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第二章 盗賊団フライハイト
扉のむこうに
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黒髪の男はリディアの方を振り返ることなく、無言のまま歩き続ける。
目指す先には急勾配の階段があり、今度はそれを登りはじめた。
一方のリディアは、黒髪の男から少し離れた場所を、壁伝いに歩いている。
階段はすぐ目の前にあるのに、襲い来る揺れのせいで数歩の距離さえたどり着くのが難しい。
こんな暗闇の中で迷子になったら、二度と日を浴びることはできないかもしれない、と、リディアは置いて行かれていることに対し、焦りを感じはじめた。
「待って……くださいっ!」
恐れる彼女は慌てて声をあげ、ランタンの光に照らされる階段へ、どうにか足をかけていく。
ふらつきながらも昇り終えると、上の階で黒髪の男が、壁に背をつけたまま待機していた。
待っていたのは、優しさからだろうか。
それとも、逃げられないように監視するためだろうか。
理由ははっきりしなかったが、それでもリディアはほっと安堵の吐息をもらした。
リディアの姿を確認した彼は、床に置いたランタンを手に取り、再び歩きはじめる。
黒髪の男は精悍で美しい顔をしているのに、それを台無しにするほど言葉遣いが荒く、目付きも異様に鋭い。
それでも、港では神官に穏やかな口調で話しかけていたし、礼儀を知らないというわけではないのだろう。
頭の回転も良いこの男ならば、盗みなどしなくとも、普通に働けば、それなりの暮らしが出来そうに思える。
それなのに、何故盗賊という、ネラ教会に睨まれるような、危険な仕事を選んだのだろうか。
リディアにはそれが不思議でならなかった。
――・――・――・――・――・――・――
傾斜がきつい階段を三、四回ほど登った頃だろう。
甲板が近くなってきたからか、徐々に日の光が射しこんできている。
灯りを消した黒髪の男は、これまでよりも広く明るい廊下を進んでいく。
そして、扉の前で足を止めた。
恐らくこの向こうに、三メートルの巨体を持つという盗賊団の団長がいるのだ。
リディアは緊張のあまり、ごくりと唾を飲み込んだ。
心の準備ができるまで待ってほしいと思いつつも、黒髪の男にとって、そんなことは知る由もないのだろう。
乱暴に扉を三回叩いた黒髪の男は、返事もないままにドアノブをひねっていく。
身体を縮こまらせたリディアは、中へと入る彼の後ろに続いた。
「これって、お酒のにおい……?」
リディアは思わずそうこぼした。
部屋に入った途端、酔っ払い特有の妙な甘い香りが鼻をついたのだ。
黒髪の男の背後から、リディアは恐る恐る室内を覗きこむ。
視界に飛び込んできたのは、想像していた以上に広さのある部屋の内装だった。
中心には海図や羅針盤、砂時計など様々な道具が置かれた大きな机があり、天井からはランタンが吊るされている。
続いて視線を下に移すと、床には数え切れないほどの酒瓶が無造作に置かれていた。
否、放られていたと言った方が正しいかもしれない。
船内が揺れるたびに一斉に転がって、うるさいほどの音をたてている。
ぎょっとしながら再び視線を部屋全体に戻したところで、リディアは人の姿を見つけ出した。
部屋の奥のソファに、もっさりとひげをたくわえている男が、横になっていたのだ。
歳は、四、五十歳ほどだろうか。
寝転んでいるせいで身長ははっきりしないが、小柄なバドに比べると高く、黒髪の男よりは低そうに見える。
腹には脂肪を蓄えていたが、骨格たくましい体躯は、いかにも船乗りという印象をリディアに与えた。
そのひげ面の男はどうやら、腹を出したまま眠っているようだ。
情けなく身体を掻いては、時折むにゃむにゃと口を動かしている。
どてっとした腹が上下するたび、豚の鳴き声にも似たいびきが、部屋中に響き渡っていた。
「この、クソジジィ」
黒髪の男はソファの近くまで歩き、立ったままひげ面の男を見つめて、低い声で呟く。
その姿は、まるでひげ面の男を見下しているようにも見えた。
自分を起こした時のように、今回も顔をはたくのだろうか――と、リディアは思っていたが、それはどうやら予想違いのようだ。
黒髪の男は右足を上げていき、靴底でソファーを勢いよく蹴りつけた。
よほど衝撃が強かったのだろう。
ひげ面の男は身体を大きく震わせて、むくりと上体を起き上がらせていく。
「あァ、何だ? 襲撃か」
「違ェよ。テメェの指示で来たんだろうが。まさかもう、ボケてんじゃねぇだろうな」
「へへ。あいにく、頭はしっかりしてるさ。今朝の晩飯のメニューも言える……ってあれ。今朝は、何だったか?」
「……昼間から呑んだくれやがって」
話している内容の支離滅裂ぶりに呆れたのだろうか。
黒髪の男は小さく息をついた。
それを愉快そうに見つめるひげ面の男は、足を下ろしてソファに腰かけ、声を上げて笑う。
その表情からは、悪びれる色など一切読みとれない。
一人遠くにいるリディアは、困惑しながら二人のやり取りを見つめていた。
団長の元へ行く、と先程黒髪の男は言っていたように思う。
それなのに、なぜここに寄り道をしたのだろう、と考えてみるも、全く答えが見つからない。
噂では、盗賊団フライハイトを束ねる団長は、三メートルを越す大男という話だ。
ひげ面の男は、身長や、咎められている様子からして、盗賊団の団長にはとても見えなかった。
あの人は一体、誰なのだろう――
不思議に思いながら顔を向けていくと、ひげ面の男と視線が重なり、リディアは思わず息をのんだ。
自分を見つめてくる瞳から伝わる感情が、崇拝でも、怖れでも、警戒でもなく、全く別のものだったからだ。
柔らかく細められたその目はなぜか、懐かしい母を思い起こさせた。
リディアが瞳をそらせずにいると、ひげ面の男は穏やかな微笑みを浮かべていく。
そして、今度は黒髪の男を見上げたのち、豪快に笑った。
「ファルシード、ケチくさいこと言うなや。俺ァ、やっとレイラとの誓いが果たせて嬉しいんだ。今日くらいは、いいじゃねぇか」
ひげ面の男の思いがけない言葉に、リディアの身体はぴくりと跳ねた。
レイラ。それは、彼女が最も大切に想う者の名だった。
辛く厳しい現実の中、レイラのくれた言葉だけがここまでリディアを生かし、救ってきてくれたのだ。
盗賊からレイラの名が出たことに驚いたリディアは、目を丸く見開き、震えた声で尋ねた。
「どうして。貴方はなんで、おかあさんの名前を知ってるの……」
目指す先には急勾配の階段があり、今度はそれを登りはじめた。
一方のリディアは、黒髪の男から少し離れた場所を、壁伝いに歩いている。
階段はすぐ目の前にあるのに、襲い来る揺れのせいで数歩の距離さえたどり着くのが難しい。
こんな暗闇の中で迷子になったら、二度と日を浴びることはできないかもしれない、と、リディアは置いて行かれていることに対し、焦りを感じはじめた。
「待って……くださいっ!」
恐れる彼女は慌てて声をあげ、ランタンの光に照らされる階段へ、どうにか足をかけていく。
ふらつきながらも昇り終えると、上の階で黒髪の男が、壁に背をつけたまま待機していた。
待っていたのは、優しさからだろうか。
それとも、逃げられないように監視するためだろうか。
理由ははっきりしなかったが、それでもリディアはほっと安堵の吐息をもらした。
リディアの姿を確認した彼は、床に置いたランタンを手に取り、再び歩きはじめる。
黒髪の男は精悍で美しい顔をしているのに、それを台無しにするほど言葉遣いが荒く、目付きも異様に鋭い。
それでも、港では神官に穏やかな口調で話しかけていたし、礼儀を知らないというわけではないのだろう。
頭の回転も良いこの男ならば、盗みなどしなくとも、普通に働けば、それなりの暮らしが出来そうに思える。
それなのに、何故盗賊という、ネラ教会に睨まれるような、危険な仕事を選んだのだろうか。
リディアにはそれが不思議でならなかった。
――・――・――・――・――・――・――
傾斜がきつい階段を三、四回ほど登った頃だろう。
甲板が近くなってきたからか、徐々に日の光が射しこんできている。
灯りを消した黒髪の男は、これまでよりも広く明るい廊下を進んでいく。
そして、扉の前で足を止めた。
恐らくこの向こうに、三メートルの巨体を持つという盗賊団の団長がいるのだ。
リディアは緊張のあまり、ごくりと唾を飲み込んだ。
心の準備ができるまで待ってほしいと思いつつも、黒髪の男にとって、そんなことは知る由もないのだろう。
乱暴に扉を三回叩いた黒髪の男は、返事もないままにドアノブをひねっていく。
身体を縮こまらせたリディアは、中へと入る彼の後ろに続いた。
「これって、お酒のにおい……?」
リディアは思わずそうこぼした。
部屋に入った途端、酔っ払い特有の妙な甘い香りが鼻をついたのだ。
黒髪の男の背後から、リディアは恐る恐る室内を覗きこむ。
視界に飛び込んできたのは、想像していた以上に広さのある部屋の内装だった。
中心には海図や羅針盤、砂時計など様々な道具が置かれた大きな机があり、天井からはランタンが吊るされている。
続いて視線を下に移すと、床には数え切れないほどの酒瓶が無造作に置かれていた。
否、放られていたと言った方が正しいかもしれない。
船内が揺れるたびに一斉に転がって、うるさいほどの音をたてている。
ぎょっとしながら再び視線を部屋全体に戻したところで、リディアは人の姿を見つけ出した。
部屋の奥のソファに、もっさりとひげをたくわえている男が、横になっていたのだ。
歳は、四、五十歳ほどだろうか。
寝転んでいるせいで身長ははっきりしないが、小柄なバドに比べると高く、黒髪の男よりは低そうに見える。
腹には脂肪を蓄えていたが、骨格たくましい体躯は、いかにも船乗りという印象をリディアに与えた。
そのひげ面の男はどうやら、腹を出したまま眠っているようだ。
情けなく身体を掻いては、時折むにゃむにゃと口を動かしている。
どてっとした腹が上下するたび、豚の鳴き声にも似たいびきが、部屋中に響き渡っていた。
「この、クソジジィ」
黒髪の男はソファの近くまで歩き、立ったままひげ面の男を見つめて、低い声で呟く。
その姿は、まるでひげ面の男を見下しているようにも見えた。
自分を起こした時のように、今回も顔をはたくのだろうか――と、リディアは思っていたが、それはどうやら予想違いのようだ。
黒髪の男は右足を上げていき、靴底でソファーを勢いよく蹴りつけた。
よほど衝撃が強かったのだろう。
ひげ面の男は身体を大きく震わせて、むくりと上体を起き上がらせていく。
「あァ、何だ? 襲撃か」
「違ェよ。テメェの指示で来たんだろうが。まさかもう、ボケてんじゃねぇだろうな」
「へへ。あいにく、頭はしっかりしてるさ。今朝の晩飯のメニューも言える……ってあれ。今朝は、何だったか?」
「……昼間から呑んだくれやがって」
話している内容の支離滅裂ぶりに呆れたのだろうか。
黒髪の男は小さく息をついた。
それを愉快そうに見つめるひげ面の男は、足を下ろしてソファに腰かけ、声を上げて笑う。
その表情からは、悪びれる色など一切読みとれない。
一人遠くにいるリディアは、困惑しながら二人のやり取りを見つめていた。
団長の元へ行く、と先程黒髪の男は言っていたように思う。
それなのに、なぜここに寄り道をしたのだろう、と考えてみるも、全く答えが見つからない。
噂では、盗賊団フライハイトを束ねる団長は、三メートルを越す大男という話だ。
ひげ面の男は、身長や、咎められている様子からして、盗賊団の団長にはとても見えなかった。
あの人は一体、誰なのだろう――
不思議に思いながら顔を向けていくと、ひげ面の男と視線が重なり、リディアは思わず息をのんだ。
自分を見つめてくる瞳から伝わる感情が、崇拝でも、怖れでも、警戒でもなく、全く別のものだったからだ。
柔らかく細められたその目はなぜか、懐かしい母を思い起こさせた。
リディアが瞳をそらせずにいると、ひげ面の男は穏やかな微笑みを浮かべていく。
そして、今度は黒髪の男を見上げたのち、豪快に笑った。
「ファルシード、ケチくさいこと言うなや。俺ァ、やっとレイラとの誓いが果たせて嬉しいんだ。今日くらいは、いいじゃねぇか」
ひげ面の男の思いがけない言葉に、リディアの身体はぴくりと跳ねた。
レイラ。それは、彼女が最も大切に想う者の名だった。
辛く厳しい現実の中、レイラのくれた言葉だけがここまでリディアを生かし、救ってきてくれたのだ。
盗賊からレイラの名が出たことに驚いたリディアは、目を丸く見開き、震えた声で尋ねた。
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