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ダルマータ国
62. マルゲリータとの失踪 その後
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数年後。
小さな港町の街角で、公園で遊ぶ子供を母親たちが夕方になって迎えにいく風景の中に、茶色の髪をひとつに縛り、地味な服に白色のエプロンをつけた女性が現れ、公園で遊んでいた少女の一人が女性に走り寄ってくる。
「ママぁ、ねぇねぇ、エメラルドって知ってる?」
「ええ。知ってるわよ。宝石でしょ?」
「そうよ。さっき王帝陛下のパレードで会った兵隊さんに君の瞳はエメラルドみたいだねって言われたの」
小さな女の子が自身と同じ緑色の瞳を持つ、茶髪の髪の女性に抱きついてきたので、女性は少女の手を握り、腰を屈めて微笑んだ。
どうやら少女の母親のようだ。
「そうなの? あら、焼けちゃうわね」
少女は嬉しそうに母親の肩に手を回した。
「僕のお父さんの好きだった人も同じ瞳をしていたよ、って言って私の銀色の髪をね、ぽんぽんってしてくれたの」
「へぇ…‥そうなんだ」
少女は母に抱っこをせがみ、母もそれに応え、彼女を優しく抱き上げる。
「また会いたいなあ。あの青色の瞳にふわふわの金色の髪の人」
少女を抱えている手がピクリと動き、少女は母の表情をうかがった。
「どうしたの?」
「いえ……。なんでもないの」
少女は母の首元にぎゅっと自身の腕を回す。
少女は鈴のように声を鳴らしながら、続ける。
「絵本の王子さまみたいだったんだもん。素敵だった」
「そうね…‥それはきっと……本物の皇子だもの」
母は小声でそう言った。だが、少女には聞こえないような、それほど小さな声だった。
少女の母は娘を抱きながら、家までの道を歩いていると、娘がうとうとと船を漕ぎはじめた。
娘の体制をヨイショと直し、歩いていると、衛兵の服を着た金色のふわふわ髪で青色の瞳を持つ男が目の前にいた。
「ご無沙汰しております、マルゲリータ様」
マルゲリータという名を捨ててからしばらく経っていたし、まさかこのパレードのチラシにたくさん貼られている眼前の男から言われるとは想像もしていなかった。
だから、マルゲリータの心臓はうるさいくらいにドクドク鳴り響き、寝たばかりの娘を起こすのではないか、と思うくらいだった。
とはいえ、ずっと突っ立っているのもおかしな話で、マルゲリータが子供を抱きながら、カーテンシーをしようと屈もうとしたところ、金髪の衛兵がそれを制した。
「結構ですよ」
「すみません、殿下」
男は頭を振って否定する。
「いいえ。ずっと探していたのですよ。エドワード殿は?」
少女の母が目の前の青色の瞳をじっと見つめた。幾分かの沈黙の後、緑色の瞳にまつ毛がかぶさった後、口を開いた。
「今は外出してますわ。どうやら私たちは向こうの血が濃いようで、ご覧の通りです」
殿下、と呼ばれた男はマルゲリータの姿をじっと見た後「父……アルフィアス帝はあなたに焦がれていたとか。あなたのその緑色の瞳に心を真っ赤な炎で焦がしていた。けれど、横にいたら別の火種が生まれましたね」彼は満足したように笑った。
マルゲリータの見た目はどう老けて見積もっても二十代、普通に見ると十代と言ったところだった。
一方、先王が崩御した後、アルフィアスの治世になってからすでに二十年は経つため、パレードで賑わうこの街の路地に飾られているアルフィアス王帝の顔には皺がいくつも刻まれており、四十後半から五十代の雰囲気と貫禄がある。
自身の見た目の変化のなさをマルゲリータ自身も熟知している。それゆえにマルゲリータはクスリと笑って流した。
「ええ。今頃は断罪されておりましょうね。ですので、街を転々として暮らしております」
その細くなった緑の瞳に殿下と呼ばれた男の青が映り、男は少しだけ頬を赤く染める。
「父から貴方にこれを渡すよう言われました」
男は懐から凝った装飾の箱を取り出して、マルゲリータの前に差し出した。男はゆっくりと箱を開けていくと、その中にはマルゲリータがかつて見た小さな宝石達が入った小瓶が納められていた。
「これは……」
「あなたは必要なくとも、お嬢さんは必要かもしれないですよ」
マルゲリータ娘を抱き抱える手と反対の手を、緊張のあまり小刻みに震わせながら、小瓶を受け取りきゅっと握りしめる。
「そうですわね」
その時がいつかはわからない。けれど、必要な時が来るかもしれない。
「まさか、エドワード殿も長寿とは知りませんでしたよ。きっと、あなた方は本当に運命なのでしょうね」
金色の髪を髪にふわふわと靡かせながら、男は空になった箱を再び懐へと忍ばせ「それでは」と言って、会釈をした後、去っていった。
アルフィアス帝の息子の護衛だろうか。殿下が去ってから路地の左右の建物の屋根にだけ、少し騒がしく音がしたから、彼の後をしっかりと守っているらしい。
マルゲリータは緊張感から解放された安堵で、思わず息を吐いた後、また気持ちを新たに歩き出した。
マルゲリータの後ろを茶色のドレス姿の帽子を被った女性と銀髪の男が見守っているのを彼女は気づいていない。
「エドいいの?」
「何がだ? マリーは何もしてないし、こんなことする必要もなかったな」
「その物騒な構えをしているのに、説得力ゼロなんだけど」
エドの手にはいますぐにでも、魔法が出せるような構えとなっていた。
「リルル。妻と子を守るのは男の務めだ。至って健全なことだと思うぞ」
リルルは少々呆れてエドをジト目で見る。
子はリュカスが見守っていて成長したし、その子の頼みでマルゲリータの小瓶を王帝アルフィアスに渡し、それがマルゲリータの手元に届くのを見守るよう精霊国から久々にダルマータに来たのに、何これ?
「まあ、うちの子はかなり大きいから」
「だな」
リルルとエドは二人で目を合わせ、しばらくの沈黙の後クスリと笑った。
「どうやら俺も祖母の家系の影響で長生きらしいしな。これからのことはマリーと考えていくさ。時間はたっぷりあるらしいからな」
エドワードの両親はすでに亡くなっており、パール家は兄が10年前に家督を継いだと、リルルは聞いていた。
あの頃とすっかり変わらぬ姿にリルルはくすりと微笑む。
「そうか」
「しかし、お前も不憫だな。こんな長生きのやつと契約して」
「あはは」
リルルは思わず大声で笑った。まさか、そんなことを気にしていたのか。
精霊は契約者が死んだ後、その者の魔力をもらえる。エドワードは精霊の血が濃いのか、まだまだ倒れる感じはしない。
その声にマルゲリータが振り返ったので、エドが慌ててマルゲリータに駆け寄る。
「あ、マリー」
エドとマルゲリータが何やら会話をしているらしいが、リルルには聞こえない。二人の娘はマルゲリータからエドへと移っていく。
その後ろ姿を見ながら、リルルは帽子を目深にかぶる。
「そうでもないさ」
小さな港町の街角で、公園で遊ぶ子供を母親たちが夕方になって迎えにいく風景の中に、茶色の髪をひとつに縛り、地味な服に白色のエプロンをつけた女性が現れ、公園で遊んでいた少女の一人が女性に走り寄ってくる。
「ママぁ、ねぇねぇ、エメラルドって知ってる?」
「ええ。知ってるわよ。宝石でしょ?」
「そうよ。さっき王帝陛下のパレードで会った兵隊さんに君の瞳はエメラルドみたいだねって言われたの」
小さな女の子が自身と同じ緑色の瞳を持つ、茶髪の髪の女性に抱きついてきたので、女性は少女の手を握り、腰を屈めて微笑んだ。
どうやら少女の母親のようだ。
「そうなの? あら、焼けちゃうわね」
少女は嬉しそうに母親の肩に手を回した。
「僕のお父さんの好きだった人も同じ瞳をしていたよ、って言って私の銀色の髪をね、ぽんぽんってしてくれたの」
「へぇ…‥そうなんだ」
少女は母に抱っこをせがみ、母もそれに応え、彼女を優しく抱き上げる。
「また会いたいなあ。あの青色の瞳にふわふわの金色の髪の人」
少女を抱えている手がピクリと動き、少女は母の表情をうかがった。
「どうしたの?」
「いえ……。なんでもないの」
少女は母の首元にぎゅっと自身の腕を回す。
少女は鈴のように声を鳴らしながら、続ける。
「絵本の王子さまみたいだったんだもん。素敵だった」
「そうね…‥それはきっと……本物の皇子だもの」
母は小声でそう言った。だが、少女には聞こえないような、それほど小さな声だった。
少女の母は娘を抱きながら、家までの道を歩いていると、娘がうとうとと船を漕ぎはじめた。
娘の体制をヨイショと直し、歩いていると、衛兵の服を着た金色のふわふわ髪で青色の瞳を持つ男が目の前にいた。
「ご無沙汰しております、マルゲリータ様」
マルゲリータという名を捨ててからしばらく経っていたし、まさかこのパレードのチラシにたくさん貼られている眼前の男から言われるとは想像もしていなかった。
だから、マルゲリータの心臓はうるさいくらいにドクドク鳴り響き、寝たばかりの娘を起こすのではないか、と思うくらいだった。
とはいえ、ずっと突っ立っているのもおかしな話で、マルゲリータが子供を抱きながら、カーテンシーをしようと屈もうとしたところ、金髪の衛兵がそれを制した。
「結構ですよ」
「すみません、殿下」
男は頭を振って否定する。
「いいえ。ずっと探していたのですよ。エドワード殿は?」
少女の母が目の前の青色の瞳をじっと見つめた。幾分かの沈黙の後、緑色の瞳にまつ毛がかぶさった後、口を開いた。
「今は外出してますわ。どうやら私たちは向こうの血が濃いようで、ご覧の通りです」
殿下、と呼ばれた男はマルゲリータの姿をじっと見た後「父……アルフィアス帝はあなたに焦がれていたとか。あなたのその緑色の瞳に心を真っ赤な炎で焦がしていた。けれど、横にいたら別の火種が生まれましたね」彼は満足したように笑った。
マルゲリータの見た目はどう老けて見積もっても二十代、普通に見ると十代と言ったところだった。
一方、先王が崩御した後、アルフィアスの治世になってからすでに二十年は経つため、パレードで賑わうこの街の路地に飾られているアルフィアス王帝の顔には皺がいくつも刻まれており、四十後半から五十代の雰囲気と貫禄がある。
自身の見た目の変化のなさをマルゲリータ自身も熟知している。それゆえにマルゲリータはクスリと笑って流した。
「ええ。今頃は断罪されておりましょうね。ですので、街を転々として暮らしております」
その細くなった緑の瞳に殿下と呼ばれた男の青が映り、男は少しだけ頬を赤く染める。
「父から貴方にこれを渡すよう言われました」
男は懐から凝った装飾の箱を取り出して、マルゲリータの前に差し出した。男はゆっくりと箱を開けていくと、その中にはマルゲリータがかつて見た小さな宝石達が入った小瓶が納められていた。
「これは……」
「あなたは必要なくとも、お嬢さんは必要かもしれないですよ」
マルゲリータ娘を抱き抱える手と反対の手を、緊張のあまり小刻みに震わせながら、小瓶を受け取りきゅっと握りしめる。
「そうですわね」
その時がいつかはわからない。けれど、必要な時が来るかもしれない。
「まさか、エドワード殿も長寿とは知りませんでしたよ。きっと、あなた方は本当に運命なのでしょうね」
金色の髪を髪にふわふわと靡かせながら、男は空になった箱を再び懐へと忍ばせ「それでは」と言って、会釈をした後、去っていった。
アルフィアス帝の息子の護衛だろうか。殿下が去ってから路地の左右の建物の屋根にだけ、少し騒がしく音がしたから、彼の後をしっかりと守っているらしい。
マルゲリータは緊張感から解放された安堵で、思わず息を吐いた後、また気持ちを新たに歩き出した。
マルゲリータの後ろを茶色のドレス姿の帽子を被った女性と銀髪の男が見守っているのを彼女は気づいていない。
「エドいいの?」
「何がだ? マリーは何もしてないし、こんなことする必要もなかったな」
「その物騒な構えをしているのに、説得力ゼロなんだけど」
エドの手にはいますぐにでも、魔法が出せるような構えとなっていた。
「リルル。妻と子を守るのは男の務めだ。至って健全なことだと思うぞ」
リルルは少々呆れてエドをジト目で見る。
子はリュカスが見守っていて成長したし、その子の頼みでマルゲリータの小瓶を王帝アルフィアスに渡し、それがマルゲリータの手元に届くのを見守るよう精霊国から久々にダルマータに来たのに、何これ?
「まあ、うちの子はかなり大きいから」
「だな」
リルルとエドは二人で目を合わせ、しばらくの沈黙の後クスリと笑った。
「どうやら俺も祖母の家系の影響で長生きらしいしな。これからのことはマリーと考えていくさ。時間はたっぷりあるらしいからな」
エドワードの両親はすでに亡くなっており、パール家は兄が10年前に家督を継いだと、リルルは聞いていた。
あの頃とすっかり変わらぬ姿にリルルはくすりと微笑む。
「そうか」
「しかし、お前も不憫だな。こんな長生きのやつと契約して」
「あはは」
リルルは思わず大声で笑った。まさか、そんなことを気にしていたのか。
精霊は契約者が死んだ後、その者の魔力をもらえる。エドワードは精霊の血が濃いのか、まだまだ倒れる感じはしない。
その声にマルゲリータが振り返ったので、エドが慌ててマルゲリータに駆け寄る。
「あ、マリー」
エドとマルゲリータが何やら会話をしているらしいが、リルルには聞こえない。二人の娘はマルゲリータからエドへと移っていく。
その後ろ姿を見ながら、リルルは帽子を目深にかぶる。
「そうでもないさ」
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