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さーてぃーすりー 怒られました。擦り傷じゃんかー。

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 ちょっと休憩した後僕たちはまた鬼ごっこをして遊んだ。

 のだが、

「ふべっ」

 途中で僕が転びました。

 やばくない?僕たしか怪我したらもうギルド連れて行ってもらえないんだよね?いや隠せば…魔道具あるぅぅぅぅ!オワタ☆

「ハルキ?そんなに痛かったの?」
「起き上がれないほど痛いのー?手当てするよー?」
「…もうこうなりゃなんとかして説得しよう」

 うん、そうするしかない。それ以外に方法がないよ。もう説得しかないんだよ。それ以外…いやあったな。家出!いや魔道具あるんだってば。

「なんかあったのか?」
「怪我したらギルドに連れて行ってもらえなくなっちゃう…」
「なら1人で来ればいいだろ。俺はそうしてるし」
「へ?」
「朝自分で起きて用意された朝飯食べて自分でギルドに歩いていくぜ?」
「私もそうよ」
「僕もだよー?」

 その手があったか。

「でも僕迷子癖があるんだよねー」
「じゃあ迎えにきてやるよ」
「私も行くわ」
「なら僕もー」
「ありがと…みんな」

 でも今思い出したんだけどさ、ドアにも魔道具付いてたよね?窓から抜け出すとするかー。寝室に開け閉めできる窓があるしそこから抜け出せば行けるか。

「怒られるときは一緒に怒られてやるよ」
「ギルマスに叱られるだなんて怖そうね」
「あとで父さんに青い顔して問い詰められそうだけど僕も一緒にいるよー」

 ウルト?問い詰められるのが嫌なら別にいいんだよ?

「よーしがんばるぞー」































「やっぱりけがをしたな」
「外で転んだだけだもーん」
「ハル、こっちを向け」
「なんか怖いから嫌ー」

 ギルドのバルドお兄さんの部屋にてお説教中です。バルドお兄さんね?魔道具の確認するやつここにおいて行ったみたいで朝一で説教されてまーす。

「擦り傷だったもん」
「…戦いの中でできた傷ではないんだな?」
「そうだって言ってるじゃん」
「外でってどこで転んだんだ?」
「家の庭~遊んでる時にこけた」
「…そうか」

 あれ?お説教終わった?

 そーっと部屋を抜け出してみても後ろから声がかかることはなかった。

「いい…のかな」

 でも転んだやつは許してもらえるってことだよね?じゃあいっか。

「遊びいってこよー」

 あ、間違えた。クエストだったね☆
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