居場所

お話の世界

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もう一度‥

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あいまは目を開ける。

すると、雲がまばらにあって、そこには、“うみ”と書かれていた。

そばを見てみると“お”という文字も‥。

体をおこして座り込む。

すると、目の前に正座する女の子がいました。

「あいまちゃん、おはようございます。」

「あぁ‥うみちゃん。おはよう。来た子は?」

「もう帰りました。」

「そっか‥。私、寝ちゃってたんだね。」

「ぐっすりでとても可愛かったです。」

私は微笑みました。

「うみちゃん‥。」

「ところで、とびらちゃんを呼びましょうか。」

「うん。そうしよう!」

すると、すぐに来てくれます。

「何でしょう、うみさん。」

「人を呼ぶことについて聞きたいんです‥。」 

「はい!」

「ランダムで呼べるようになりましたよね‥?」

「確かにその通りです。」

「でも、あいまちゃんが呼ぶといつも通りに呼べるみたいです。」

「言ってませんでしたね‥。それぞれ別れてるんです。」

「元からうみさんも呼べたんですけど、方法がなかったので‥。でも、できるようになりました!」

「そうなんですね‥。それはもしかして、呼びたい人も呼べることができるんですか‥?」

「もちろんできますよ。」

「どうやってすればいいんですか?」

私はとびらちゃんに近付きます。

「わ!びっくりしました。」  

「ごめんなさい!」  

微笑みながら言いました。

「大丈夫ですよ!やり方ですね。それはあいまちゃんとうみさんが協力したらできます。」

「確かに前に一度成功しましたね。でも、気のせいだった気がします‥。」

「それは、多分、時が良かったのと、できない状況だったからだと思います‥。」

「どういうことですか?」

「次にその時の人が来れるタイミング、そして、そのときは渡せてなかったですよね。」

「あの電話のことですか?」

「はい!それとあいまちゃんの思いがあれば‥。できます!」

「そうだったんですね‥二人が力を合わせればできるのですか‥。なんだかロマンチックですね‥。」

「そうですね!

もしかして、うみさん、呼びたい人いるんですか‥?」

「いるかもしれません‥。」

私はあいまちゃんを見ます‥。
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