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幼児編
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「柚琉くん。なんかあった?」
「んゆ?…なんにもないよ?」
「なんか嬉しそうで悲しそうだったから」
先生(お医者さん)にそう言われた。
「…うれしいのはらいねんからしょうがっこういけるからで、かなしいのはみんなにしんらいされないの」
「……あぁ」
なんか納得された!?
僕はぷくーっと頬を膨らませた。
ハリセンボンのように。
「せんせいひどい!!」
「え?…ごめんごめん。…えっと?いつもの薬と……オメガ用のリング付けたんだね。似合ってる」
「どーも」
「…でもデザイン性重視でちょっと機能心配かな。…完全には成立しないようにはなってるのか。柚琉くん。秘密兵器いる?」
「ひみつへいき!?」
なんかすごい気になるその言葉!!
「催眠スプレーとスタンガンどっちがいい?」
…ん?
「スプレーとスタンガン」
…いや…あの…催眠スプレー?
催涙じゃなくて?
スタンガンって…え?
「ちなみに最大出力にしても死なないから大丈夫。…死なないから」
なんで2回言ったの!?
死なないんだよね!?
死にはしないけど後遺症が残るとか!?
その時、何かがそっと僕の耳を塞いだ。
「…先生。柚にそういうこと教えるのやめてもらえます?」
「とうさん!!」
「柚琉くんのお父さん。こんにちは」
「こんちには。…柚、さっきのは忘れていいからね」
「ふぇ?」
「柚には必要に応じて柚にあったものを渡すから」
…渡されるの?
スプレーとスタンガン?
防犯ブザーでいいんだけど…。
「んゆ?…なんにもないよ?」
「なんか嬉しそうで悲しそうだったから」
先生(お医者さん)にそう言われた。
「…うれしいのはらいねんからしょうがっこういけるからで、かなしいのはみんなにしんらいされないの」
「……あぁ」
なんか納得された!?
僕はぷくーっと頬を膨らませた。
ハリセンボンのように。
「せんせいひどい!!」
「え?…ごめんごめん。…えっと?いつもの薬と……オメガ用のリング付けたんだね。似合ってる」
「どーも」
「…でもデザイン性重視でちょっと機能心配かな。…完全には成立しないようにはなってるのか。柚琉くん。秘密兵器いる?」
「ひみつへいき!?」
なんかすごい気になるその言葉!!
「催眠スプレーとスタンガンどっちがいい?」
…ん?
「スプレーとスタンガン」
…いや…あの…催眠スプレー?
催涙じゃなくて?
スタンガンって…え?
「ちなみに最大出力にしても死なないから大丈夫。…死なないから」
なんで2回言ったの!?
死なないんだよね!?
死にはしないけど後遺症が残るとか!?
その時、何かがそっと僕の耳を塞いだ。
「…先生。柚にそういうこと教えるのやめてもらえます?」
「とうさん!!」
「柚琉くんのお父さん。こんにちは」
「こんちには。…柚、さっきのは忘れていいからね」
「ふぇ?」
「柚には必要に応じて柚にあったものを渡すから」
…渡されるの?
スプレーとスタンガン?
防犯ブザーでいいんだけど…。
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