異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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飽食王宮ペリディェーザ、愚かな獣と王の試練編

  風葬の荒野での試練2

 
 
「このっ……!」

 ブラックがマントを翻し、宝剣・ヴリトラを抜く。
 間もなくその切っ先が相手に届く――と予想したのに、それを裏切り相手は巨体に似合わぬ素早さで即座に退いた。

「ッ……! 早い……!」
「ビジ族の速さを体格で測るな! コイツらはオレよりも早いぞ!」

 ブラックが剣を構え直す間にクロウが体勢を低くして前に出る。
 巨体とは言え人の体だというのに、その姿はまさに獲物を狙う獣だ。

 その姿で低い唸り声を発し威嚇するクロウに、相手のビジ族も地鳴りのごとき恐ろしい唸り声を漏らす。互いに互いを敵だと認識したのか、その距離のまま斜めに移動する。周囲は他のビジ族との戦闘で騒ぎ立てているのに、ここだけは静かで。

 クロウとビジ族の唸り声すら聞こえなくなるほどの喧騒だというのに、何故かクロウと相手のにらみ合いを見ていると、音が消えるような気すらした。
 それほど、この場の空気が張り詰めているんだ。

 未だ一歩も動けずにただ見つめるしかない俺だったが、むしろ今は動かない方が良いだろうと直感する。悔しいが、身体能力が劣る俺ではブラックとクロウの動きに付いて行くのは無理だ。せいぜい邪魔をしないように、攻撃を見極めて避ける程度のことしか出来そうになかった。

 だけど、それだって大事な事だ。
 今俺が曜術で手を出しても二人の邪魔になる。

 それより、万が一ブラック達が負傷した時にサポートすべきだ。
 幸い、まだ回復薬は残っている。忙しくて調合するヒマすらなかったが、材料だって多少は蓄えているんだ。いざって時のために、しっかり後衛を務めないと。

 そう思い、睨みあうクロウの背中を見やった。刹那。

「ギャァア゛!!」
「ッ!!」

 悲鳴のような声を上げて、ビジ族がクロウに爪を振り下ろそうとする。
 だがそれを間一髪でクロウは避け、たが、ほとんど間隔を開けずにまた爪が追って来る。あまりにも早い猛追にクロウは咄嗟にしゃがみ、体勢を低くして身を逃した。

 だが相手は執拗にクロウを追っていく。
 ビジ族は、一度敵とみなした相手を追う習性でもあるのか!?

 なんかもう攻防が激し過ぎて俺にはとらえきれないけど、ともかく俺に出来る方法でクロウを加勢しないと……!

「てめぇ、一匹だけに目ぇつけてんじゃねえよ!」

 普段は発しない荒々しい声で、ブラックが怒声を上げる。
 俺が考えるよりも先にクロウを追うビジ族に飛び掛かり、剣を頭上から振り下ろ――そうとした所を、相手が素早く避けた。

 だがブラックはそのわずかな挙動の開始を見逃さなかったのか、俺が息を吐くよりも早くその体を空中でぐるりと反転させ、そのまま半回転しながらビジ族の肩に剣で斬り込んだ。

「ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛ア!!」

 バッ、と、剣を引き抜いた瞬間に血の軌跡が糸を引く。
 だが相手も狂戦士としての経験値があるのか、怯まずにそこを危険と察知して、俺達との距離を取った。
 ブラックとクロウも、俺を背後にする位置にバックステップで戻ってくる。

「……戦いにくいな。獣のくせに知恵がついてやがる」
「獣人族なのだから当たり前だ。戦い慣れてないと最悪死ぬぞ」

 さらっと言うクロウに、ブラックは何かカチンと来たのか意地悪な横顔を見せた。

「そういうクセしてお前も苦戦してたようだが?」
「……体がなまっていただけだ。あと普段の鍛錬では得物を持っていた」
「ハァ~? 獣人のくせに剣とか使ってたんですかぁ~? それで後れを~?」
「うるさいな。剣はあくまでも一つの攻撃手段にすぎん。今のオレは拳で充分だ。剣を使ってでしか戦えない惰弱な人族とオレは違う」
「はぁああああああ?」
「だーもー喧嘩してる場合か!!」

 クロウも売り言葉に買い言葉だよ!
 ったくもー本当は仲良いくせに、なんでこう憎まれ口ばっかり叩くかなアンタらは!

 つーか……うわっ、前、前まえまえっ、ビジ族来てるってえええ!!

「――――ッ!!」

 思わず目を丸くして、どうにかしなきゃと手を出そうとした。それと同時。

「あーあー丁度いい。王宮でガクガク赤ちゃん状態だった弱クソ駄熊に、ツカサ君に相応しいオスがどんなのかってのを見せてやるよ。ほえ面かいてとっとと失せろ」
「味方の力すら把握していない愚者に指図される筋合いはないな。オレがどれほどオスとして立派か、丁度いい機会だから見せてやろう」

 ガキン、と、まるで金属同士がかち合うような鋭い音がしたが、二人は動じない。
 お互いに睨み合って、それでも余裕ぶった笑みを口だけに浮かべながら――――まるでなんてことないように、ビジ族の爪を剣と手で塞いでいた。

 いやクロウ素手!
 素手で爪の一本掴んで固定って、どんだけパワー有り余ってるの!?
 ブラックも剣で受け止めてビクともしてないけどさあ!

「グアァアア!」
「……っるさいなぁ……人が喋ってる時は大人しくしてろ害獣!!」
「ゴァッ!?」

 軽々と剣で弾き飛ばして、ブラックが怒鳴る。
 他の獣人達と比べても筋肉がさほど主張していない体つきのブラックに、ビジ族は油断でもしていたのだろうか。ソイツ脱いだら普通に起伏あるぞ。筋肉あるぞ。
 いや……もしかしたら、ビジ族はブラックの強さを判断できなかったのかも。

 獣人族は兵士ですら露出度が高いから、服でほぼ体を覆っているブラックの筋肉については、ビジ族も判断できなかったんだ!
 ……筋肉について判断できないってなんだよって感じだが、ともかく、ノースリーブでムキムキな腕を丸出しにしたクロウを侮らないとは思えても、ブラックは人族だから勝手が違って戸惑っているのかも知れない。

 これはチャンスだ。
 チャンス……なん、だけど。

「ブラック、適当にあしらうな! ビジ族は上半身の攻撃に気を付けて脇腹を……」
「あーうるさいうるさい、ともかく斃せばいいんだろ!」
「先走るな!」

 虚を突かれた手負いのビジ族に向かって、ブラックとクロウが襲い掛かる。
 その姿は、ビジ族にとっても初めての光景だったのだろう。
 片方は剣を振りかざして赤い髪を振り乱すのも構わず、もう片方は不可思議な光を含んだボサつく髪を風に膨らませ躊躇なく拳を振りあげてくる。

 周囲の仲間が兵士達と拮抗しているのを横目で見ているのか、今の自分の状況に思考が付いて行っていないようで口を開けていて。
 そんな相手に向かって、二人は容赦なく攻撃を叩き付けた。

「ガッ……――!! グ、ァ、アァアア!!」
「ったくこんな事で僕とツカサ君のいちゃいちゃ時間を潰しやがってええええ! 殺す絶対に殺す殺すさっさと殺して帰る!!」
「そうやって苛立ちをぶつけるように戦うのは感心せんな、どこが立派なオスだ!」

 あ、ああ、口喧嘩してるのに、どんどんビジ族を追い詰めて行く。
 万が一って程度だとは思ってたけど、やっぱりコイツら怪我一つしねえ。むしろ逆に劣勢になって行くビジ族が可哀想になって来た。

 彼らが暴れないようにするためってのも兼ねてる鍛錬とはいえ、こんな風に一方的にやられるなんて想定してないだろうに。
 しかも手練れ二人に責められるなんて、悲劇でしかない。
 死ぬこともあるという危険な戦場だとはいえ、お互い死にたくて戦っているワケじゃないだろうに。

「ロク、や、やっぱり止めた方がいいのかな……」
「キュ……キュゥウ……」

 ああ、ロクもオッサン二人の猛攻に怖がってて俺にしがみついている。
 そりゃそうだよ、自分だったら絶対にこんな強いオッサンと戦いたくないもんな。
 やっぱこれは止めるべきじゃないのかと一歩踏み出す。

 すると――――

「え?」

 いきなり光が上から遮られて、自分が挿る場所が影になる。
 どういうことだと上を向くと、そこには。

「ギャァ゛ア゛ア゛ア゛!!」

 悲鳴のような声をあげる、もう一匹のビジ族。
 そいつが、威嚇するように立ち上がって、俺に――――

「クソがあぁああ!!」
「グルァアァアッ!!」

 襲いかかろうとする、前に。
 振り返った俺の背後からブラックとクロウが文字通り“飛んで”来て、その顔面と首めがけて、拳と刃を振った。

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア!!」
「チィッ、浅い! 殺し損ねた!」」
「ヌゥ……今度は潰す……!」

 うわああまたとんでもない事を言ってるぅうう!
 だけど、強い。やっぱりブラックとクロウは圧倒的な強さだ。

 俺が何度も見て来た間違いない強さの二人がそこにいるのが……いや、ホントに“いつも通り”の二人が目の前にいるのが解って、俺はこんな状況なのに、不謹慎にも嬉しさを覚えてしまった。

 そう。そうだよ。アンタらは強いんだ。
 ブラックは強い。クロウも、誰に認められるまでも無く強いんだよ。
 だから、アンタ達は喧嘩しつつ一緒に戦って……いつの間にか仲良くなったんだ。

 牛王に認められなくても、兄弟に認められなくても、あの王宮の人達に弱い王子様だと思われていても……アンタは、強いんだ。
 誰がどう見誤ったとしたって、それは変わらない。俺達が知っている。
 アンタを見下すよりも多くの人が、きっとそれを知ってるんだ。

「……ははっ……」

 そんなクロウの“本当の姿”が、戻って来てよかった。
 王宮で萎縮して言葉もいつも以上に少なくなって、本当に心配だったけど……今の少し強引で……ブラックにも軽口を叩けるクロウに戻ってくれて、良かったよ。

 そう思うと、こんな場所なのに――顔が緩んで、仕方なかった。

「オラッ去ねっ、そうでなければ死ね!! 二度と僕のツカサ君に近寄るな害獣!」
「ヌゥ……一体倒したのに二体目を逃がすなどは獣人の恥……」
「ギャウンッ、ギャウゥウッ!」

 …………って、笑ってる場合じゃない。またビジ族が危ないっ。
 その子もう泣いて逃げようとしてるじゃないですか、やめてあげてくださいよ!

 相手が悪い事をしてるならまだしも、ただ生きるために食べてるだけだし、結局は肉をあげれば多少は大人しくしててくれるんだから、大目に見てあげてよお!

 もう弱い者いじめをしているようにしか見えなくて、ついロクと一緒にまたオッサン達を止めようとしてしまったが、そこに牛王が割り入って来た。

「ハイハイハイ! ちょーっとやりすぎだ。お前らが強いのはもう十分に解ったから、か弱い生き物を虐めるのは許してやってくれ」

 えっ、あ、アンタいつの間に。
 遠い場所から鍛錬を見てたんじゃないのか?

 もしかして、この大乱闘の中を縫って来たのだろうか。
 にしても息一つ切らしてないなんて……やっぱ強いんだな牛王……。

「邪魔するなクソ牛!」
「ブラック不敬だぞ!!」
「いや構わん、そもそも俺も堅苦しいのは苦手だからなぁ。これからは、普通に話してくれや。なあ、クロウクルワッハ」
「そ、そんな滅相もない……ッ!」

 わっ、クロウが青ざめてる……これは初めて見る顔だ。
 でもチャラ牛王はワハワハと笑って気にせず、俺をチラリとみて目を弧に歪める。

「やはり、大事な物のために力を発揮するか。……今まで見極められなんだが、どうやらお前が一番父親の血を濃く受け継いでいるらしい。……よく育ったものだな」
「へ、陛下……」

 やっぱり「滅相も無い」と言わんばかりに頭を下げるクロウ。
 そんなクロウに、牛王は柔らかい微苦笑に表情を変えて肩を竦めた。

「謙遜するな。……今まですまなかったな。本来なら、長老たる三王の誰かがお前のような者を見極めるべきだったのに……俺達は長い間“強いもの”を見過ぎて、その心の内で育ち開花するものがあることを忘れていた。……今のお前であれば、他の三王もお前を王に据える事を考えただろう」
「も……もったいなき……お言葉……」
「…………お前は、本当に獣人としては……心が優し過ぎるな」

 また「ふふ」と笑って、牛王は俺の方に視線を向けた。
 今度は、しっかりと顔を見合わせるように。

「……ツカサ、お前にも礼を言わなければならんな。俺達は“三王”として、王の資質を持つ者を殺しかけた。……その資質がいつ花開くか分からない物だったとしても、見捨てることは王として恥ずべき行為だった。だが、お前は……この男の心が確かに育つまで、ともに居てくれた。……本当に、感謝する」

 漆黒の珍しい瞳が、じっと俺を見つめる。
 表情は、全てを楽観して見ているような若者のごとき笑みを浮かべているが――その言葉には、嘘偽りなどない。本当に真剣なまなざしと言葉だった。

「いえ、そんな……クロウは、本当に優しくて強くて……俺は、いつも守って貰ってるだけですから」
「ふっ……どうかな? 案外強さというものは見た目では解からんのだそうだぞ」

 と言われても、現に俺は今守られてたわけだしなあ……。
 意地っ張りだってのは自分でも思うけど、それって強いって事なんだろうか?
 いやー、たぶん違うと思うけどなぁ。

 つい首を捻る俺……の真似をして、とりあえず同じく首を捻るロク。
 そんなロクの可愛い光景を見たからか、牛王はワハハと思いっきり笑った。

「まあ良い良い! ともかく試しは終わりだ。お前達の力は、観戦していたものどもにはしっかりと伝わっただろう。……さあ、鍛錬も面倒臭くなって来たし、さっさと終わりを宣言しにいこうか。まずはルードルドーナの所に行くぞ」

 ついて来い、と歩き出す牛王に、俺達三人と一匹は顔を見合わせる。
 だけどなんだか心が温かいのはみんな一緒だったらしくて、頬を緩めてしまった。

 ……あ、ブラックだけは仏頂面だったけど……でも、ブラックだってクロウに対する認識が改まった事は嬉しいはずだ。
 だって、何だかんだでクロウのことを心配してくれてたんだもんな。
 俺がクロウと一緒に寝る事だって、クロウのためを思って了承してくれたんだし。

「ふふっ」
「な、なに? 何で笑うのさツカサ君」
「何でもないっ。さ、付いてこーぜ!」
「キュー!」

 俺も意地っ張りだけど、ブラックも相当だよなぁ。
 なんて思いつつ、俺は牛王の後に付いて怒号飛び交う戦場を歩き出した。










※またもやツイッターで言ってた通り遅れました(;´Д`)スンマセン
 
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