異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

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神狼鎮守タバヤ、崇める獣の慟哭編

10.アンタに何が分かるんだ

 
 
「………………」

 気が付いてから何分経っただろうか。

 もう十回以上そんなことを考えているけど、ちっとも時間が経った気がしない。
 それというのも……どうにも、居心地が悪いからだ。

 だって、これまで幾度か怒りんぼ殿下と二人きりになった事はあったけど、ここまで長く一緒に居ることなんてなかったんだもの。
 気まずい相手と夜を明かすなんて、どうしたらいいのか分からない。

 ブラックみたいにこ、恋人みたいな関係でもないし、クロウみたいに心の内を曝して話し合える関係でもない。俺の可愛い相棒たちや悪友みたいに、たくさん楽しい話が出来るような相手でも無いんだ。
 しかも、知り合い程度でも気まずいってのに……この人は、さっきまでガチでクロウを殺そうとしていた相手で……そんな奴と何を話せばいいってんだ。

 いや、今までなら気に食わないヤツとも話が出来たんだけどさ。でも……この殿下の場合はお話が違う。気に食わないってだけじゃない相手だからこそ、何を話したらいいのか、どう接したらいいのか読めず何も言えなかった。

 ……まあ、殿下が怖いってのもあるけど、一番感じるのは――――解り合える気がしないって事だ。

 だってこの殿下、クロウを本気で殺そうとしてたんだぞ。
 ブラックを殺されそうになった時も思ったけど、本当に殺そうとされると相手に対しての感情が凍って、好意的な態度がとれなくなる。大切な存在を傷付けられると、人はこんなに相手に対して心が動かなくなるのかと自分でも怖くなるけど……大事な奴が殺されるかもって思えば、そんな自分の気持ちを否定できない。

 今まで俺は殿下に対して凄く甘い態度を取ってたんだなって思うくらい、俺の今の気持ちは…………すごく、嫌な気持ちになっていた。

 考えるのも、言葉にするのも嫌なくらい、どす黒い気持ちに。

 …………だから、気まずくて仕方が無かった。

「……誰だ」
「っ?!」

 俺の気持ちを知ってか知らずか黙っていた殿下が、不意に声を出す。
 誰に言ってるんだと思わず顔を上げると、どうやら洞窟の中に誰か……クロウではない何者かが入って来たようだった。

「お食事でございます」

 松明を持って現れたのは、狼の獣人さんだ。そうか、夕食か……。
 っていうか、今までずっと薄暗い中で黙りこくっていたんだな俺。殿下の顔を見たくなくて俯いてぐるぐる考えてたから、明るさとかあんまり気にして無かったよ。

「食事? 前回の試練ではそんなものなかったがな」
「今回の試練には、本来関係のないツカサ様が協力しておられます。ですので、試練を受けておられる戦竜殿下とクロウクルワッハ様にはご用意出来ませんが、ツカサ様に関しては一日二食を摂るための休みを……と、仰せつかっております」
「俺の、ために……」

 ああ、声が掠れてる。
 殿下がクロウに突っかかった時に叫んだり、だいぶダメージを負ったせいもあるんだろうけど、なにより水を飲んでなくて喉がカラカラだったんだ。

 飲まず食わずで一日中引っ張り回されてたんだから、そうもなるか。
 獣人のお姉さんから食事のお肉と水を受け取ってお礼を言うと、お姉さんは俺の体を見て心配そうにしていたが、頭を下げて出て行ってしまった。

 松明も持って行ってしまわれたので、また洞窟が真っ暗になった。
 ま、まあ……こういう時は【フレイム】か【ライト】で明かりをつければいいか。
 でも、食欲がないな……。

 とりあえず水は飲もうと思って、石の壺から水を掬って飲もうとしたのだが……体がギシギシしてて、うまくいかない。というか、水すら口に入って行かない。
 これはヤバいと思ってなんとか口に押し込むが、喉が動かず少しむせてしまった。

 もしかすると、体がまだ回復してないのかもしれない。
 怪我の治りが長引くのは、久しぶりだな……チャラついた先輩たちにリンチされてもすぐ治ったってのに。いやまあ、アレは今考えると、獣人達の本気の喧嘩よりずっと軽いモンだったからだろうけど……。

 ともかく、どうしよう。
 せっかく貰ったのに食べられないなんて、狼さん達に申し訳ない。
 食べたいのはやまやまなんだけど……全然食欲が無いんだ。

「……んぐ……」

 俺のためを思って薄切りにしてくれたのだろう焼き肉を口に入れるが、咀嚼する事すら辛くて、なんなら焼肉の美味しい匂いすら今はキツい。
 どうしたんだろう。いつもならこんなんじゃないのに。

 殿下と二人きりだから食欲がわかないんだろうか。それとも、思ったより体が疲弊してて、モノが口に入らないだけなのか。
 とはいえ、一度口に入れたご飯を出す訳にはいかない。
 何分もかけてなんとか噛むと、俺はようやく詰まるような違和感がある喉にムリヤリ流し込んだ。うう、二口目をイケる気がしない……。

「おい、食事に何分かかってる。さっさと食え鬱陶しい」
「……欲しいなら、食べても良いですよ。せっかく用意してくれたご飯が冷めたら申し訳ないし……美味しいうちに食べて貰えるなら、料理もその方が良いだろうから」
「俺にお前の残飯を喰えというのか」
「美味しい料理にそんな言い方しないでください」

 暗がりの奥の方から「チッ」とかいう舌打ちが聞こえる。
 それが、敬語で冷たく突き放した俺の物言いに対してか、それとも口ごたえをした事に対してなのかはよく分からない。

 だけど、よほど腹が減ってたのか何かが歩いてくる音がした。

「…………」

 暗闇の中で、すぐそばに「ザッ」と地面を擦る靴の音が聞こえる。
 吐息……というか、生きている人間の熱を感じるから、きっとすぐそばに殿下がいるんだろう。俺が気に入らないのなら、早く肉を持って奥に引っ込んでてほしい。

 ……どうせ、この状況も休憩が終わったら変わる。
 クロウならきっと陣地から俺を連れ出してくれるだろう。別にお姫様願望があるって話じゃなくて、単純にクロウは強いから奪い返せると俺は思ってるのだ。

 っていうか、こんなズタボロにされるお姫様がいるか。
 自分で言うのも悲しいが、俺だってお姫様が相手ならもっと優しく恭しくお連れするわい。ラグビーボール役に慈悲なんぞないわ。
 体中痛いしヒリヒリするし、まだ傷口が開いてる感じがして色々鈍くなってるのに、頭の回転だけはいつもと同じでとてもつらい。

 ともかく、さっさと肉を持って行ってくれ……とか、思っていると。

「己の身より他人が作った料理の方が大事とは、頭がおめでたいなお前」
「う、うるさいな……いいからさっさと……」
「お前、どれだけ自分が美味そうな匂いをまき散らしているのか気付かんのか」

 え。
 なにを言ってるんだ。うまそうな、におい?

 ……あっ、やばい。相手の気配は判るのに、どこにいるのか分からない。
 何か途轍もなく嫌な予感がして来たんだが。

「じ……人族は、獣人にとっては……そういう、ニオイがする、んだろ……」
「お前の場合は他の物とは違う。獣を狂わせるほどの匂いだ」

 えぇ……俺そんな気持ち悪い匂いしてるの……。
 漫画でよく女の子とかモテる男がそういう設定だったりするけど、現実でそんな事を言われてもひたすら気持ち悪いだけすぎる。

 しかも獣人にとって良い匂いって、スケベな意味じゃなくて食料的な意味だし。もう死んでる肉と俺のどっちが美味いかって言われてるようなもんだし。
 あと別にお互い好きでも無い相手からそんな事言われてもめっちゃ怖い。

 なんで今そんな事を言ったと声が聞こえた方を見上げて顔を歪めると、その暗闇に佇んでいるだろう相手は再び舌打ちをした。

「気になるなら、あ、あっち行けばいいじゃんか」

 何がそんなに気に入らないんだ。
 数時間前、クロウに突っかかった時もそうだったけど、殿下がどんな時にキレているのか本当に理解出来ない。だって、この人何も言わないんだもん。

 何も言わないし、話そうともしないし、自分勝手に呟いて納得してこっちが理解する前に話を切って勝手にどこかに行ってしまうんだぞ。
 俺が話し掛けようとしても、全然取り合ってくれないし。

 しかも、相手はこっちを完全に敵だと思ってるんだ。
 そんな相手の何を理解出来るってんだよ。
 わかんないよ。

 アンタのことなんて、全然解らない。理由も言わずにクロウを殺そうとしてるアンタのことなんて、解りたくも無い。
 だからアンタの考えを知りたくて、ずっと話し掛けてきたのに。
 どうしてその時に近寄って来てくれなかったんだよ。こんな時ばっかり構うなんて、本当に訳が分からない。ボロボロの俺に、何を言いたいんだよ。

 美味しい匂いだからなんだってんだ。
 ニオイなんて人によって濃い薄いが違うだろう。今言う事じゃない。
 そう思って暗闇を睨んだ俺に、殿下は――思っても見ない事を、言い放った。

「あの惰弱な下郎に、毎晩その血を啜らせて抱かれたのか? それほど食欲を煽る匂いならば、肉も血もさぞかし精がつくだろう。家畜に抱かれてお前は喜んだのか。それほどお前は追い詰められていたとでもいうのか?」
「……は?」

 血を啜らせて抱かれたって、なに。
 ちょっと、言っている意味が分からない。解説して欲しい。
 真面目にそう思ってしまった俺に、殿下は畳み掛けた。

「あんな奴に抱かれて、お前は何の得が有った。俺には全く理解が出来ん」

 何を、言ってるんだ。このオッサン。
 俺がクロウに抱かれて喜んだのかって、何の得が有ったかって、どういう意味。

「抱かれ、って……俺は、別に……クロウに、そんな」
「なにか得があったんだろう? でなければ、あんなクズに抱かれるわけもない。ああ、お前達の文化では強姦というのか? それで名誉でも傷付けられたから、黙って獣の掟に従っているのか。ならばあんな胡散臭い男にも媚びへつらうわけだな」

 なにその言い方。
 ……は? なに。このオッサン何言ってるんだ。
 俺が「得だから」とか、二人に強姦されたから仕方なくあいつらに従ってるとか、そういう理由で一緒に居ると思ってるのか?

 なんの根拠が有ってそんな決めつけしてるんだよ。アンタに何が分かるんだ。
 クロウもブラックも、俺がちゃんと好きで付き合ってんだよ。好きだから、変なこともスケベなことも「こいつらになら」って許容出来てるんだ。
 ずっと、ずっと一緒に旅をして来て、助け合って喧嘩もして本音をいっぱい聞いて、色んな事が有って今の関係になったのに。それを全く知りもしないで、強姦だのクズだの、どうしてそんな事が言える。

 なんでアンタはいつもいつもそんな……っ!!

「ッ……ざけんな……」
「……?」
「ふざけんなバカ殿下!! なんでアンタはそんな、いつもいつもクロウのことを弱いとか孤独だって決めつけんだよ!! 俺は好きでクロウと一緒に居るんだよ、クロウとブラックとずっと一緒に居たいから俺が望んでついてってんだよ!!」

 どこに殿下が居るのか分からない。
 だけど、もう止まらない。喉が痛くて、ヒリヒリしてて、けれどそれでも殿下に対する怒りが止まらなくて、俺はただひたすら暗闇に向かって叫ぶように怒鳴った。

「そりゃクロウのためなら、血でも肉でもなんでもやるさ。でもそれはアンタが言うような、強姦とか得だからとか後ろ暗い理由なんかじゃねえよ……! 俺達を見てて、何でそんな感想が出て来るのか分かんねえよバカ!」

 ああ、やばい。涙が出てきた。
 理解してくれない相手に怒鳴るのって、こんなに虚しくて恥ずかしいんだ。
 でも言わずにはいられない。間違った認識のままでいてほしくなんてない。俺達は、そういう関係じゃないんだ。ずっと一緒に旅をしたいから、一緒にいるんだ。

 俺にとってはブラックもクロウも大事で、好きなんだ。アイツらのためなら、自分の体を投げ捨てたって良いと思うくらいに、守りたい大事なやつなんだよ。
 なのに、どうしてそんな事を言うんだ。

 違うよ。従うとか、得だからとか、そんな関係じゃない。
 クロウもブラックも、そんな卑怯な奴じゃない。弱くなんて無い。

 二人とも、強くて、すごくて、俺をいつも守ろうとしてくれる……
 大事な……掛け替えのない、大切な奴らなんだよ。

 なのに、貶されて当然みたいなことを言われるのが、悲しい。
 俺みたいな弱い奴を縛り付けてる下衆だと思われるなんて、いやだ。

 そんなんじゃない。
 ブラックも、クロウも、凄い奴なのに。……なのに、なんでアンタは……!

「なんで、分かってくれないんだよ……っ。クロウは……クロウ、は……ずっと、俺達をっ、助けて、くれたのに……強い、っ……ヤツ、なのに……!」

 飲んだ水が全て流れるみたいに、涙が流れてしまう。
 頬がひりひりして、痛くて、体中が軋む。だけど、もうどうしようもない。

 ずっと、この人に何とかクロウを認めさせたいと思って来た。
 暗殺なんてやめてほしい、出来れば仲良くして欲しいと思って何度も話し掛けたのに、どうしてその気持ちが全然伝わらないんだろう。

 俺のやりかたが悪かったのかな。だから、こうなってるのかな。
 そう思うと余計に恥ずかしくて、情けなくて、涙がとまらなくなる。

 結局、子供のわがままみたいな事しか言えない自分が情けなくて、クロウのことを理解して貰えるような言葉を一つも出せない自分が嫌で、どうしようもなくなる。
 暗闇に叫んでいるような自分が、それこそ負け犬みたいでたまらなかった。

 だけど、今の気持ちは本当の気持ちだ。
 ヘタクソな言葉でしか言えないけど、でも認めて欲しかった。

 クロウは強いんだって。
 アンタと戦えるくらいに、強くて立派な武人なんだって……――。

「…………何故、お前は……」
「――……ぇ……」

 感情が読み取れない声が、聞こえる。
 また靴が地面を擦るような音がして、その音が近付いて来て。

 見上げた場所から、なにか、吐息が……――――

「ツカサ!」

 背後から声が聞こえて、体が浮く。
 なにが起こったのか一瞬わからなかったけど、視界が一気に暗闇から薄暗い白になったのに気が付いて身じろいだ。
 ……誰かに、抱えられている。いや、もう誰かなんて、解り切っている。

「ク、ロウ……」

 呼ぶと、抱え上げられたままギュッと抱き締められた。
 ……ああ、クロウだ。クロウのにおいがする。抱き締められた感触も、間違いない。俺は、殿下の陣地から連れ出されたんだ。

 でも、どうして。今は休憩時間じゃないのか。動いて良いのか?
 これじゃクロウが失格になってしまうんじゃないのかと心配になったが、クロウは俺を抱き締めたまま深く息を吐いた。

「ツカサ……ツカサっ……すまん、オレは……オレは、どうしても……っ」

 失格になっても良いから、俺を助けに来てくれたのか。
 ……何故だろう。そんなことクロウは一言も言ってないのに、何故かそう言っているように聞こえる。俺が考えている事を理解していて、それでも助けに行きたかったと言っているクロウの心の声が、何故か分かるような気がした。

 クロウの言葉は、とても短いのに。

「……大丈、夫……クロウが、強いのは……俺達が……知ってる、し……」

 そう言うと、俺の体を捕えている腕がぎゅうっと力を強める。
 俺が感じた事は間違ってないんだと分かるほど、クロウの呼吸は震えていた。

 …………クロウの気持ちなら、こんなによく分かるのに。クロウだって、俺の気持ちをこんなに汲んでくれるのに。
 なのに、どうして……殿下とは、解り合えないんだろう。

 俺が、弱いせいなんだろうか。だから理解出来ないのかな。
 それとも、殿下が俺を信用していないから分かり合えないんだろうか。

 解らない。もう今は、何も考えたくなかった。

「ツカサ……」

 クロウの声に、気が緩んで体から力が抜けて行く。
 そんな俺の油断は今の状況では危険なものだっただろうに、殿下は何故か俺達を追ってこようとはしなかった。









※ツイッターで言うてたとおりちと遅くなりました(;´Д`)

 
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