一輪の悪魔

コタルト

文字の大きさ
上 下
8 / 13
高校3年生

しおりを挟む
薄暗い部屋の中で見る乙葉は、いつも以上に可愛く見えた。

泣いた後だからか、目も少しトロンとして凄く魅力的だ。

僕達が付き合い始めてもう3年。今まで何度か乙葉を抱いたが、こんなにも声を荒げる乙葉は初めてだ。

汗まみれになりながら、何度も何度もキスをして僕達は愛を確かめ合った。

「たっくん、今日は最高だったね」


帰り道の交差点で、乙葉は満足そうに言った。あんな乙葉を見たのは初めてすぎて、まだ頭にこびりついている。

これは帰ったら100%おかず決定だ。

僕がそんな変態脳になっているとは気づいていない乙葉は、
「たっくん、帰ったらまた連絡するね。じゃあね」

そう言って僕のホッペにキスをして駅へと走っていった。


僕の頭の中の乙葉が、消えてしまわないように僕も小走りで家に向かった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

浮気されたので。我慢する事をやめました。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:156

【R18】愛人契約

恋愛 / 完結 24h.ポイント:35pt お気に入り:81

いっそ嫌いになれたら楽なんだけど

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:59

タイプではありませんが

恋愛 / 完結 24h.ポイント:35pt お気に入り:46

【完結】ダメなのはわかってる、それでも。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:45

【R-18】愛妻家の上司にキスしてみたら釣れてしまった件について

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:28pt お気に入り:80

【続編 ほかに相手がいるのに】

恋愛 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:79

処理中です...