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ダルマータ国
27. ハヤブサの意味 1
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パール家の門をくぐると、そこは豪華絢爛という言葉がよく似合う邸宅であった。
パール家は良くも悪くも屋敷が複数あり、一人一棟ずつ渡されており、両親だけが本邸で暮らし、エドワードや兄弟はいくつかある別邸をそれぞれが暮らしている。
エドワードの屋敷は1番小さく、使用人も少ない。それは、過去に何度か一族から刺客を送り込まれたので、使用人の数を限定し、さらに屋敷もこじんまりとした方が良いという結論に至ったからである。
屋敷の扉を開くと、執事が頭を下げて、エドワードの側へ駆け寄る。
「お帰りなさいませ」
「何か変わったことがあったのか?」
「お出かけの間、奥様が何度かいらっしゃいました。おそらく……」
エドワードは右手をスッと上げてみなまで言うなと執事の口を封じる。
「わかった。後で本宅に向かう」
エドワードの鞄をリルルが持っていると、執事がそのままリルルの手から受け取り、部屋まで運ぶ。
「彼は私の客人だ。部屋を用意するように」
「かしこまりました」
執事とは別の従者がクリスタの荷物を運ぶ。
「クリスタ殿、屋敷を案内します。ついてきてください」
エドワードの他人行儀な言葉にクリスタは思わず鳥肌が立ったが、ここではそのように振る舞うらしい。
「この家へいくつか邸宅が分かれています。図書館棟は右隣の茶色の建物になっています。本邸の前には温室や庭があります。母がよく足を運んでいるので、近づかない方が無難です」
「そのような……」
「いえ。あの人は栗の身のように全身に尖った針を持っていますから。すれ違うだけでも気分を害する言葉を言わないと気が済まない人です」
エドワードの間髪入れずに話すツッコミにクリスタは苦笑いをした。
「夕方には工房のものが来ます。そこで好みの腕時計を作りましょう。それまでは何処にいても構いません。とは言え、迷子になるといけないので、今日はリルルを従者としてお使いください。使いにくいかもしれませんが」
「いえ、何から何まですみません」
「とんでもない」
リルルとエドワードの話すきっかけにでもなればと、エドワードはリルルをつけさせた。
エドワードは会釈をして、二人の前から離れると、くねくねと蛇行した道を歩いて、本邸に向かう。
今のエドワードにはニーブもついていないが、ここは屋敷の中だし、誰かが命を狙うことなどない。
そもそも、エドワードがリルルをつれているのは、探索魔法というのは便利にほかならない。
リルルを護衛として使ったことは一度もないが、他のものからしたら、精霊を連れているのは護衛の役割が多いと勘違いをしてくれるのもありがたいところだ。
エドワード自体は光魔法や重力を司る魔力が得意で、己の身自体は自分で何とかできる。
本邸の敷地内に入ると、エドワードの屋敷とは打って変わって、使用人がすれ違うたびに頭を下げる。
そんなに下げていては、仕事も捗らないだろうと思ってはいるが、それを指摘すると、それはそれで彼らにとっては負担になるので、エドワードは受け入れる。
「待ちくたびれてしまったから、向かいの者を寄越したのだけれど、行き違ったみたいね」
低音の女性の声が前方から聞こえ、エドワードは反射的に眉を寄せたが、すぐ悟られないよう顔面に笑顔の面を貼り付ける。
「帰りの汽車で私たちの席に居座っている女性がいましたが、母上の使いの者でしたか……」
「あら。会っていたの?」
エドワードの心には、やはり、という気持ちが埋め尽くした。
それでも、母親の視線を逸らさないようにする。
「もう少し優秀な者を雇った方がいいですよ。私の髪が想定と違っていたからか、パール家の者と気づかなかったらしく、慌てて窓から去ってしまいましたよ」
エドワードの母は指輪の石をくるくると回しながら「それは、私の使いじゃないわよ」と言った。
「どういうことですか?」
「私はね、あなたの無駄遣いで気づいた。汽車なんかで向かわないわよ。それは、黄色の家の者よ」
エドワードの心拍は上がり、怒りで顔色がいつもより赤くなった。だが、声色は平静を装う。
「何故、そのようなことに……」
「婚約者の顔が見たいと黄色のお姫様が言ったからよ」
「その話は断ったはずです」
「そうだったかしら?」
母の意にそぐわないことは全て無かったことにされてしまう。
子供の頃からそうだった。
「私の方からシトリン家に伝えますよ」
「なりません」
先程までのらりくらりとした態度をしていたというのに、突然母がピシャリと言った。
エドワードにとって両親とは、近くて最も遠い存在だ。特に母はサファイア家の、現王の従姉妹という人物で矜持が高い。
自分の息子が没落寸前のエメラルド家の娘と結婚するなど、彼女の人生の汚点にしかならない。
だから、エドワードが子供の頃に「あの子はダメよ」とマルゲリータのことを否定したのだろう、と思っていた。
「何故、マルゲリータはダメだったのですか?」
ほんの一瞬、母が何年もの間つけていた分厚い仮面にヒビが入ったかのように、エドワードの母の顔が歪んだことをエドワードは見逃さなかった。
ああ。やはり、私は母のことが大嫌いだ。
一方、その頃、エドワードと離れたクリスタとリルルは誰にも悟られぬよう、図書館に行く道すがら、かなり小さな声で話していた。
「地下聖堂のハヤブサの印をエドはアルフィアス殿下の印と思っているが、俺はニーブの可能性はないのかと思っていた」
このパール家に代々仕える精霊ニーブはハヤブサの姿をしている精霊だ。
壁の細工が光によって施されていたという経緯を考えると、王城の者というよりはこのパール家の者が施したと考える方が自然だろう。
敢えて王子がやったように見せかける必要があった。だが、その実はこのパール家であることを悟らせたがっている。
それは何故か……。
マルゲリータの失踪に関して、エドワード以外のパール家の誰かが、真相に近い大きな糸口を掴んでいる、または関与しているのだろう。
「エドワード様は、このことに気づいているのでしょうか?」
リルルが知る限りでは、エドワードという人間は察する能力が高いので、おそらくは気がついていると思う。
だが、それを自分で受け入れたくないのだろう。
現アルフィアス王子は魔法が使えない。そして自分の印を他人に預けるようなタイプでもないことくらい、エドワードも知っている。
普段ならば、本邸に寄りつこうともしないエドワードがすんなり本邸に行ったのは、パール家が地下聖堂と関わっている可能性が高いと思っているからだろう。
わかりやすいほどの動揺があった。
「さあね……」
リルルだって信じたくはない。もし、パール家が関与しているならば、ニーブが裏切っている可能性がある。
ニーブはパール家の精霊だから、パール家当主やそこに近い人物の頼みならば、仕方がない。
宿屋から離れる朝、ニーブを王都に飛ばしてから、ニーブをパール家に戻していたから、エドワードやリルルたちが地下聖堂を見つけたことはニーブ自身は気づいていないかもしれない。
だが、マルゲリータに会ったことは、報告しているだろう。
「急ごう」
リルルとクリスタは心なしか今までよりも、早足で図書館棟を目指す。
パール家は良くも悪くも屋敷が複数あり、一人一棟ずつ渡されており、両親だけが本邸で暮らし、エドワードや兄弟はいくつかある別邸をそれぞれが暮らしている。
エドワードの屋敷は1番小さく、使用人も少ない。それは、過去に何度か一族から刺客を送り込まれたので、使用人の数を限定し、さらに屋敷もこじんまりとした方が良いという結論に至ったからである。
屋敷の扉を開くと、執事が頭を下げて、エドワードの側へ駆け寄る。
「お帰りなさいませ」
「何か変わったことがあったのか?」
「お出かけの間、奥様が何度かいらっしゃいました。おそらく……」
エドワードは右手をスッと上げてみなまで言うなと執事の口を封じる。
「わかった。後で本宅に向かう」
エドワードの鞄をリルルが持っていると、執事がそのままリルルの手から受け取り、部屋まで運ぶ。
「彼は私の客人だ。部屋を用意するように」
「かしこまりました」
執事とは別の従者がクリスタの荷物を運ぶ。
「クリスタ殿、屋敷を案内します。ついてきてください」
エドワードの他人行儀な言葉にクリスタは思わず鳥肌が立ったが、ここではそのように振る舞うらしい。
「この家へいくつか邸宅が分かれています。図書館棟は右隣の茶色の建物になっています。本邸の前には温室や庭があります。母がよく足を運んでいるので、近づかない方が無難です」
「そのような……」
「いえ。あの人は栗の身のように全身に尖った針を持っていますから。すれ違うだけでも気分を害する言葉を言わないと気が済まない人です」
エドワードの間髪入れずに話すツッコミにクリスタは苦笑いをした。
「夕方には工房のものが来ます。そこで好みの腕時計を作りましょう。それまでは何処にいても構いません。とは言え、迷子になるといけないので、今日はリルルを従者としてお使いください。使いにくいかもしれませんが」
「いえ、何から何まですみません」
「とんでもない」
リルルとエドワードの話すきっかけにでもなればと、エドワードはリルルをつけさせた。
エドワードは会釈をして、二人の前から離れると、くねくねと蛇行した道を歩いて、本邸に向かう。
今のエドワードにはニーブもついていないが、ここは屋敷の中だし、誰かが命を狙うことなどない。
そもそも、エドワードがリルルをつれているのは、探索魔法というのは便利にほかならない。
リルルを護衛として使ったことは一度もないが、他のものからしたら、精霊を連れているのは護衛の役割が多いと勘違いをしてくれるのもありがたいところだ。
エドワード自体は光魔法や重力を司る魔力が得意で、己の身自体は自分で何とかできる。
本邸の敷地内に入ると、エドワードの屋敷とは打って変わって、使用人がすれ違うたびに頭を下げる。
そんなに下げていては、仕事も捗らないだろうと思ってはいるが、それを指摘すると、それはそれで彼らにとっては負担になるので、エドワードは受け入れる。
「待ちくたびれてしまったから、向かいの者を寄越したのだけれど、行き違ったみたいね」
低音の女性の声が前方から聞こえ、エドワードは反射的に眉を寄せたが、すぐ悟られないよう顔面に笑顔の面を貼り付ける。
「帰りの汽車で私たちの席に居座っている女性がいましたが、母上の使いの者でしたか……」
「あら。会っていたの?」
エドワードの心には、やはり、という気持ちが埋め尽くした。
それでも、母親の視線を逸らさないようにする。
「もう少し優秀な者を雇った方がいいですよ。私の髪が想定と違っていたからか、パール家の者と気づかなかったらしく、慌てて窓から去ってしまいましたよ」
エドワードの母は指輪の石をくるくると回しながら「それは、私の使いじゃないわよ」と言った。
「どういうことですか?」
「私はね、あなたの無駄遣いで気づいた。汽車なんかで向かわないわよ。それは、黄色の家の者よ」
エドワードの心拍は上がり、怒りで顔色がいつもより赤くなった。だが、声色は平静を装う。
「何故、そのようなことに……」
「婚約者の顔が見たいと黄色のお姫様が言ったからよ」
「その話は断ったはずです」
「そうだったかしら?」
母の意にそぐわないことは全て無かったことにされてしまう。
子供の頃からそうだった。
「私の方からシトリン家に伝えますよ」
「なりません」
先程までのらりくらりとした態度をしていたというのに、突然母がピシャリと言った。
エドワードにとって両親とは、近くて最も遠い存在だ。特に母はサファイア家の、現王の従姉妹という人物で矜持が高い。
自分の息子が没落寸前のエメラルド家の娘と結婚するなど、彼女の人生の汚点にしかならない。
だから、エドワードが子供の頃に「あの子はダメよ」とマルゲリータのことを否定したのだろう、と思っていた。
「何故、マルゲリータはダメだったのですか?」
ほんの一瞬、母が何年もの間つけていた分厚い仮面にヒビが入ったかのように、エドワードの母の顔が歪んだことをエドワードは見逃さなかった。
ああ。やはり、私は母のことが大嫌いだ。
一方、その頃、エドワードと離れたクリスタとリルルは誰にも悟られぬよう、図書館に行く道すがら、かなり小さな声で話していた。
「地下聖堂のハヤブサの印をエドはアルフィアス殿下の印と思っているが、俺はニーブの可能性はないのかと思っていた」
このパール家に代々仕える精霊ニーブはハヤブサの姿をしている精霊だ。
壁の細工が光によって施されていたという経緯を考えると、王城の者というよりはこのパール家の者が施したと考える方が自然だろう。
敢えて王子がやったように見せかける必要があった。だが、その実はこのパール家であることを悟らせたがっている。
それは何故か……。
マルゲリータの失踪に関して、エドワード以外のパール家の誰かが、真相に近い大きな糸口を掴んでいる、または関与しているのだろう。
「エドワード様は、このことに気づいているのでしょうか?」
リルルが知る限りでは、エドワードという人間は察する能力が高いので、おそらくは気がついていると思う。
だが、それを自分で受け入れたくないのだろう。
現アルフィアス王子は魔法が使えない。そして自分の印を他人に預けるようなタイプでもないことくらい、エドワードも知っている。
普段ならば、本邸に寄りつこうともしないエドワードがすんなり本邸に行ったのは、パール家が地下聖堂と関わっている可能性が高いと思っているからだろう。
わかりやすいほどの動揺があった。
「さあね……」
リルルだって信じたくはない。もし、パール家が関与しているならば、ニーブが裏切っている可能性がある。
ニーブはパール家の精霊だから、パール家当主やそこに近い人物の頼みならば、仕方がない。
宿屋から離れる朝、ニーブを王都に飛ばしてから、ニーブをパール家に戻していたから、エドワードやリルルたちが地下聖堂を見つけたことはニーブ自身は気づいていないかもしれない。
だが、マルゲリータに会ったことは、報告しているだろう。
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