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初仕事1
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「新人さんこっちにビーズ酒2つ」
「はい!よろこんで」
「女将さん、ビーズ酒2杯と突進ポークのステーキ1つです」
「はいよ!ほんとにあなた手際が良いわね」
「そんなことないですよ」
私はなんとか宿に泊まることが出来き、女将さんとの約束通り宿の手伝いをしている。
今は丁度夕食の時間で食堂でウェイターをしている。
昔居酒屋のバイトをしていた経験が異世界で役に立つなんて人生わからないものね。
その後、夜が更けてくると酔っ払いが騒ぎだすのはどこも一緒のようで…
「うるせえな!お前赤エリアの奴だろ!ここは緑だ帰れ!」
「そんなこと関係ねえだろ!」
「所詮緑エリアなんて地味だしな、赤が最強だから」
すると別の客が…
「今のは聞き捨てならねえな」
「何だ黄色のとこの奴か?カレーでも喰って寝てろよ」
「なんだと!」
この国にもカレーがあるのか~と思いつつ対処に困っていると。
「おい!あんたら喧嘩するなら外でやりな!これ以上騒ぐなら代金倍にするよ」
「っく!わかったよ」
さすが女将さんあしらい方も上手いな~
そんなこんなで閉店となった後…
「お疲れさん、後はこっちやるから大丈夫よ」
「分かりました。それでしたらあそこのテーブルだけ片付けちゃいますね」
「ありがとう、そしたら良く働いてくれたご褒美にコレ食べてね」
そういって置かれたのは、この店の名物の突撃ポークのステーキとビーズ酒だった。
「おおお!良いんですか?」
「ええ、ご褒美よ」
私は急いでテーブルを片付けて頂いた夕食を頂く。
「これ美味しそうだったのよね」
突撃ポークとは何でもこの街周辺に現れるイノシシの様なモンスターで見た目はポークステーキに近い、そこにシチューのようなソースがかかっており物凄く食欲をそそる。
そして!ビーズ酒は若干黒色をしているがその見た目からして間違いなくビールだ!
食後の一杯!これが味わえるとは、私は我慢出来ず一口ほおばると。
「美味しい!肉汁がすごい」
そして、間髪入れずに!
「ゴクゴク、おいしい!」
さすがに冷えたビールではないけど喉越しはビールその物!うう~体に染み込む~
そうだお肉は少しカイザーに持って行ってあげよう、そんな風に考えていると女将さんに声をかけられた。
「良い飲みっぷりだね!」
「女将さん凄く美味しいです」
「ははは、そういってもらえると作ったかいがあるよ。私も一緒に飲んで良いかい?」
「もちろんです!」
そこから料理の話、お酒の話を暫くした後に
「しかし、あの仕事辞めた方が良いんじゃないかい?この働きっぷりなら無理しなてくも泊めてあげるわよ」
「いえ、一度受けたからには」
「そうかい」
「そんなに危ない人達なんですか?」
「そうね~今はこの街の中心地にある森があるんだけど、その中にある閉鎖予定の教会を根城に周辺を占拠しているわ」
「最初はそこまで暴徒ではなかったのだけど」
「何かあったのですか?」
「詳しくはわからないけど、貴族と揉めてからかしら過激になったのは」
「そうなんですね」
「この町はレッド、ブルー、イエロー、グリーン、モモの5つのエリアに分かれててね、それぞれの町が切磋琢磨して発展してきたのだけど、中心部は中立地帯になっていたのだけど」
「そうなんですね」
その後、街の話などをしてお開きとなり私は部屋に戻った。
「カイザー美味しい?」
「ピィー!」
カイザーに夕飯の残りをあげると喜んで食べた。
「明日は初仕事か…」
「なんじゃ?不安なのか」
「総帥!いつのまに」
「ワシはどこでも現れるぞ」
「プライバシーは!」
抗議の目を向けると…
「えっと、最低限は守ります」
「お願いしますね!」
「う、うむ…それよりもじゃ!たかがゴロツキ如き怖いのか?」
「まあ、初めてことですから」
「まあ、問題なかろうて」
「はい」
・・・
「あのそろそろ着替えるんですけど」
「え?」
「着替えますから出って行って下さい」
いよいよ明日は初仕事だ。
「はい!よろこんで」
「女将さん、ビーズ酒2杯と突進ポークのステーキ1つです」
「はいよ!ほんとにあなた手際が良いわね」
「そんなことないですよ」
私はなんとか宿に泊まることが出来き、女将さんとの約束通り宿の手伝いをしている。
今は丁度夕食の時間で食堂でウェイターをしている。
昔居酒屋のバイトをしていた経験が異世界で役に立つなんて人生わからないものね。
その後、夜が更けてくると酔っ払いが騒ぎだすのはどこも一緒のようで…
「うるせえな!お前赤エリアの奴だろ!ここは緑だ帰れ!」
「そんなこと関係ねえだろ!」
「所詮緑エリアなんて地味だしな、赤が最強だから」
すると別の客が…
「今のは聞き捨てならねえな」
「何だ黄色のとこの奴か?カレーでも喰って寝てろよ」
「なんだと!」
この国にもカレーがあるのか~と思いつつ対処に困っていると。
「おい!あんたら喧嘩するなら外でやりな!これ以上騒ぐなら代金倍にするよ」
「っく!わかったよ」
さすが女将さんあしらい方も上手いな~
そんなこんなで閉店となった後…
「お疲れさん、後はこっちやるから大丈夫よ」
「分かりました。それでしたらあそこのテーブルだけ片付けちゃいますね」
「ありがとう、そしたら良く働いてくれたご褒美にコレ食べてね」
そういって置かれたのは、この店の名物の突撃ポークのステーキとビーズ酒だった。
「おおお!良いんですか?」
「ええ、ご褒美よ」
私は急いでテーブルを片付けて頂いた夕食を頂く。
「これ美味しそうだったのよね」
突撃ポークとは何でもこの街周辺に現れるイノシシの様なモンスターで見た目はポークステーキに近い、そこにシチューのようなソースがかかっており物凄く食欲をそそる。
そして!ビーズ酒は若干黒色をしているがその見た目からして間違いなくビールだ!
食後の一杯!これが味わえるとは、私は我慢出来ず一口ほおばると。
「美味しい!肉汁がすごい」
そして、間髪入れずに!
「ゴクゴク、おいしい!」
さすがに冷えたビールではないけど喉越しはビールその物!うう~体に染み込む~
そうだお肉は少しカイザーに持って行ってあげよう、そんな風に考えていると女将さんに声をかけられた。
「良い飲みっぷりだね!」
「女将さん凄く美味しいです」
「ははは、そういってもらえると作ったかいがあるよ。私も一緒に飲んで良いかい?」
「もちろんです!」
そこから料理の話、お酒の話を暫くした後に
「しかし、あの仕事辞めた方が良いんじゃないかい?この働きっぷりなら無理しなてくも泊めてあげるわよ」
「いえ、一度受けたからには」
「そうかい」
「そんなに危ない人達なんですか?」
「そうね~今はこの街の中心地にある森があるんだけど、その中にある閉鎖予定の教会を根城に周辺を占拠しているわ」
「最初はそこまで暴徒ではなかったのだけど」
「何かあったのですか?」
「詳しくはわからないけど、貴族と揉めてからかしら過激になったのは」
「そうなんですね」
「この町はレッド、ブルー、イエロー、グリーン、モモの5つのエリアに分かれててね、それぞれの町が切磋琢磨して発展してきたのだけど、中心部は中立地帯になっていたのだけど」
「そうなんですね」
その後、街の話などをしてお開きとなり私は部屋に戻った。
「カイザー美味しい?」
「ピィー!」
カイザーに夕飯の残りをあげると喜んで食べた。
「明日は初仕事か…」
「なんじゃ?不安なのか」
「総帥!いつのまに」
「ワシはどこでも現れるぞ」
「プライバシーは!」
抗議の目を向けると…
「えっと、最低限は守ります」
「お願いしますね!」
「う、うむ…それよりもじゃ!たかがゴロツキ如き怖いのか?」
「まあ、初めてことですから」
「まあ、問題なかろうて」
「はい」
・・・
「あのそろそろ着替えるんですけど」
「え?」
「着替えますから出って行って下さい」
いよいよ明日は初仕事だ。
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