異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

文字の大きさ
948 / 1,149
迷宮都市ヘカテクライオ、秘めたる記憶と誘う手編

17.魔女という存在

 
 
   ◆



「ツカサちゃん!! ブラックの旦那がヤバいってホントかよ!」

 街の外でボスペコちゃん達と待機していた俺に、遠くから声が飛んでくる。
 振り返ると、俺達が今日歩いてきた人気ひとけのない海辺道を、リオルが必死な顔をして走って来ていた。手を振っているリオルの横に、ロクショウが付き添っている。
 ロクがひとびして、リオルに知らせてくれたんだ。

 その姿に安堵あんどして、俺は力の限り手を振ってリオルの到着を待つ。
 ややあって近付いてきたリオルは、俺の姿を見て――何故かギョッとしたようで、あわてて距離を詰めてきた。

「つっ、ツカサちゃん何その血!!」
「え……」
「刺されたのか!? そんで旦那もこんな風に……!?」

 目を見開いて心配するリオル。
 その視線を追い自分の服を確認して、俺はようやくシャツに血がべっとりと付いている事に気が付いた。

 これは、たぶん……吐血……と、もしかしたらあの木の根っこに突き上げられた時に、多少刺されていたのかも知れない。
 体内からの強い痛みの方にばかり意識が行ってから気が付かなかったな。

 そりゃ、ブラックも心配するか。こんなんじゃ……。
 ブラックが殺されるんじゃないかと思ったら怖くて、それ以降ずっと動揺していたし……何より、俺の怪我なんて本当にどうでも良かったから。

「あぁ……ツカサちゃん、こんなんなったらマジでダメだって、ホントにさ……! ただでさえ、ツカサちゃんは……」
「俺は?」
「っ……い、いや、何でもない……。ともかく旦那がヤバいんだったよな」
「そ、そう……リオル、ブラックを宿まで運んでほしいんだ。あの転移術で!」
「よっしゃおまかせ! あっでも、旦那がこの状態だと慎重しんちょうにやんなきゃヤバいんで、他の魔族……モンスターは一緒に連れていけないから戻してくれよ」
「わ、わかった」

 リオルの言葉にうなずくと、ペコリアとロクショウは「森を見張る」と言い出した。
 唐突な申し出に俺は驚いてしまったが、ロク達はがんとして引かない。

 でも、俺は反対だった。
 スイ……さん……が、敵である【アルスノートリア】が追ってくるかもしれないのに、俺の大事な仲間を置いて行くなんて。そんなのうなずけるはずが無い。
 ロク達まで酷い目に遭うかも知れないじゃないか。

 そもそも、相手は【翠華すいか】なのだ。
 今俺達がいる草原すら、相手のテリトリーであり俺達を襲う狩場にる。
 この“常春とこはるの国”にいて、【翠華すいか】の能力は脅威きょうい以上の怖ろしい物なのだ。

 だから、残って欲しくない。
 そう思って「ダメだ」と言ったのだが、ロク達は聞いてくれなかった。

 リオルからも「ツカサちゃん達にこれ以上危害を加えさせたくないから、この場所で見張りたいって言ってるんだよ。……わかってやって」と言われたが……。
 言われた、が…………そんな風に、説得されたら……うなずくしか、なかった。

 ……くやしいが、今の俺にはが追ってきても何も出来ない。
 だから、ロク達を危険にさらしてでもお願いするしかなかったんだ。

 …………こんな情けないご主人様じゃ、いつか見限られてしまいそうだ。
 でも、今は涙をんでロクやボスペコちゃん達に見張りを頼み、俺はリオルの転移術でロッジの目の前まで転送して貰った。

「っ、う゛……ぉえ゛、ぇ……っ」
「あぁああっ、ツカサちゃん無理すんなよ、ゲーしちまいなゲー!」
「う、ぷっ……お、俺は良いから……っ、ブラックを、ベッドに……っ」

 魔族の転移術で脳を揺らされて吐き気がこみ上げるが、それ以上に胃液が食道やのどの器官の傷を刺激したみたいで、俺は痛みと吐き気が混じる表現しきれない感覚にロッジの前で伏せて丸まってしまった。

 予想以上に、内臓が傷付いている。
 俺は、一体なんの術を使っちまったんだ。言い知れぬ気持ちの悪さに再び胃がうごめきそうだったが、何とかこらえて俺はロッジに入った。

 血を床に撒き散らさないように靴を脱いで、裸足はだしでブラックが寝かされたベッドの横に駆け寄る。……相変わらず、ブラックは眠っているようだ。

 ……でも、いつもの寝息じゃない。
 とても静かで、心配になるほど深くて……まるで、昏睡こんすいしているようだ。

 表情には心配になる要素もないが、その安らかさが逆に不安を掻き立てた。

「それでツカサちゃん、ブラックの旦那はどーしてこうなっちゃったんだ?」
「うん……」

 簡潔に、要点だけリオルに説明する。

 森で遭遇した敵が【グリモア】と同等……もしくは、それ以上のデタラメな能力を持つ【アルスノートリア】であること。
 その木属性の敵に「二種類の毒」を浴びせかけられたこと。

 一つは“きりの薬”であり、効果は窒息ちっそく
 もう一つは未知の毒であり、この未知の毒がブラックをむしばんでいることを。

「……なるほど……しっかし、ここでその薬の話を聞くとはなぁ」
「え……知ってるの……?」

 思っても見ないことを言い出したリオルの顔を見上げると、相手はチャラ男にしてはヤケに真剣な顔をして腕を組んだ。

「その【翠華すいか】ってヤツが言ってた“きりの薬”ってのは、今から数百年前に作られてた“魔女の薬”っつう特殊なシロモノだよ」
「えと……魔女の薬って……がいたのか?」
「おう。俺も詳しい事は分かんないけど、昔の古い役職? みたいなモンかな。……なんか昔は、その……」
「昔は?」

 みょうよどんだので鸚鵡おうむがえしすると、リオルは何故かちょっと赤面して顔をそむけ、くちのあたりを腕でごしごしとぬぐった。
 ……何故そんなに照れてるんだ?

「ええと……ともかく、ちょっと特殊なメス達が居たんだよ。そういう奴らを“魔女”とか呼んで、曜術師とは少ーし違うモンとして区別してたんだってさ」
「昔ってそういう人達も居たんだ」
「そそ。……まあさ、今は絶滅してるだろうし……メスも普通に曜術師あつかいされてるから、もうそういう奴らは居ないだろうけど……」

 ふむ……?
 リオルの言い方からすると、その大昔に存在した“魔女”という存在は、曜術師とはまた違う不思議な存在みたいだな。
 でも、そういう素養がある人達も今は曜術師になっている、と……。

 ……うーん、アレかな。
 昔は強い女性の曜術師がいても、曜術師として認められなかった、とか?
 そういうよく分からない縛りって、俺の世界にもあるよな。

 まあでも、この世界の場合はメスの曜気の許容量はオスよりずっと少ないって話だったし、カーデ師匠も昔メスを曜術師として認めさせるべく動いてたもんな。
 昔の定説では「メスは曜術師になれない」って感じだったらしいし、だから特別に強い力を持つメスの男女は異端ってことで“魔女”と呼ばれてたのかも?

 それがホントかどうかは分からないけど、今“魔女”が居なくて“メスの曜術師”が「少数だけど存在している」んだから、そういう事なんじゃないかな。
 とりあえず、そういう事にしておこう。考えている場合じゃないし。

 今は……その消えたはずの“魔女”の薬が何故存在してるかだよな。

「魔女については分かった。でも、もう居ないなら薬も無いはずだよな」
「ツカサちゃんさっすがぁ。その通りなんだよ、いくら魔女の薬でも、数百年経ってたら劣化してて使えないはずなんだ。……それに、人族が覚えてるとしても、なんの薬をどう作れば良いかってのはもう分からないはず」
「製法すら残ってないの……?」
「……その“魔女”ってのは、良いあつかいされてばっかりじゃなかったからな。自分達の薬を守るために製法を秘匿ひとくしてたし……全部、失われたはずだ」

 世知辛せちがらい昔の情勢が目に浮かぶようだ。
 ……俺の世界の魔女の人達も、良い悪い関係なくひどった時代が有ったんだよな。魔女じゃない人も理不尽に魔女あつかいされて死ぬほどの拷問を受けたって言う、想像したくもない恐ろしい時代が。

 こちらの世界でもそうなったとは思いたくないが、追求したい気持ちを飲み込んで話の続きを聞く。

「それで……その“魔女の薬”は、ブラックの昏睡こんすいとどう関係あるんだ?」
「うん……。旦那に向けられた薬の一つが“きりの薬”だってんなら……もしかすると、今この状態を作ってる“毒”の正体も……その“魔女の薬”なんじゃねえかなって」
「っ……こ、心当たりがあるのか!?」

 思わずリオルの服をつかんで詰め寄ると、リオルは何故かグッと言葉にまったようにのどを動かしたが、自分の服をつかんだ俺の手をにぎって優しく離した。

「ツカサちゃん落ち着いて。……正直なトコ、俺も絶対そうだとは言えねーけど……俺の記憶に間違いがなければ、これは……“夢遊ゆめあそびの薬”だと思う」
「夢遊び……? それって、どういう薬なんだ」

 その“毒”とされた薬の効能が分かれば、ブラックが助かる。
 リオルが物知りで良かった。その事に心底感謝しながら顔を見上げるが――相手の顔は、何故か浮かない表情にゆがんでいて。

 どうしたんだろうとつい俺も眉根を寄せてしまうと、リオルは服から優しくがした時に包んできた手に力を込めて、俺の手を少し強くにぎった。
 きっとこれは、無意識の行動だ。それだけリオルも動揺しているのかも知れない。

 でも、何に動揺しているのか。
 もしかして、ブラックに何か悪い事が起きてるんじゃないのか。

 そう思うとまた居ても立ってもいられなくなって、俺の手をにぎったままのリオルの手を引く。その行動にやっと我に返ったのか、リオルは数秒黙って俺を見ていたが……覚悟を決めたかのように、くちを開いた。

「魔女が作る“夢遊びの薬”の効果は……飲んだヒトの体から意識を切り離して、遠くを見に行くことが出来るようになる……って感じ」
「ぇ…………。なに、それ……」


 一言で言われても、理解が出来ない。
 思わず顔を歪めてしまったが、リオルは「さもありなん」と何度か小さくうなずいた。

「要するに、ツカサちゃん達が言う所のが体から抜けて、そこらを飛び回ってるってカンジ? 元々は魔女が偵察用に使ってた薬だよ、確か。の姿なら浮いたりできるし、敵に気付かれにくくなるからな」

 つまり……簡単に幽体離脱出来る薬ってこと……?
 かなりオカルトな薬だが、魔法の薬と考えればまあ無くは無い。

 けど、そんなデタラメな効果がある薬なんて初めて聞いたよ。
 ……魔女って人達の薬は、今ある薬よりもっと不思議なものが多かったんだな。

「な、なるほど……。えっ、じゃっじゃあ今のブラックは、眠ってるんじゃなくて魂が抜けてる状態なの!?」
「恐らくは……。けど、旦那のタマシイっぽいのが見当たらないんだよな。特に目的が無い限りは、体から離れずにいて……それこそ、夢見てるみたいに近場でフワフワただよってるハズなんだけど……」
「たっ、魂どっか行っちゃったの!?」

 思わず体から血の気が引く。
 それって、相当ヤバい状況じゃないか。

 この世界で「魂」がどれほど重要なのかは分からないけど、少なくとも【翠華すいか】がくちすべらせた限りの情報で推察すいさつすると、まずほうっておくと死んでしまうはず。
 相手はブラックを即座に殺そうと目論もくろんでいた。
 だから、少なくともこれは放っておいたらヤバいのは間違いない。

 リオルが言うように、この昏睡こんすいの原因が本当に“魔女の薬”のせいだとしたら、俺は答えに辿たどけなかったはずだ。ものぐるいで探しても、きっとどうすることも出来なかったはず。……でも敵は、たぶん「ただ眠っているだけ」と思いほうっておく事を想定して、こんな“毒”を仕掛けたんだろう。
 ……確実に、だけど誰にも邪魔をされずにブラックを殺せるように……。

 …………殺す……ブラックが、死ぬ……。
 その単語を心の中で思い浮かべただけで、体が震えそうになる。

 ……例え俺が全ての曜気をあつかえる【黒曜の使者】であっても、魂をどうにかする事は出来ないはず。というか、前例が無くてどうすれば良いのかも分からない。
 意識が無い状態の体を癒したって、きっと意識は戻らない。
 ブラックの魂を連れ戻さなければ一生このままで、俺は……俺は、何も出来ずに、ただブラックが静かに眠っているのを見ているしかないのだ。

 そん……なの……。
 そんなの、嫌だ……!!

「りっ、リオル、どうすればいいっ、どうしたらブラックを助けられるんだ!?」
「ツカサちゃん落ち着いて! えっと……普通は人の魂なんて見えないんだけど……ツカサちゃんなら、どうにか見えるかもしれない。……そうだな、まずは魂ってモンの存在を明確に知れたら、ツカサちゃんも反応できるかも……」
「それは、ど……どうすれば、良い……?」

 魂を明確に知覚できる方法。
 それを俺も習得できれば、ブラックの魂を見つけられるのか。

 なら、教えて欲しい。
 リオルにすがるように、今まで俺の手をにぎっていた手を懇願するようににぎかえす。
 ……俺より大きいけど、それでも傷一つ感じない節くれ立った柔らかな手。

 いつも俺の手に絡んでくる、分厚くて骨が太い剣士の手とは違う。そのことを何故か余計に感じてしまって、胸が苦しくなる。
 昨日まで、ほんの数時間前まで握り返してくれた“いつもの手”は、にぎっても反応もしてくれなくなってしまった。

 それどころか……二度と、にぎかえしてくれないかも、しれない……。

 …………そんなの、いやだ。
 このままブラックを失うのを黙って見ているなんて、耐えられない……!!

 だから、救える方法があるなら。
 俺に出来る事が有るなら、何でもやる。

 お願いだから、その方法を教えてくれ。

 リオルにそううったえかけると――――相手は、何故だか少し難しそうな顔をしたが、真剣な表情を浮かべ直すと俺を真っ直ぐに見てうなずいてくれた。

「俺は、ツカサちゃんの従僕しもべだ。……ツカサちゃんのために、なんでもする。それが俺の……俺達の、喜びであり使命……。だから、なんでも……やるぜ」
「リオル……」
「じゃあ、まずは……人形か、ヒトガタになるものを用意してくれないか?」

 人形、ヒトガタ。
 何故そんなものを用意するんだろうと思ったが、疑問に思うヒマすら勿体もったいい。

 現状、この状況を正確に把握はあくしているのはリオルだけだ。
 俺の疑問なんかはさ余地よちも無い。
 今はただ、一刻も早くブラックの魂を見つけ出して取り戻す事を考えるんだ……!

わかった、宿のお婆ちゃんに聞いて買える所を探してくる!!」

 用意すれば何かが進展すると言うのなら、言うとおりにしよう。
 すぐにそう思い、俺はリオルの手を離すときびすかえした。













 
感想 1,277

あなたにおすすめの小説

愛されたいだけなのに

まさお
BL
我儘令息だったノアは一回目の人生で最愛の人からの裏切りの末、殺される。 気がつくと人生が巻き戻っていて人生二週目が始まる。 しかしまた殺される。 何度も何度も繰り返した人生の中で自分が愛されることを諦めてしまう。

ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!

由汰のらん
ファンタジー
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった。しかしハルの血が特殊だと知ったダンピールはハルを連れ帰って? いっそ美味しい『血』(治癒)と『体液』(バフ)と『癒し』を与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!

夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。  ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公

【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

【完結】冷酷騎士団長を助けたら口移しでしか薬を飲まなくなりました

ざっしゅ
BL
異世界に転移してから一年、透(トオル)は、ゲームの知識を活かし、薬師としてのんびり暮らしていた。ある日、突然現れた洞窟を覗いてみると、そこにいたのは冷酷と噂される騎士団長・グレイド。毒に侵された彼を透は助けたが、その毒は、キスをしたり体を重ねないと完全に解毒できないらしい。 タイトルに※印がついている話はR描写が含まれています。

【完結】凄腕冒険者様と支援役[サポーター]の僕

みやこ嬢
BL
2023/01/27 完結!全117話 【強面の凄腕冒険者×心に傷を抱えた支援役】 孤児院出身のライルは田舎町オクトの冒険者ギルドで下働きをしている20歳の青年。過去に冒険者から騙されたり酷い目に遭わされた経験があり、本来の仕事である支援役[サポーター]業から遠退いていた。 しかし、とある理由から支援を必要とする冒険者を紹介され、久々にパーティーを組むことに。 その冒険者ゼルドは顔に目立つ傷があり、大柄で無口なため周りから恐れられていた。ライルも最初のうちは怯えていたが、強面の外見に似合わず優しくて礼儀正しい彼に次第に打ち解けていった。 組んで何度目かのダンジョン探索中、身を呈してライルを守った際にゼルドの鎧が破損。代わりに発見した鎧を装備したら脱げなくなってしまう。責任を感じたライルは、彼が少しでも快適に過ごせるよう今まで以上に世話を焼くように。 失敗続きにも関わらず対等な仲間として扱われていくうちに、ライルの心の傷が癒やされていく。 鎧を外すためのアイテムを探しながら、少しずつ距離を縮めていく冒険者二人の物語。 ★・★・★・★・★・★・★・★ 無自覚&両片想い状態でイチャイチャしている様子をお楽しみください。 感想ありましたら是非お寄せください。作者が喜びます♡ ムーンライトノベルズにて改稿版を掲載しました。