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ブラック×ツカサ
現パロ:ホームレスとDK 6
オッサンと手を繋いで夜の散歩……なんて、実に笑えない状況だ。
これが熟年夫婦とかだったら、俺的には微笑ましいし凄く仲がいいなぁと思うけど、自分の両親がやってたら「やめろ!!」と叫びたくなるし人に見られたくない。
別に恥ずかしい事じゃ無いとは理解してるんだけど、他人にからかわれる可能性を考えると、どうしても「身内の恥」みたいな弱みに見えてしまうんだ。それゆえ、自分も含めて公衆の面前で誰かにからかわれるような事はしたくない。……んだが……。
「えへ、へへへ……ツカサ君と一緒に散歩だぁ」
「…………」
隣で楽しそうに俺の手を握って振り回しているオッサンの横顔を見ると、何故だか「もう良いだろ」と手を離す事も出来なくなる。
普通、オッサンとこの距離って、どう考えても手を離したくなるモンなんだけど……不思議とブラックに対しては距離感が気にならないんだよな。
何でだろうなといつも不思議だったけど、やっぱ俺このオッサンが大人に見えないから手を握られても平気なんだろうか。
だって、姿形こそ外国人風のオッサンだけど、コイツのやることなすこと全部が子供みたいで気が抜けちゃうんだもん。それに、なんか犬みたいだし……。
ああ、そっか。俺、ブラックがあんまり無邪気だから、毒気を抜かれちまうんだ。
それに野良犬みたいに目を離したらどっかに行っちゃいそうで心配だから、こんな風に手を繋いでも恥ずかしいとも思えないに違いない。
……人に「拾ってきた犬みたい」と思うのも失礼かもしれないが、しかし、某番組の赤い雪男の子供みたいに赤い髪をモサモサさせて目まで隠してるんじゃあ、ちょっとした着ぐるみキャラみたいな評価になってもおかしくないと思う……。
でも、ここまで人から警戒心を奪い去る事が出来るのは、ブラックの性格が成せるワザなのかな。手を繋いでも別にいいかって思うのは、コイツぐらいだし……。
これがダチとか父さんだったら絶対に拒否するもんなあ。
何が悲しくて男と手を繋がなきゃいけねーんだよ、距離近いし絶対嫌だわ。女子となら喜んで繋ぐけど、男なんて百害あって一利なしだっての。
しかしそう思えば思うほど、ほんと今の状況が異様でしかないんだよなぁ。
うーん、なんでブラックだけ大丈夫なんだろう……謎だ……。
「ツカサ君どしたの?」
「ん、なんでもない。それより人気のある場所に近付いたら手ぇ離せよ」
「え~!? やだやだ、もっと繋いでようよぉ」
「お前は俺が明日変な噂を流されてもいいってのか!」
ガルルルルと唸りながら睨むと、ブラックは不満げに口を尖らせたものの、何となくは納得したようだった。まったくもう、解ってくれるなら最初からそうしてくれよ。
溜息を吐きつつ、わざわざ遠回りをして人気のない道から古い商店街に入る。夜も少し深い時間になって来たからか、もくろみ通り人は少ない……というか、いない。
商店街とは言え、夜中でも通り道的に流す人はいるはずなんだけど……まあ、この商店街は大通りから外れている、地元の住民しか知らないようなところだし、店自体お年寄り向けなものが多いから、近くに住んでいる人でないと通らないんだろうな。
でも、街灯はしっかり灯っているし、店の明かりが無くてもこれならあるける。
ただ一つ悔やむべくは、人が居ないせいでブラックに「手を離せ」と言えなくなってしまった事だが……まあいい。大きなトラブルも無く銭湯に到着したワケだしな。
「おばちゃーん、ごめん、連れて来たよ」
カラカラと古いガラスの引き戸を開けながら言うと、番台に座っていたらしい銭湯のお婆ちゃんが「まあまあ、お入り」と優しく声を掛けてくれる。
だけど、やはりブラックの様相には驚いてしまったらしく、お婆ちゃんは目を丸くして「あら、まあ」とパチパチまばたきをしていた。
「ごめん、あの……大丈夫かな……この人結構汚れてるんだけど」
脱衣所に無遠慮に入る訳にも行かず、玄関先で番台に問いかけるが、お婆ちゃんは少し悩んだ後「ちょっと待っててね」と言い店じまいをしだした。
一瞬あせったが、どうも俺達の貸切にしてくれるらしい。ブラックを洗うなら、他の客が居ない方が良いだろうってことだった。
さすがにそこまでして貰うのは申し訳なかったけど、よくよく考えたらブラックのせいで客が来なくなるかもしれないと考えたら、それが最適解なのかも知れない。
世の中には、銭湯に入りに来てるのに妙に潔癖っていう変な人も居るしな。
お婆ちゃんに改めてお礼を言い、俺達は脱衣所で服を脱ぐことにした。
……ブラックの服は俺が調達していた新しい物だが、このオッサンは一着を平気で三日くらい着るヤツなので、カゴにも木製のレトロなロッカーにも入れられない。
ひきこもりとかならまあまだそれほど汚くないだろうけど、ブラックは野外で暮らしているから、汚れも尋常じゃないんだよな。隅にある洗濯機を使わせて貰い、そのまま放り込んだ。洗濯機に異常が生じない事を祈るばかりだ。
そんな事を思いつつ、改めて服を脱いでいると。
「…………」
「な、なんだよ」
裸にひん剥かれて、腰をタオルで隠しているオッサンがこっちを見ている。
もっさりした前髪で目の部分が隠れているのでよく解らないんだけど、こっちに正面を向けているし、視線を感じるので見ているのには違いない。
でも、なんだって俺を見つめるんだ。
…………あっ。
さては、急に広くて人気のある場所に入って来たもんだから、緊張してるのか?
そういえば、ブラックは今まで俺とだけしか会話してこなかったし、俺以外の奴……しかも女の人と会話したのだって、久しぶりに違いない。
お婆ちゃんだろうが、女の人は女の人だ。もしかしたら、陰キャ並に緊張していて、不安になっているのかも知れない。まあ、夜道を歩くのだって不安そうだったもんな。
一応、銭湯で何をすればいいのかって事は事前に教えたんだけど……でも、知識として受け入れても、実際にやるってなったら緊張しちまうもんだしな。
仕方がない、せっかくお婆ちゃんに貸し切りにして貰ったんだし、もすこしだけ恥を捨てて補助してやるか。
「ほれっ。つっ立ってないでさっさと風呂場に行く! 風邪ひくぞ!」
言いながらズボンを降ろした俺に、ブラックはハッとして「う、うん」などという妙な声音で背を向けた。うーむ、やっぱり緊張してるのかな。
番台のお婆ちゃんに金を払って石鹸やらの道具を借りると、俺も風呂場へ入った。
「おおー、やっぱ銭湯って広いなぁ」
林間学校とかホテルでは大浴場を体感した事が有るが、あの感じとよく似てる。
昔は、このお風呂場にぎゅうぎゅうに人が入ってたってんだから驚きだよなあ。……そういえば、お婆ちゃん達が子供だった頃って家に風呂がなかったんだっけ。
みんな見たくも無い男の裸を嫌でも見せられるなんて、難儀な時代だよな。
……あ、でも、混浴が有ったって話は素直に羨ましいが。
そんな事を考えながら富士山が描かれた大きな壁をぼーっと見ていると、前方から弱り切ったような声が聞こえてきた。
「ツカサくぅん……」
下方を見やると、ブラックが所在なげに立っている。
……今更ながら、どこもかしこも毛だらけでとてもオッサンらしい体だ。
いや、オッサンらしいとは言っても、たるんだ体じゃないけどな。あんな生活をしてたのに筋肉はしっかりとついてるし、腹筋は適度に割れてるし。
ええいちくしょう、外国人ってのはみんなこうなのか。なんかムカついてきたぞ。
さっさと洗っちまおうと思い、俺はブラックに手招きをすると洗い台の前に座った。
すると、ブラックもおずおずと俺の隣に着いたので、一通り「どう体を洗えばいいか」を教えてやる。そのあたりは普通の生活をしていた頃の覚えがあるのか、ブラックも頷き、とりあえずボディーソープをタオルに取ろうと手を伸ばした。
……っておい!
「あっ、ちょい待てってば! 髪の毛をそのまんまにして洗う奴があるか! つーか髪から先に洗えよっ」
「はへ」
「もー……ほら、こっちのシャンプー使って」
「うぅん……」
子供っぽくぐずりながら、ブラックは渋々手にシャンプーを取る。
なにをそんなに嫌がっているんだと思ったが、もしかして液が目に入るのイヤとかそう言う事じゃないよな。……いや、コイツならありえる。
「分かった分かった、今日は俺が洗ってやるから目ぇつぶってろって」
「ええっ!? いっ、いいの?!」
途端にパッと顔を輝かせるブラックに思わず苦笑が湧いたが、まあいつもの事だ。俺は立ち上がってブラックの背後に回った。
ブラックのうねってもっさりした赤い髪を充分に濡らし、丁寧にシャンプーを泡立て、爪で傷付けないように髪の根元から洗ってやる。
そもそも水なんかで頭は濯いでいたから、思ったよりは汚れてなかったんだけど、でもやっぱり外で暮らしているだけあって泡がちょっとくすんでいる。
……うーん、やっぱり屋外で生活するのってヤバいよなぁ。
どうにかして真っ当な家を用意してやりたいけど、未成年の俺じゃ自分の名義で家を借りる事も出来ないし、ツテは有るけどそこまで友達に頼りたくない。
自分でやり始めたことなんだから、自分でどうにかしないと。
……はぁ、俺が大人で、きちんと仕事もしてたらなあ。
そしたら、アパートだろうがワンルームだろうが泊めてやって、オトナの力って奴で色んな事を補助してやれただろうに。ああ、大人になりたい。
「ツカサくん……?」
あっ、イカンイカン、今はそんな事考えてる場合じゃないな。
今後の問題はひとまず後回しにする事にして、俺はブラックの髪を洗った。
でも、相手の髪はうねうねしてるから、一回の洗髪じゃ中々綺麗にならなくて、泡もお湯も汚れた色が無くなるまで三回ぐらい洗った。
大変というレベルの汚れじゃなかったけど、繊細そうな髪を傷付けないように丁寧に洗ったお蔭か、ブラックの赤い髪は目に見える変化を遂げていた。
「おぉ……」
こんな、燃える炎みたいな鮮やかな髪色は初めて見た。
そう息を呑むほどの輝く赤髪は、天然とは思えないほどに綺麗で思わず見惚れてしまう。うねうねとしている捻くれた長い髪も、こんな赤髪ならそりゃあ似合うだろう。
何故相手が髪を伸ばしているのかも納得できるような美しさだった。
う……うぅ……良いなあ、こんな髪が似合って……。
俺が髪を赤く染めたってギャグか陰キャの悪ふざけじゃんか。はあ……なんでこう、世の中ってのは不公平なんだろうな。その顔と体格を俺にくれ。
いや、このトシでオッサンにはなりたくないけども。
そんな事を色々思いつつも、俺はブラックの髪を水切りまでしてやって、大サービスでトリートメントまでやってやった。俺は一度もやったことないのに。
なんで俺がオッサンの髪をケアしなきゃなんねーんだよ。サラサラとは程遠い俺の方がケアしてほしいわ。何で女性はくせっ毛じゃない方が好きなんだ。ちくしょう。
「はー……ほら、洗ったぞ。今度は体だ。俺が後ろで髪を纏めてやっから、耳や首の後ろもしっかり洗えよ。顔もちゃんと洗顔クリームでで洗うんだぞ。せっかくおばちゃんが貸してくれたんだから」
「ええっ、僕が洗うの?」
「なんで俺がオッサンの体を洗ってやんなきゃなんねーんだよ!!」
男同士でもさすがにそれはおかしいって解るだろうが!
いい加減にせえよと唸ると、ブラックは何故かやけにションボリした様子で肩を落としたが、自分でタオルを泡立てるともさもさと洗い出した。
ぬう、本当毛だらけでどこもかしこも泡立ちが良くて憎たらしい。
俺だって将来多少は毛が生えてくるんだ、格好いい毛を絶対生やして追い抜いてやる。まだ成長期なんだから、こっからブラックみたいに背がぐーんと伸びる可能性だって充分にあるはずだ。諦めてないんだからな。
「ツカサ君流したよぉ」
「んっ? あ、ああ、じゃあほら、湯船入って良いぞ。そんまましてると寒いから」
やっと解放されたと息を吐いて、ブラックの髪を介抱すると、相手の髪は照明の光にキラキラと輝きながら広い背中に零れた。
きいいっ、洗ったらこんなにこれみよがしな美髪になるとはっ、ちくしょう、うねうね髪がハンデになってねーじゃねえか、これだから外国人は嫌なんだよっ。
ああもう見ていられない、俺も体洗ってさっさと入ろう。
再びブラックの横に座って髪や体を洗っていると……隣から何やら視線が送られている気がして、ちらりと見ると、まだそこにブラックは座っていた。
「おいっ、風呂入って良いってば! 風邪ひくぞ!?」
なにやってんだと体を流しながら言うが、ブラックは股の間に両手を挟んで、何やらもじもじと気色の悪い動きをする。
「だ、だって……ツカサ君がいないと僕寂しいんだもん……」
「……だもん、ってなぁ、お前……」
まあでも、銭湯は広いし、洗い場と湯船は少し距離があるもんな。
今まで狭い場所で二人きりとかばっかりだったから、広い場所に来てブラックも妙に不安になってしまったのかも知れない。……大人なのにそれはどうなんだと思うが。
ともかく、人間不信な感じの今のコイツには、安心が必要なんだろう。
しかたないなぁと溜息を吐きつつ、俺は髪の毛を軽く絞って立ち上がった。
「ほら、湯船入るぞ。こんな事してたら風邪ひいちまう」
「う、うん!」
俺の言葉に元気に返事をしたブラックは、目に見えて笑顔になる。
とは言え、まだ目が前髪に隠れていてわかんないんだけど。
ホントわんこみたいなオッサンだなぁと思いつつ、俺はブラックと一緒に湯船に入る――っと、その前にタオルを取らないとな。
「ブラック、タオルとって」
言いながら、股間をガードしていたタオルを外すと、ブラックは何故かギョッとして俺とタオルを何度も見比べた。なんだよ今更だな。
湯船にタオルをつけちゃいけないんだから。これはルールなんだ。
外国人のブラックには衝撃的かも知れないけど、裸の付き合いなんて混浴文化があるところなら当たり前だろう。そう諭すと、相手は何だかもにょもにょと口を動かしていたが……観念したように、腰にしっかりと巻いていたタオルを取った。と。
「んん゛っ!?」
なんと、タオルから出てきたのは、思わず二度見してしま……いや、もう見るまい。俺は何も見ていない。エロ漫画で見た事有るヤバいのを見たとか絶対違うからな!
今見た物凄いブツを忘れようと頭を振りまくり、俺は湯船に入る。ブラックも俺に続き湯船につかり息を吐いた。
「ふぅー……やっぱこれだな!」
「うん……? よくわかんないけど、でも気持ち良いね」
あ、そっか、シャワーで済ます人も多いんだっけ。
でも俺は湯船につかってる方が幸せだなぁ。確かに時間短縮にはシャワーも良いし、俺も熱いお湯を浴びるのはむしろ好きだけど、たまには湯船もいいと思う。
特に大浴場とかだと、ふわふわと自分の体が浮いたようになるし、なにより何もかもを投げ出せる解放感が有って気持ちが良い。
今日は貸切だし、マジで最高だわ~。
泳ぎたいぐらいだけど、さすがにそれはダメだよな。うむ。
「どーだブラック、お風呂っていいもんだろ?」
離れて浸かっても良いのに、ブラックは俺の傍について動こうとしない。
ただ、俺が腰を浮かせてぷかぷかしているのを、首を左右に動かしながら見ているだけだ。ふふん、身長がデカくて体が重いお前では、湯船で浮く事が出来ないから、俺の浮遊を羨ましがってるんだな。わかるぞ俺には。
「う、うん……い、いいもんだね……ツカサ君とお風呂……」
なんでえ、嬉しいなら嬉しいってもうちょっと嬉しそうに言わんかい。
そもそも、その前髪が悪いんだよ。鼻の上全部隠しちゃって、表情も口だけでしか読みとらなきゃなんないんだから。
なんだかちょっとイラッとしてしまい、俺は浮かぶのをやめるとブラックに近付いた。俺の剣幕に相手は少し後退ったが、気にせず顔に手を伸ばした。
「やっぱお前の前髪切るぞ。喜んでるんだかなんだかわかりゃしねえ」
「う、ぇ、えぇ~……?」
困ったような声を漏らしながらも、ブラックは逃げない。
口をふにゃふにゃと歪めていたが、俺が前髪の真ん中に指を入れると、びくんと体を緊張させていた。鼻息が荒くなってるけど、なにに興奮してるんだろうか。
よくわからないけど、俺は相手の前髪を左右に掻き分けた。
……あ、ちくしょう、すげー鼻高いじゃんか。こういう、眉や鼻が出っ張ってて目の所に陰が落ちてるのがズルいんだよな……すげー格好いい男に見えるし。
ほんと神様ってのは理不尽で不公平だ。
ムカッとしてしまったが、徐々に見えてきた相手の目を見て――今度は、俺が硬直してしまった。
「えっ……ぁ…………」
なんだか申し訳なさそうな、怯えたような表情で太い眉を寄せているブラック。
その、ブラックの少し老けたような目には――――宝石みたいな、紫色の瞳が嵌め込まれていた。
「…………つ、ツカサくぅん……」
こんな目の色、見た事が無い。
紫色……いや菫色って、たぶん凄く珍しいんだよな?
にしてもこんなに鮮やかなんて……。
「…………」
言葉が出なくて息を呑む俺に、ブラックは目を細めて少しはにかむ。
その、笑みを含んだ表情を見て、急に胸が痛くなってくる。
お、おかしい。なんだこのドキドキした感じは。
「ツカサ君……」
ブラックのヒゲだらけの頬を、水滴が落ちる。
顎まで伝って行くその滴がヤケに、その……え、えっちくさくて、なんか、男にそんな事を思うなんてヘンなのに、体が熱くなってきて鼓動で胸の痛みがひどくなる。
なのに、ブラックは濡れた髪を撫ぜ付けながら、俺に近付いてきて。
「っあ……ぁ……っ」
だ、ダメだめダメだったら、なんでお前近付いて来るんだよ!
バカ、胸が痛くなる、呼吸できなくなるんだって、なんかヘンだからだめ……っ。
「ツカサ君、好き……可愛い……」
「ぅ……あ……っ」
す……すき、かわいい、って。
何言ってんの、アンタ、ちょっ、ちょっとヘンだって、ヘンだから……っ。
「んっ……!」
肩を優しく掴まれて、体がゾワッとする。だけど何故かイヤじゃなくて。
こんなのおかしいって思ってるのに、心臓も痛いのに、ブラックはゆっくりと俺の顔に自分の顔を近付けて来ると、そのまま……俺の目の前を、まっくらにした。
「っふ……んっ、んぅ……!?」
顔がちくちくする。痛くて、むずがゆい。だけどその前に、顔に自分のじゃ無い息がかかって来てて、唇には……濡れた少し柔らかい感触が押し付けられていた。
→
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