作詞してみた

御影レイル

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心の採掘場

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明日には僕も笑えるって 言いかけた空もまた泣きだして
一人いなくなった今だって いずれ慣れる春がまた訪れる

忘れたい過去の記憶だとか 花束を包むの飽きたとか
頑張る事の価値の無さには 気づいた時にはもう手遅れで
頑張る事が当たり前になって 感情も無くして今をいきる


それでも今生きる意味があるなら 泣く日もあっていいだろう
忘れる意味を忘れた僕に 今日をくれたのは君だろう?
愛したい気持ちを燻って 愛されたいゴミと また明日と
疑問符と一緒に自問自答


今日にも命終わらせてやるって 思っただけで踏み留まって
ベランダの柵に登ってみて ああやっぱ無理と自覚して
でも闇は心を抉りだして 確かに1ミリずつ足が進む


それでも今生きているなら 死んでった雨の代わりに生きてやれ
残された宇宙とおんなじように 誰も知らない所で泣いて
愛したい気持ちをからかって バグってしまった心と また夜と
ベランダの柵と 生きていこう


忘れたい夢だった 切り取られた思い
知らない世界を見たかった 君と二人で見たかった
疑問符は僕についてくる 影と同じように
でも今生きているってことは 生きる価値が僕にもあるんだな

こんな 僕にも


死んでいった過去の後にだって なにかがあった証は残るだろう
見ることができなかった流れ星に 希望をくれたのは僕だろう?
生きている価値を無くしても 宇宙の命が続く限り
心の機械が止まるまでは 笑いあおう

忘れようとしても消えない過去には 取り返すことだって出来るだろう
心の壁に囲まれた部屋だって 窓を開けてもいいだろう?
愛したい気持ちを 伝えられるまで そうやって闇を抉るまで

ベランダの柵と 生きていこう
君の中の僕と 自問自答



2019  4/3 製作終了
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