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その言葉は己を正当化する為か、己の信念を貫く為か
悪道1
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あれから数日が経った…
「ごめんなさいね、物価があがったりして…」
「いいえ、気にしないで下さい。ギルドの仕事も軌道に乗ってきましたから」
「悪いわね…ほんと急にレッドエリアの区長が捕まって、他のエリアが連合だとか言ってこのエリアまで管理し始めてね」
「ええ」
一因は私にもあるのでなんとも心苦しい。
「それに、暫くの間レッドエリアには制裁がかけられるとかで税金が1.5倍になってしまって」
「厳しいですよね、私良かったら今まで通り手伝いますよ!お茶くみとか配膳だとか得意ですから」
「悪いわね、ほんとありがと」
あれからというものレッドエリアはヨンレンゴウが新しい区長が出来るまで実質管理することになった。
それに伴い中立エリアへ侵攻の罪として当面レッドエリアの税金の増額などペナルティーが科せられた。
「はあ~」
「なんじゃどうしたんだ?」
「ピィー?」
「余計な事しちゃったのかなって思って」
「ふむ、お主は間違ったことをしたのか?」
「いえ、そういうわけではないのですが」
「なら、良いのではないか?」
「う~ん」
間違った事はしてない…でも、結果的にレッドエリアの人は苦しんでいる…
問題はそれだけでは無かった。
「これは!どういうこと?」
「お姉ちゃん助けて!」
私が教会に行くとそこには多数の人が集まっていた。
「おお!あなたが責任者の方ですか」
「いえ、違いますがあなた方は?」
「私どもはヨンレンゴウの議員団の者で、先日の一件の内容を見まして是非お力になりたいと…」
各勢力が寄付や立替えだの依頼をしてくる。
「もう!ほっといてよ、もし何かしてくれるならシスターを返して!」
一人の子供が叫ぶと…
「おお!可哀そうに心のケアも必要なのですね、是非我等にその寄付を!」
議員団達は更に詰め寄って来たので…
「みんな、教会の中に入って」
子供たちに教会の中に入るように促し、議員団に対して。
「皆様の善意ありがとうございます、申し訳ありませんが現在子供たちはナーバスになっておりますので、今日の所はお帰り願いでしょうか」
OL時代に培った応対!
「そうですか…それでしたら是非!何かありましたらこちらまで」
「あ!私たちも」
「私も!」
議員団が名刺の様なモノを次々渡してくる。
「本当に申し訳ありません」
そういって頭を下げて教会の中に逃げる。
「しかし何でこんなことに」
「ふ~わからんのか」
「総帥」
「点数稼ぎだ」
「点数稼ぎ?」
「お前も見たろあの青い鎧の奴がもっていたモニターの内容を」
「確かツィッターのように情報を共有してとかいう」
「そうじゃ、そこにアピールするには絶好のターゲットだろ」
「なるほど…」
善意ではなく道具…こちらの状況も知らないで一方的な考え方の押し付け…
なんかやるせないな。
「じゃが、それがココでの正義だ否定はできん」
「はい…」
「バカもん!納得してどうする!お前はなんじゃ!」
「!」
「お前は悪!そんな正義蹴散らしてやるくらい言えんのか!」
「すみません!そうでした」
「分かったら!考えろ!」
「はい!」
「ピィー!」
カイザー元気良く返事したけど意味わかってるのかな?
「ごめんなさいね、物価があがったりして…」
「いいえ、気にしないで下さい。ギルドの仕事も軌道に乗ってきましたから」
「悪いわね…ほんと急にレッドエリアの区長が捕まって、他のエリアが連合だとか言ってこのエリアまで管理し始めてね」
「ええ」
一因は私にもあるのでなんとも心苦しい。
「それに、暫くの間レッドエリアには制裁がかけられるとかで税金が1.5倍になってしまって」
「厳しいですよね、私良かったら今まで通り手伝いますよ!お茶くみとか配膳だとか得意ですから」
「悪いわね、ほんとありがと」
あれからというものレッドエリアはヨンレンゴウが新しい区長が出来るまで実質管理することになった。
それに伴い中立エリアへ侵攻の罪として当面レッドエリアの税金の増額などペナルティーが科せられた。
「はあ~」
「なんじゃどうしたんだ?」
「ピィー?」
「余計な事しちゃったのかなって思って」
「ふむ、お主は間違ったことをしたのか?」
「いえ、そういうわけではないのですが」
「なら、良いのではないか?」
「う~ん」
間違った事はしてない…でも、結果的にレッドエリアの人は苦しんでいる…
問題はそれだけでは無かった。
「これは!どういうこと?」
「お姉ちゃん助けて!」
私が教会に行くとそこには多数の人が集まっていた。
「おお!あなたが責任者の方ですか」
「いえ、違いますがあなた方は?」
「私どもはヨンレンゴウの議員団の者で、先日の一件の内容を見まして是非お力になりたいと…」
各勢力が寄付や立替えだの依頼をしてくる。
「もう!ほっといてよ、もし何かしてくれるならシスターを返して!」
一人の子供が叫ぶと…
「おお!可哀そうに心のケアも必要なのですね、是非我等にその寄付を!」
議員団達は更に詰め寄って来たので…
「みんな、教会の中に入って」
子供たちに教会の中に入るように促し、議員団に対して。
「皆様の善意ありがとうございます、申し訳ありませんが現在子供たちはナーバスになっておりますので、今日の所はお帰り願いでしょうか」
OL時代に培った応対!
「そうですか…それでしたら是非!何かありましたらこちらまで」
「あ!私たちも」
「私も!」
議員団が名刺の様なモノを次々渡してくる。
「本当に申し訳ありません」
そういって頭を下げて教会の中に逃げる。
「しかし何でこんなことに」
「ふ~わからんのか」
「総帥」
「点数稼ぎだ」
「点数稼ぎ?」
「お前も見たろあの青い鎧の奴がもっていたモニターの内容を」
「確かツィッターのように情報を共有してとかいう」
「そうじゃ、そこにアピールするには絶好のターゲットだろ」
「なるほど…」
善意ではなく道具…こちらの状況も知らないで一方的な考え方の押し付け…
なんかやるせないな。
「じゃが、それがココでの正義だ否定はできん」
「はい…」
「バカもん!納得してどうする!お前はなんじゃ!」
「!」
「お前は悪!そんな正義蹴散らしてやるくらい言えんのか!」
「すみません!そうでした」
「分かったら!考えろ!」
「はい!」
「ピィー!」
カイザー元気良く返事したけど意味わかってるのかな?
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