なんてなくなるくらい安全に連れてってあげるからっ」

 俺が大人しくお姫様だっこされている事に気を良くしたのか、何の苦労も無く階段を下りながら、ブラックはちゅうちゅうと俺のほおに雑なキスをしてくる。
 やめろっ、人が見てるかもしんねーだろうがっ!

「んんっ、ちょっ、やめっ…………あれ、ヒゲあるな」

 あまりにも吸い付いて来るもんだから、やめろと手で退けようとしたのだが、チクチクして痛い馴染みの感覚だったので気が失せてしまった。
 てっきり今日もられたもんだと思っていたんだが、と、間近に有るブラックの顔を見やると、相手は無精髭だらけの顔でにんまり笑って頬を寄せて来た。

「えへへ……本番まで剃らなくて良いって言われたからね。まあそもそも、僕が嫌だと言ったんだけども」
「良いって……誰が? ローレンスさん?」
「うーん……たぶん、侍従? 劇を監修する役目とか言ってたけど……まあどうでもいいか。ともかく、これからはツカサ君の見慣れた僕でいるからねっ。安心して良いんだよぉ~」
「い、良いんだよぉって別に俺は……てか、そんなの許してくれるとか寛大かんだいだな」

 普通、身だしなみに気を使わないと怒られるものなのでは。
 ブラックみたいに常時無精髭で少々難のある装いをしていたら、本番でもやらかすかもって思って注意しそうなものなのに……なんでオッケーになったんだろう?
 お姫様だっこのまま運ばれつつ首をかしげると、ブラックは目を笑みに細めた。

「んふふぅ……それがさぁ~、僕ってほら、ヒゲを剃ったらツカサ君がドキドキしちゃうくらいイイ男でしょ? だから普通の服装で演技してると、メスの侍従どもがドキドキしちゃって演技に身が入らないんだってぇ~」
「………………」

 俺に「殴って良いですよ」と言いたいのかな?
 いや、落ち着け俺。ブラックは無自覚に自分をアゲる無神経なヤツなのだ。これはブラックが自慢しているワケでなく、ただ事実をべているだけで……。

「そりゃツカサ君だってドキドキしても仕方ないよねえ。ツカサ君は、僕の顔が他の誰の顔よりも一番大好きだもんね~っ。他のメスどもだってドキドキするんだから、ツカサ君なら他の奴らの二倍三倍……」
「だーーっイヤミかテメぇえええ!! このっ、この野郎この顔かこのぉおお!」
「いへへへへ。いひゃいお~ふはひゃふ~~~」
「うるせーっ!! どーせ俺は平々凡々ですよ並ですよ松竹梅の梅ですよー!!」

 だが解っちゃいても自慢話はムカつくのだ。男のプライドが許さないのだ。
 例え恋人だろうが「持つ者」が「持たざる者」に自慢をするなんて、それは言葉で人を傷付けている事にしかならないだろう。それを俺は断固として許さな……嘘ですクソむかつくだけですチクショウイケオジだからってオスだからって調子に乗りやがってぇえええええこの顔がっ、この顔がくそおおおお。

「ふ、ふふふふ」
「ぎぃいい引っ張ってもニヤつきやがってえええええええ」
「ふへっ、ふひぇへっ、ふはひゃふぅう、へれへふお~?」
「照れてない! なにに照れろってんだ!」

 ああもう頬を引っ張ってたら何が言いたいのかよく解らない。
 罰ゲームみたいに思いっきり指ではじきつつ両ほっぺを解放してやったら、ブラックはデレデレした表情を満面に浮かべて、再び俺に顔を近付けて来た。
 なっ、なにっ、なんで上機嫌なんだよ!

「んも~、ツカサ君たらトボけるんだから可愛いなぁっ。安心してよ、僕はツカサ君のだ~い好きな婚約者だし、ツカサ君以上に僕の顔が好きなヤツなんて、絶対他には居ないからぁ。ふ、ふふっ、ふふふふふ……」
「ドコを心配してると思ってんの!? いや心配してねえけどな!?」

 つーか俺以上にお前の顔が好きな奴なんていないってどういうことだよ!!
 おっ、俺はなあ、顔が整った奴に近付かれるから赤面してるだけで、実際ので言えば女の子がダントツであって男のイケメン顔なんて願い下げなんだぞ!?
 そりゃアンタは恋人だし、すっ……好き、だし、そりゃ、照れるけど、だからって男の顔が好きとかそういうんじゃなくて……アンタの……いや……あの……。

「あっ、やっぱり図星だ。顔が真っ赤」
「~~~~~~っ!!」
「ふっ……ふっ、ふひっ……ほらぁ、ツカサ君はすぐそういう可愛い顔するぅ……。そうやって、すぐに僕に応えてくれるとこ、ホント好き……」

 嬉しそうに笑うブラックの顔が、また近付いて来る。
 こういう雰囲気になると、次に何をされるか分かってしまう。それを予測する事が出来るようになってしまったんだと思えば、急に自分が恥ずかしくなった。

 でも、そんな事を気にしている場合ではない。
 お姫様だっこをされておいて今更いまさらだが、こんな場所でイチャついてたら誰かに目撃されるかもしれない。それはイヤだ。色々気まずすぎる。

「ぅ、ぶ、ブラック……ちょっと待て、ここ廊下……っ」

 なんとか相手をその気にさせまいとして、再び手を無精髭だらけの顔に伸ばそうとすると、ブラックは急に足を止めた。
 そうして、何だかあきれたように両眉を軽く吊り上げて見せる。

「ツカサ君ってば本当僕の顔が好きだねえ……。廊下ならもう終わっちゃうよ」
「えっ?」

 どういう事だと周囲を確認しようとすると、急にドアが開いた音がしてブラックが動き出す。あわてて首を動かした俺が見たものは……廊下ではなく、部屋だった。
 ……というか、部屋つっても普通の部屋じゃない。ここは脱衣所だ。
 この城には客用の風呂がいくつか有るので、その一つを貸して貰い俺は喜んで毎日使わせて貰っているのだ。だから、間違えるはずがない。
 ここは、俺達に割り当てられたでっかい浴場だ。

 ――――いや、でも……なんでここ?

「ツカサ君、今日はあのクソ眼鏡のせいで凄く疲れちゃったでしょ? だから、今日はお風呂から先に入った方がいいかなぁと思って」

 そう言いながら降ろしてくれるブラック。
 ちょっとよろけてブラックの服をつかんでしまったが、しかし俺はそれよりも相手の気遣きづかいに感動……を覚えつつも、なんだか嫌な予感がしてしまい少し距離を取る。
 だって、さっきの雰囲気に加えて二人で風呂ってなると……その……今までだと、大体がそういうコトになっちまうし……。

 さすがに今日は疲れてるので断固拒否だぞと睨むと、ブラックは殊更心外そうな顔をしながら、ハの字にした眉をぎゅーっと眉間に寄せて見せた。

「もしかしてえっちな事すると思ってるのぉっ!? ツカサ君たら酷いっ、僕はただツカサ君が疲れただろうなって思ってお風呂に連れて来てあげたのにー!」
「えっ、ほ……ホント……?」

 被害者のようにぴーぴーわめいているが、ブラックはスケベの権化なのだ。そういう気など無いと言っていても、油断してはならない。
 しかし、俺の警戒とは裏腹にブラックは涙目で口を曲げて「ボク傷付いた」と大人がするような顔ではない顔でしゃがんで見せる。

「ツカサ君のいじわる……僕傷付いた……すっごく傷付いたぁ……」
「悪かった、悪かったから指でのの字を書くな」

 昔の漫画かお前は。
 そうツッコミを入れたい所をグッと堪えて謝ると、ブラックは流し目で俺を見た。

「…………じゃあ、僕のおねがい叶えてくれる?」
「ヘンな事じゃないなら……」

 なんかイヤな予感がするが、ここでヘソを曲げられたら後で大変な事になりそうな気がするので「イヤ」とは言えない。
 いや、でも、ここで諦めるのも悪手な気がするな……出される「おねがい」が何かは予測出来ないが、変なモノなら何とか緩和さえなければ……。

 そんな事を思いつつ、ブラックの次の句を固唾を飲んで見守っていると――相手は俺をウルウルした顔で見上げながら、甘えた声で告げた。

「今日は、僕と一緒にお風呂入って……? 今日は全然一緒に居られなかったから、僕、ツカサ君とくっついてお風呂に入りたい……」
「…………そんだけ?」

 そう言うと、こっくりとブラックは頷く。
 ウルウルして涙で籠絡して来ようとするワリには、スケベでもなんでもない願いだ。まあ確かに今日は演劇漬けで全然一緒に居られなかったし、なんならアドニスの方が俺と一緒にいる時間が長かったし……くっつきたいと言われるのは分かる。

 それに、部屋に帰ればクロウも居るから、二人っきりってワケでもない。
 二人っきりで居たいというのなら……まあその……俺も、やぶさかではないワケであって……いや、違うからな。俺の場合は普通に一緒に居たいだけだからな!

 ご、ゴホン。だからまあ……そう言われるのは、悪い気はしないワケで。
 俺も正直、アドニスの髪を何度もいていたら、ブラックの事をちょいちょい思い出しちゃったしな。今日も中途半端に髪を洗ったりするだろうから、久しぶりに今日は頭を洗ってやるのも良いかも知れない。

 コイツも大概たいがい自分の体に対には無頓着だからなぁ。

「一緒にお風呂入ってくれる……?」
「べ、別に確認することでもないだろっ! そうと決まったら、さっさと風呂場に入ってあったまろうぜ。頭久しぶりに洗ってやるからさ」

 そう言うと、ブラックはすぐに顔を明るくしてウンウンと頷く。
 まったくもって子供みたいな仕草だったが、何だか憎めなくて笑ってしまった。









 
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