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七鳴鐘楼モンペルク、月蝕は混沌の影を呼び編
11.どうしようもなく気にしてる
◆
「おっと、あったあった。あそこに見える煙突の家が件の食堂だよツカサ君」
「うう……ずいぶん屋根の上を跳んだな……」
白い大通りの屋根をいくつか飛び越えて、街に暮らす人達の家が並ぶ茶色の区域に辿り着くと、ブラックは路地を選んでそこに降り立った。
何度も内臓が浮き上がるかのような長距離ジャンプを披露されて、俺は既に食欲も失せそうになっていたのだが、それでも当初の約束を律儀に果たすつもりのブラックは俺の体を丁寧に解放する。
空中でぶらぶらさせられていたせいか、地面に着地すると足が痺れたような痛みで感覚が分からなくなる。だがこのままブラックに寄りかかるのもシャクなので、俺は足に力を入れて何とか立ち上がると、路地から出るべく歩き出した。
「ツカサ君、フラフラしてるけど大丈夫?」
「お情け無用……! っていうか……ずいぶん奥まった所なんだな。こんなとこ地元の人でもないと知らないんじゃないか?」
路地を抜けた所は、袋小路になっている小さな通りだ。
大通りから比べれば「ここも路地では」と思ってしまうような狭さだが、その狭さが人々の生活に密着しているのか、赤茶けた煉瓦で造られた細い二階建ての家々からはロープが伸び、通りを挟んだ向こう側の民家にいくつも渡されていた。
そのロープには、当たり前のように衣服が吊るされている。洗濯物かな。どうやらこの区域はマジで住宅街みたいなところのようだ。下町って感じなのかな。
でもやっぱり王都に近いだけあって、なんとなく薄汚れた感じはしない。
ロープは古びてはいるけど汚れてもいないし、家々の壁も綺麗だ。
稀に蔦が這ったロープもあって、常春の国らしく可愛らしい花が咲いていた。
ちょっと目のやり場に困る洗濯物もあったけど、様々なモノがロープに吊るされている光景は、なんだか色とりどりの旗が下がっているようにも見えて面白い。
そんな光景を好きな人もいるのか、ふと家屋の壁を見ると、そこには今見ている街の風景が優しいタッチで描かれていた。
それどころか、よく見ると他の家の壁にも絵が描いてあるぞ。
「家の壁に直接絵を描いてるって……綺麗だけどいいのか?」
綺麗な絵でも、勝手に描いていたとしたら迷惑に思う人もいるよな。
もし無断で描かれた絵だったらどうしようと勝手に心配していると、ブラックは肩を竦めて「問題ない」とでも言うように眉を上げて見せた。
「もちろん、家主が好きでやってるんだよ。この【モンペルク】の住民達は、王都が近いこともあってか比較的裕福でね。絵の具なんかも調達しやすいから、こうして壁に絵を描く事も出来るんだ」
「良かった、無断じゃないんだな。この街の人って、みんな絵が好きなの?」
そう問いかけてブラックの顔を見上げると、何故か苦笑されてしまった。
悪い感じの笑顔じゃないけど、なんでそんなに笑うんだよ。
ワケがわからなくて眉間に皺を寄せる俺に、相手は笑いながら口を開く。
「いや、こういうのは流石に絵心のあるヤツに描いて貰ってるんだと思うよ。ホラ、壁の絵も、幾つか描き方の違いがあるでしょ? こういう感じで、家の壁に絵を描く専門の職人がいるんだよ。質素な壁に絵を描くことで街を華やかにする意味もあるけど、大まかな理由は『魔除け』だね」
「魔除け……」
「モンスターや、家の劣化なんかを招く魔素を退けるために、聖水を混ぜた絵の具で絵を描いて貰うんだって。まあ……効果のほどは分からないけども、庶民の楽しみの一つって感じなんだろうね」
「なるほど……でもこういうのなら良いな」
歩きながら見る家々の壁には、色んな風景が描かれている。その多くは「大鐘楼の見える風景」だったけど、中には別の街の風景や海、見たことの無い渓谷の風景などがあって、なんとなく「この家の人が見た風景なんだろうな」と思えた。
白い絵の具を壁に塗りキャンパスにして、思い出の風景や魔除けの大鐘楼の絵を記しておく。そうすることで、安心したり思い出を思い出したりするのだろう。
なんだか、この街に暮らす人達の暮らしが見えるようで心が温かくなるな。
きっと、このあたりの人達は昔から【モンペルク】に住んでる人達なんだろう。
最初はちょっと驚いたけど、伝統行事って感じでとても良いじゃないの。
「ツカサ君の世界だとこういうのないの?」
「うーん……やる街もあるんだろうけど、俺の国だと珍しいかなぁ。でもこういう風に壁に風景を描くのって結構好きかも!」
家の壁じゃなくて、道路の脇の高い壁とか高架下のトンネルとかなら見かけるけど、一般家庭ではやらないんじゃなかろうか。
でも、こういう風に綺麗な風景を壁に描いて貰うってのも素敵だ。
街中が美術館ってカンジで、これもまたファンタジーだな!
「ふふっ……ツカサ君、楽しそうだね」
「そりゃいい観光地だし……いや地元の人はそういう意図なんてないんだろうけどさ。でも、こういう個性的で綺麗な風習って素敵だしワクワクするだろ」
ブラックもそう思ってるから、わざわざ目的地から少し離れて案内してくれたんじゃないのか。薄く笑みを浮かべた相手の目を問うように見やると、ブラックは先程よりも嬉しそうに目を細めて俺の方をジッと見つめてきた。
「ツカサ君、こういうの好きだろうなって思ったんだ。喜んでくれて良かった」
「えっ……」
「デートするんだから、好きな子が喜ぶ場所に連れて行きたいじゃない」
ねっ。……なんて同意を求められて、思わず喉がきゅっと締まる。
い、いっ、いきなり、そんな殺し文句みたいなこと言われても困るだろ、なに言ってんだよアンタは!
そりゃ、その、確かにそう、だけど。
俺だって、で、デート、なら……相手が喜んでくれるトコに、連れて行きたいって思うだろうけど。で……でもその、そう面と向かって言われると……っ。
「ふふ……僕ね、こういうので喜んでくれるツカサ君も好きだよ」
「っ!?」
「だって、ツカサ君と一緒にいると僕も楽しくなってくるんだもん」
「な……なにそれ……。俺そんなに愉快な動きしてた……?」
いや、別に大はしゃぎしてたワケじゃないけど。
でも「楽しくなってくる」なんて言われたら、俺は変に興奮してアホみたいな動きをしてたんじゃないかって、そういう風に思っちまうじゃないか。
でも、ブラックは首を横に振る。
そうして、俺の手をぎゅっと握ってきた。
「そうじゃなくて……ツカサ君が、ただ街を歩いているだけでも目をキラキラさせてくれるからだよ。それに……デートしたら、僕のこといっぱい意識してくれるから。だから、凄く嬉しくて楽しくなるんだ」
「――――~~~っ……」
声が、出てこない。
俺の手を逃さないよう指の間に太い指を捻じ込んで握る大人の手と、そんな力強さとは反対に……本当に嬉しそうに笑う子供っぽい無邪気な笑顔に、どうしようもなく胸がぎゅうっとなって、顔が一気に熱くなってくる。
見なくたって分かる。
きっと、俺の顔はユデダコみたいになってるに違いない。
ああ、絶対ブラックに見られてる。意識してるって知られちゃってる。そう思うと恥ずかしくて逃げ出したくなるけど、でも、逃げられない。
今日に限っては、いつもと違い逃げる気力も失せてしまっていた。
…………だって、ようやくブラックの表情が和らいだんだ。
強がったり大人だからって我慢してるんじゃなくて、本当にただ、色気のない俺とのデートを素直に楽しんでくれている。
過去の【グリモア】のことで考え込んだりせずに。
だから、その。
いいかな……って……。
普段の俺なら、逃げようとしちゃうけど。
でも、今は……ブラックが、楽しんでくれてるなら……もうちょっとだけ、こんな風に手を繋いでいても良いかなって、思っちまうんだ。
何も出来ないって思うより、こうして一緒に居られる方がずっといいから。
……と、とはいえ……恥ずかしさが頂点にきたら分かんないけど……。
「えへへ……ツカサ君、今日は手を繋ごうね」
「……ぅ……うぅ……」
うん、と言えない自分が情けない。
でもどうしたって恥ずかしくなっちゃうんだから仕方ないだろ。
ブラックとだけは、手を繋ぐとこうなっちまうんだ。
何で“そうなるのか”を自分でも薄ら理解してしまっているから、余計に相手を意識してしまう自分が恥ずかしくてどうしようもなくなるわけで……。
……ああもう、どうして俺ってこんな感じなんだろう。
もうちょっとドッシリ構えられる男なら、一々恥ずかしがらずにもっとブラックのことを安心させてやれるのに。でも、出来ないものは仕方がない。
今はただ、逃げ出したくなる自分をどうにか抑え込んで、カッカする顔でブラックと手を繋いで唸っているしかなかった。
こ、これもまたブラックのため……。
恥ずかしがるな、俺はこの世界ではメス、おかしくない、男同士で手を繋いでいても変じゃないしブラックが望んでるんだからやっていいことなんだ……っ。
でもやっぱり人に見られてると思うと恥ずかしいよぉ!
もっと恥ずかしいコトだって沢山されちまってるのに、なんでこんな事で顔が痛いくらいに真っ赤になってしまうんだろう。
好きだって、お互い知ってるはずなのに。
こういうのは、恋人同士だから出来る行為なのに。
だけど、ブラックに触れるたびに……自分がどんだけ過敏になってて、ブラックの事をどれだけ気にしてるのかって自覚してしまって……それを、誰かに知られてしまうのが、恥ずかしいんだよ。
ロクに恋人らしい言葉の一つも言えないのに、いつのまにかアンタのことばっかり考えるようになってしまってる。大きな手が触れているだけで、自分とは全然違う隣の存在と思い合っているんだって改めて考えてしまって、胸がドキドキしたりぎゅっとなったり忙しくなっちまうんだ。
そのせいで、色んな事をたくさん考えてしまう。
……本来なら、ザコな俺と美形で何でもできるアンタじゃ吊り合わない。
色んな差が有って、ホントだったら、え……えっちなコトとか、しない関係になるのが普通だっただろうに。
なのに、俺はコイツと恋人になってしまった。
最初はイヤだったはずなのに、いつの間にか「笑っていてほしい」と本気で思ってしまっていて、気付けば自分の全てを差し出すくらい……それくらい、好きになってしまったんだなって一瞬で自覚してしまって……だから、居た堪れなくなるんだ。
そんなの、モテないオタクの俺のガラじゃないって分かってるのに。
だけど、どうしても……笑顔のブラックとこうやって手を繋いだり、ぎゅっと抱き締めあったりしている時間に、幸福を覚えてしまう自分がいて。
そんなことを思う自分を知られたら、笑われやしないだろうか。
いや、ブラックは笑わないだろうけど。
でも……やっぱり、自分の甘ったれで浅ましい本心を知られてしまうのは、男子として恥ずかしくてどうしてもブラックに見て欲しくなかった。
だ、だって俺……男なのに、もう、高校生なのに……っ。
なのに、女の子みたいに「ブラックにぎゅってされるのが好き」って……っ。
「あ……。あーあ、もう着いちゃった……も少し遠くに降りればよかったなぁ」
「っえ!? ……あ、こ、ここが食堂……?」
残念そうなブラックの言葉に顔を上げると、どうやら俺達は気付かぬ内にそこそこ移動してしまっていたらしく、目的地が目の前に立ちはだかっていた。
ここがブラックの言っていた食堂か……。
古びた店構えながらも木製の鎧戸は罅割れも無く手入れされていて、場末っぽさは無い。老舗の穴場なお店って感じだ。
そんな印象を強めるように、窓からは中の盛況ぶりを伝える音が漏れ聞えてくる。しかも料理の良い匂いも漂ってくるし、ブラックがオススメするお店というのも相まって期待感が高まってきたぞ。これは確実に美味しい店に違いない。
なにより、壁のキャンバスには七つの大鐘楼が描かれていて、街に愛着がある感じが伝わり好感が持てた。
吊り看板も出していないお店だけど、地元密着の食堂って感じでいいじゃない。
ブラックはお高めな店も知ってるけど、こういうお店も詳しいんだな。
ううむ……これが大人の経験値ってヤツなのか……。
「驚くのは料理を見てからにしてよ。さあ入って入って!」
俺は期待通りのリアクションをしていたらしく、ブラックは更に上機嫌になって、こちら肩を抱くと強引に店の中に入る。
ちょ、ちょっと、さすがに肩を抱くのはやめてくれよ、恥ずかしいってば……!
しかしだからと言ってどうすることも出来ず、俺は成す術も無く店の中に突入させられてしまった。
あああ、誰かに見られてませんように。
食堂なんだから、きっとみんな料理に夢中なはず。そう願いたい。
そんなことを思いつつ、キョロキョロと周囲を見渡すと……俺のお願い通り、食堂の中のお客さんは料理や酒に夢中で、こちらを気にしてはいないようだった。
みんなそれぞれの丸い木製テーブルを囲い、楽しそうに歓談している。
地元の人が多いけど……俺達みたいな旅人もいるようだ。やっぱりここは「知る人ぞ知る穴場スポット」というヤツなんだな。
一見さんお断りなお店とかじゃなくて本当に良かった……。
「空いてるところに座ろうか」
「お、おう」
未だに肩を抱かれているが、まあこの状況ならギリ耐えられる。
そう思い、空いている席は無いかと再び周囲を見渡していると――――
不意に、聞き覚えのある声に呼び止められた。
「おや……君達はもしかして、つっくんと赤髪もじゃおじさんかい? 偶然だね!」
そ……その、独特な呼び方……!!
忘れたくても忘れられない微妙なあだ名で呼んでくる青年の声に目を向けると――そこには、縁に見事な刺繍が施されたローブを被った人物がいた。
ああそのいかにも貴族っぽいローブを被ってる感じ……世間とズレた認識の旅人と言えばもう、アイツしかいない。
「ぎ……ギーノスコー……さん……」
「おや、今度は名前を間違えずに呼んでくれたんだね! 嬉しい限りだよ」
そんなことを言いつつ、おいでおいでと手招きをするローブの男。
いや、ええと、あの……ど、どうしたもんか。
困ってしまってブラックを見上げると、相手はチッと舌打ちをして物凄く嫌そうな顔をしたが、俺の視線に気が付くと表情を不満げな物に変えて目を合わせてきた。
「逃げてもたぶん無駄だろうし……仕方ない……。挨拶くらいはしておこう……」
「そ、そうだな……あの人、無視すると延々話しかけてきそうだし……」
人の嫌がる事を進んでやります、というタイプというよりかは、人が嫌がっていてもグイグイ来て自分のペースに巻き込んでしまう人という感じだ。
そういう得体のしれない所が、何故か物凄く不安になってしまうのだが……しかし逃げても回り込まれるのは確実である。
だったら、ブラックの言うように立ち向かうしかない。
俺も覚悟を決めると、ブラックと一緒にギーノスコーに近付いたのだった。
→
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