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七鳴鐘楼モンペルク、月蝕は混沌の影を呼び編
炎髪と庇護の子2
◆
そんなこんなで、ギルマス御一行を件の死骸がある場所まで案内した俺達だったのだが……やっぱりというか何と言うか、みなさん例のモンスターを見ると、言葉すら思い浮かばないようで絶句していた。
さもありなん。
だって、清々しい朝の光に照らされた異形のモンスターは、姿形からして異様としか言えなかったし……それに……ウチの可愛いペコちゃんロクちゃんが、根こそぎ舌を抜いたり切ったりしてて、かなり凄惨な感じになってたからな……。
…………ギルマス達が絶句してるの、半分くらい俺達のせいじゃないか?
……い、いや、違うはず。モンスターに驚いているだけのはず……。
でも、こうしないと絶対に勝てなかっただろうし、なんとかスルーしてほしい。
俺の予想が見当違いだろうことを祈りつつ見守っていると、ギルマスのおじさんがようやく「ハァ」と強く息を吐いた。感嘆したのか、それともやっと呼吸を思い出したのかというほどの強い溜息だったが、その顔は呆れたようなものではなかった。
それどころか、驚いているというか……ともかく、ネガティブではない。
職員さん達は青ざめたり口を押えたりしているのに、ギルマスは本当に肝が据わってるな……明るい場所で見ても、ヌメった体の異質な両生類みたいな風体は恐ろしいとしか言いようがないと思うんだけどなぁ。
やはり、ここまでの胆力が無いとギルドマスターなど勤まらないと言うことか。
歴戦の戦士ってのはやっぱり一味違うんだなぁ……と感心していると、ギルマスは俺達の方に近付いてきた。
なんだか興奮したような顔をしてるな。
「おいおい、もしかしてあのペコリア達はアンタらの【守護獣】か?! なんて力量だよどんだけ鍛えたんだ! ペコリアってのは臆病なモンスターなのによ!」
えっ。そっち?
あれっ……あの異形のモンスターに対しては何とも思ってないの?
いやペコリア達が褒められるのは物凄く嬉しいし、そうでしょうウチの可愛い子ちゃんは強くて最高でしょうと鼻を天狗にしたいが、しかし今は違うのでは。
謎のモンスターの方が先なのでは……?
「あ、あの……」
「炎髪が育てた……ワケじゃねーよな! やっぱキミかいツカサ君、もしかしてキミはモンスターを育てる才能が有るのか!? いやあ、ぜひ秘訣を教えて貰いたい!」
「いえっ、あ、あのう……!」
ちょっ、ちょ、待って、圧が、圧が凄いっ。
ずんずんという効果音が聞こえるほどの前進でつい気圧されてしまう。目と鼻の先にオッサンの顔を突き付けられるのはちょっとあの。
「おいコラッ……」
「ギルマス、なにふざけてんですか! さっさと調査しないと死体が腐りますよ!」
ブラックが助け舟を出そうとしてくれた声が聞こえるが、その声を遮るかのように怒っている職員さんの言葉が飛んできた。
その怒声に、ギルマスのおじさんは「ヤレヤレだ」と表情を情けなく緩めながら、頭を掻いて俺から離れて行った。
ホッ……危うく濃い圧に潰されるところだったぜ……。
「うううう、僕のツカサ君に近付きやがってぇえ……」
「アンタも離れてくれってば……」
別のオッサンに近付かれただけだってのに、なんで即座に俺をホールドして来るんだよお前は。自分で言うのもなんだが物好き以外取りやしないってば……。
本当に過保護だなあと思いつつ、俺はギルマスと大勢の職員さん達が異形の死骸を調査するところを見守った。
「にしても……多少疑われるかなと思ってたのに、ホントに信用してくれてるみたいだな。俺達の事なんて一度も見ずに、ずっとモンスターの死骸ばっかり調べてるよ」
思わず声に出してしまうが、でも本当に意外だったから仕方ない。
かなり疑われるだろうと覚悟してたのに、相手は俺達の素性を知ってたうえに話を何一つ疑いもせず信じてくれてるんだもんな……。
目撃者もいないし、俺達が嘘をついててもおかしくないってのに。
それもこれも、この【庇護の腕輪】の効力なんだよな。
……うーん、正直俺マジであの王様苦手なんだけど、でもこういう時に助かってるんだから、感謝すべきなんだろうが……やっぱ顔が渋くなってしまうな……。
だって、あの王様俺をからかってくるしワケわかんないこと言うし、意地悪なことばっか言ってくるんだもん。イケメンで偉いからって酷過ぎないか。
アイツ現代に居たら絶対にオタクを虐めるタイプの陽キャだよ。間違いない。
そんな波動を感じるから、なんか感謝しづらいんだけど……でも、感謝しないのは恩知らずだからな。イヤな奴だが、今回は「ありがとう」と言っておこう。
…………ものすんごく癪だが。
「ツカサ君また他の男のこと考えてる……」
「イヤな奴のこと考えてる時までそういうこと言うのやめて!?」
アンタは何が何でも嫉妬しないと気がすまないのかコラ。
ええいもう考えるのやめやめ、今は調査が終わるまで待っておこう。
――――というワケで、一時間ほど俺達は黙って彼らの作業を見続けた。
調査っつっても、相手は未知の存在だからな。そりゃ時間もかかるってもんだ。
なので、ペコリアやロクちゃんと戯れたり、それに嫉妬したブラックから追いかけ回されたりしてヒマを潰していたのだが――ようやく終わったのか、ギルマスのおっさんが眼鏡の美しいお姉さんを連れて近付いてきた。
「やあ、待たせてすまんかったな」
「調査は終わったんですか?」
聞くと、相手はモッサリした立派な口髭を扱きながら顔を歪める。
あれっ違うのかな。
「うーん……まあ、現時点での調査はって意味なら終わった、かな」
「それは……」
どういうことなんです、と、問いかけようとすると、キッチリ七三の前髪でお団子ヘアな秘書っぽい眼鏡の美人お姉さんが先に答えを教えてくれた。
「私どもの技術や設備では、詳しい鑑定が出来ないということです。熟練の冒険者による【鑑定】か、学術院でモンスター学を専攻する研究者の方でなければ“どのような存在なのか”を判定するのは現時点では不可能でしょう」
ウッ……で、デキるお姉さん……最高すぎる……っ。
なるほど、専門家がいないと難しいのか。
そう言えばこの世界の【鑑定】は、普通のチートものみたいに「触れるだけで全てが解る」という便利機能ではなく、あくまでも自分が知る範囲の経験や物事を基準にして、自動的に対象を測定するってスキルなんだっけ。
気の付加術の一種で、ちゃんとした術ではあるんだけど……正直、刑事のカンとかそっちの方が近いかもしれない感じだ。
なので、植物やモンスターの鑑定は、しっかり毒性や特徴などを把握している人が行わなければ判別が出来ないのである。
……だから俺も毒をちょっと舐めたり、薬草を食べたり使ったりしてるんだよな。
そうしないと【鑑定】もレベルアップしないもんで。
話がそれたな。
ともかく、そういうワケでこの世界ではやっぱり【専門家】が重宝されるのだ。
けど、そうなると……ここでハッキリ正体が判るわけじゃないんだなぁ。
「すぐに来てくれる人っていますか?」
「どうだろうなぁ……王都には一応モンスターの事を学んだ文官がいるが、ソイツを貸していただくってなると、まず兵士から伝えて貰わにゃいかん」
「受付だけでも中二日くらいは必要になるでしょうね」
な、なかふつか?
どういう意味……。
「今から頼んだら三日後に受付されるって意味だよ」
なんだそれは。業界用語ってやつか。
冒険者なのに大人の仕事みたいな用語を出してくるんじゃないよ。
「にしても、そこまで早く受理して貰えるのかね。ライクネスの兵士は冒険者ギルドを見下してるだろ。どうせまた手柄を取られるんじゃないのか?」
「手柄って言える程度かね、このバケモンは……。どう考えても緊急事態だろ。お前達の話を聞く限り、大鐘楼が鳴っても効果が無かったんだしな。その話が実証されでもしたら、王都を揺るがす大事件なんだぞ」
ブラックのチクチクした言葉に、ギルマスのおっさんは頭を掻く。
俺もおっさんの方に賛成したいが、ブラックがこういう時に意味のない嫌味を言う事なんてないし……兵士が事態をややこしくする可能性もあるんだよな。
俺もすんなり通してくれると思いたいが、そう上手く行かないかも。
怪しい冒険者の俺達の証言しかない事件だし、ギルマス達は信用してくれたけど、兵士からすれば信用できないことだろうしなぁ……。
例え【庇護の腕輪】を持っていたって、犯罪に関与している可能性があるなら放って置かれはしないだろう。しっかりした法治国家ならそうなって当然なのだ。
俺の住む日本と同じように、『疑わしきは罰せず。しかし疑わしきは逃さず』が基本だろうしなぁ。
……うーん……。
なんか不安になって来たな……。
「どの道、これほど大きなモンスターを保存することも難しいですし、兵士の協力は必要です。ギルマス、今から詰所に連絡係を向かわせます」
「ああ……。ったく、面倒臭いことになっちまったぜ」
ギルマスと俺達にお辞儀をした美人な眼鏡のお姉さんは踵を返し、ハイヒールでも履いているかのような綺麗な足取りで、再びモンスターの方へ行ってしまった。
ああ、貴重な癒しが……。
思わず心の中で嘆いていると、不意にギルマスのおっさんがぼやいた。
「こういう時に【勇者】様が居てくれりゃあ、ちったあすんなり行くんだけどな」
勇者……勇者って、ラスターのことか。
ラスターが居てくれたらスムーズに済むって、どういうことだろう。
いや、何だかんだでアイツは良い奴だってのは解ってるけど、貴族であり【勇者】でもあるラスターが、どうして冒険者と兵士の仲立ちをしてくれるんだろう。
アイツ普段は貴族以外を下等民とか言ってナチュラルに見下してるのに……いや、でも、見下してはいるけど別にフレンドリーじゃないって事は無いんだよな。
だとしたら、冒険者にも優しいのかな?
【勇者】として各国に派遣されてるワケだし、そういうところで冒険者に対しても敬意を払ったりしてるんだろうか。
あの傲慢ナルシストが王様以外に敬意を……だめだ考えられん。
「ラスターが居てくれたら、本当にどうにかなるんですか……?」
つい疑わしげに聞いてしまったが、ギルマスの反応は深い頷きだった。
「おうよ。だいたい、遠征してモンスターを発見すんのは8割が俺達冒険者だろ? つまり、バケモンとの戦闘の最前線にいるのは兵士じゃなく冒険者よ。だから、あのお方はそういう俺達に対しても、戦う者同士として敬意を払って下さってるってワケよ……まったく、貴族が全員あの方のようだったら俺も嬉しいんだがねえ」
「…………」
思わずブラックと顔を見合わせてしまった。
どうやら、二人して同じようにびっくりしてしまっていたらしい。
でも無理もないよな。だってあのラスターが、だもん。
……いやまあ、国民に慕われているし当然そんな一面もあるんだろうことは解っていたんだけど、他人からその高評価を聞くと何故か驚いてしまうな……。
なんでだろうな、俺達の前ではやりたい放題しすぎだからかな……。
「その留守がちな【勇者】サマ以外で、早く報告できる方法ってないのか? 僕達もあんまり滞在を伸ばしたくないんだが……」
ブラックはラスターの話題も乗っかったことで不機嫌さが増したようで、もう既に街を出たがっている。またこのオッサンは人嫌いを発動しおってからに。
でもまあ、気持ちは分かる……。
まあなんにせよ、長引くのは俺達としても困るっちゃ困るのだ。
どうにか早く処理してくれる方法は無いかと問いかけると、ギルマスは「うーん」と声を漏らしながらムキムキの腕で腕組みをして空を見た。
「早く報告ねえ……。うーむ……それならもういっそ、アンタらが王都まで出向いた方が良いんじゃねえかな」
「え……」
「なんせ“炎髪”と“庇護の腕輪の少年”だぞ? 兵士長が詰めてる本部で訴えた方が、話も早いんじゃないかね。なんなら俺達も証明書出すぜ?」
それなら、すぐさま報告が上に行くんじゃないか。
ギルマスは自信ありげにそう言うが……どうしよう。
俺達はローレンスさんの帰りを待つためにここに居るんだが、王都にまで出かけて良いものだろうか。
でも、こういうことって迅速に報告した方がいいしな……。
「……王都までどのくらいかかりますかね?」
「えっ、ツカサ君行くのぉ!?」
「おう、もちろん遠くないぜ。一日あればすぐだ。騎獣を持ってりゃ半日かからないんじゃねえかな? ツカサ君は確かディオメデ持ってただろ」
それなら数刻だ、と太鼓判を押すギルマス。
相手の話を聞いてから、俺はブラックを見上げる。
「数時間で行けるなら……行った方が良いんじゃないかな」
「え~……ツカサ君、ホントに行くの?」
ブラックは不満そうだが、やっぱり正体不明の危険な存在を放っておけないよ。
下手したらモンペルクが消滅してた可能性だってあるんだし、詳しく調べてくれる所が有るっていうんなら、すぐ報告した方が良いだろう。
俺達は旅人ではあるが、だからって街の人達の危機を知らんぷりは出来ない。
冒険者として、そこは誇りある選択肢を選ばないとな!
まあ、ブラックはその選択肢を全力で放り投げようとしてるんだが。
「アンタね、このまま放っておいて余計に面倒になっても良いのか? どーせ俺達が疑われるハメになるんだぞ?」
「はぁ……分かった分かったよ、じゃあ王都までひとっ走りして貰おう」
「おっ、そうこなくっちゃ! 書類を揃えるのはこっちに任せとけ」
ブラックが折れるなり、ギルマスは「おーい!」と声を上げながら職員さんたちの方へ駆けて行ってしまった。……もしや、これを狙っていたのかギルマス。
いやまあ、確かに王都に直接持って行った方が早いんだけどさ。
「王都かぁ……なんか面倒な事になりそうだなぁ……」
ブラックは呆れたようにぼやくが、こんな態度でも、いざ動くとなったらやるべき事はキチンとやってくれるのだ。
……嫌がってはいても、やっぱり放っておけないって気持ちはあるんだろう。
そういう、変にツンデレっぽい所は何だか微笑ましくて笑ってしまう。
素直じゃないんだよなあ、ホント。
「む……ツカサ君なに笑ってるの」
「なんでもない!」
さっきからずっとこっちの心を読んでくるくせに、こういう所は分からないんだ。
……ブラックのそういう所は……正直、ちょっと可愛いと思う。
ま、まあ、そんなこと口が裂けても言えないけどな。
「なーんか怪しいなぁ、ホントに何でもないの~?」
「何でもないってば!」
またウザ絡みされる前に逃げようとおもって距離を取るが、ブラックは俺の言葉に納得がいかないのか、何故か早足で追ってくる。
や、やめろ。早足で追ってくるんじゃないその動き怖いから!
「つーかーさーくーんー?」
「わーもー本当に何でもないってば!!」
こんな緊急事態に変に突っかかって来るんじゃないよ!
そんな風にドタバタ走り回る俺達に、ペコリアとロク達は「どしたの?」と可愛く首を傾げるだけだった。
→
※今年も一年、本作品を読んでくださって
本当にありがとうございました!
読者さんのおかげで八周年を迎える事も出来て
めちゃめちゃ嬉しいです!!\\└('ω')┘//
来年も楽しく頑張って更新していきますので
引き続き一緒に楽しんで頂ければと思います(*´ω`*)
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