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本編
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「カイ。みるくいっぱい飲めた?」
まだほとんど残ってる…ミルク嫌なのかな。
「もう飲みませんか?」
「ん…」
「ではこちらに」
フィオナは僕からカイを受け取ると背中に背負い、僕をベッドに寝かせた。
「…カイ…全然飲んでくれない…美味しくない…のかな」
「そんなことはないと思いますけれど…そろそろ離乳食を用意する時期なのかもしれませんね。番様に、と思い持ってきたものですがこちら食べさせてみましょうか」
僕の好きなプルグだ。…でもね、いつも量が多いの…僕全然食べないのにフィオナはいつもたくさん持ってくる…。
「…あら」
「あ…」
フィオナが皮を剥くとカイはすぐにそれにかじりついた。
あれ?このプルグ…いつも僕が食べてるのより大きい…?
「気づかれましたか?こちらはプルグではないのですよ。味はプルグに似ていますが大きさはプルグの3倍ほど。竜族が食すのにはこちらの方が適しているのです。番様に出すのは初めてなのですが」
「僕も…食べます」
試しに1個もらってかじりついた。
いつもは一口で口に入るのにこれはちょっとずつ食べないといけないみたい。
「ん。おいし…」
あ…甘いのたれちゃった。腕まで…。
「ピィっ!!」
「あ…カイ…」
垂れてきた汁をぺろぺろしだした。くすぐったい…。
「…竜王様の前でお出しするのはやめましょう。これは危険ですね…」
「…なに…?」
「なんでもありません」
何か言われた気がしたんだけどな…。
まだほとんど残ってる…ミルク嫌なのかな。
「もう飲みませんか?」
「ん…」
「ではこちらに」
フィオナは僕からカイを受け取ると背中に背負い、僕をベッドに寝かせた。
「…カイ…全然飲んでくれない…美味しくない…のかな」
「そんなことはないと思いますけれど…そろそろ離乳食を用意する時期なのかもしれませんね。番様に、と思い持ってきたものですがこちら食べさせてみましょうか」
僕の好きなプルグだ。…でもね、いつも量が多いの…僕全然食べないのにフィオナはいつもたくさん持ってくる…。
「…あら」
「あ…」
フィオナが皮を剥くとカイはすぐにそれにかじりついた。
あれ?このプルグ…いつも僕が食べてるのより大きい…?
「気づかれましたか?こちらはプルグではないのですよ。味はプルグに似ていますが大きさはプルグの3倍ほど。竜族が食すのにはこちらの方が適しているのです。番様に出すのは初めてなのですが」
「僕も…食べます」
試しに1個もらってかじりついた。
いつもは一口で口に入るのにこれはちょっとずつ食べないといけないみたい。
「ん。おいし…」
あ…甘いのたれちゃった。腕まで…。
「ピィっ!!」
「あ…カイ…」
垂れてきた汁をぺろぺろしだした。くすぐったい…。
「…竜王様の前でお出しするのはやめましょう。これは危険ですね…」
「…なに…?」
「なんでもありません」
何か言われた気がしたんだけどな…。
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