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【第240話】アーサーの動揺
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気がつけば結構な話数まできていて読者の方は『いつになったら終わるんだ?』と思っているかもしれませんね。とりあえず300~350話の間ぐらいで最終話を迎えられたらと思っています。
物語も佳境に入ってきますのでもう少しだけ付き合ってくれると嬉しいです。
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大陸会議当日――――俺達は朝食を済ませて、大陸会議が始まる一時間前に会議場である村の集会所に到着した。今回の大陸会議は朝から始まるから順調にいけば昼前には終わるはずだ。
朝の集合で尚且つ早めに来たから誰も来ていないかと思ったが、集会所には先にラファエル達フェアスケールの人間がいて、大陸会議の準備を進めていた。
流石は仲立人的立ち位置なだけのことはある。俺達も後を追うように資料の準備を進めていると、他の国々も続々と集合し始めた。そして以前の大陸会議同様、開始時間直前で帝国の面々が着席した。
帝国は相変わらず重鎮感があり、護衛兵を除けば三人出席しているようだ。モードレッドとレック、そしてもう一人は初めて見る男で恐らく皇帝アーサーだろう。なんとなくだが、レックの表情だけ暗い気がするが、他の二人……特にアーサーは堂々とした出で立ちだった。
煌びやかなマントを羽織り、袖が長くて広がっているズボンと金色の細かい刺繍が施された服は権威を示しているのかもしれないが、貴族の服飾のことは正直さっぱり分からない。
だが、顔つきからは文句なしに威厳を感じる。獅子のように鋭い眼光は隙を一切感じさせず、それでいて老練さもほとばしる渋く落ち着いた雰囲気だ。
かなりの女好きという前情報から勝手に鼻の下をだらしなく伸ばした男を想像していたが、流石は帝国のトップでありモードレッドの父親なだけのことはある。
アーサーは大きく咳払いをすると主催者でも開催国代表でもないのに勝手に仕切り始めた。
「大陸各国の要人達よ、此度は大陸会議に集まってもらい感謝する。異例のディアトイル開催とはなったが、我々はどこで開催されようと自身の務めを果たすまでだ。ディアトイル村長ドミニク殿、そしてフェアスケール代表ラファエル殿には特に苦労をかけるがよろしく頼む」
勝手に仕切るなよ、という気持ちにはなりつつも流石は皇帝、とてもさまになっている。アーサーの言葉に頷いたラファエルは自己紹介を終えた後、早速本題に入った。
「皆様、お手元にある地図が描かれた資料をご覧ください。こちらは死の山の高低差まで明記された正確な地図になっております。そこに描かれている沢山の赤い点がガーランド団と五英雄グラド殿が見つけてくれた重要なポイントとなります。そのポイントについてはサーシャ殿に説明して頂きましょう」
「はい、ドライアド代表のサーシャと申します。まず死の山には魔獣が数多く集まる集落的なポイントがあり、その場所の数と魔獣の規模はおよそ――――」
死の山に存在する魔獣集落の数、そして魔獣の規模に各国が言葉を失っていた。そこから過去のイグノーラを襲った魔人、五英雄の存在、老年期のグラドの活躍などを話し、全員が五英雄……特にグラドの凄さに感動していた。
そして、ここからは現イグノーラ王イグニスが『グラッジ達親子三代の魔獣寄せと発動周期』そして『魔人ザキール率いる魔獣群とイグノーラ軍との戦争』について詳しく語った。
敢えてガーランド団とレックの戦争における活躍についてはイグニスが話すまで伏せておいたから、俺達の戦闘実績を伝えると会議の場は一気に盛り上がり、その都度ラファエルが「静粛に!」と注意することとなった。
何にせよこれで場の空気はガーランド団側、改めシンバード側が支配し始めた。各国の俺達への評価……特にグラッジへの評価が上がってきたところで、次は俺が話す番だ。ここで一気に帝国の本質を明かしてやる。
「次は俺から話させてもらいます。時系列的には戦争より少し前に戻ってしまいますが、ご了承ください。我々は最初にイグノーラを訪れた後、次にグラッジと合流してカリギュラという町へ向かいました。元々は魔獣寄せをどうにか出来ればと思って訪ねたわけですが、そこで学者ゼロが率いるウィッチズケトルという学術組織と出会い、多くの驚くべき事実を知りました。それは、ゼロの父親ワン・パラディアと祖父サウザンド・パラディアの話にまでさかのぼります。この親子三代は――――」
常にどっしりと構えていた皇帝アーサーは俺がワンの話を始めると露骨に目を開いて驚いていた。
俺は心の中で『表情が分かりやすくて助かるぜ』と喜びながら、ワンが魔力砲などの兵器を開発したこと、祖父サウザンドの組織を襲撃してペアレの街を滅ぼしたこと、帝国へ兵器を提供していたこと、エンドという組織が俺達を襲ってサーシャの両親も誘拐したこと、その全てを話した。
俺がワンとエンドの事を一通り話し終えると皇帝アーサーはいがるように「そんな男にも組織にも我々は関わっていない、証拠はあるのか!」と否定してきた。
もしアーサーが開き直って『技術協力をしているだけだ、何か問題か?』とでも言ってきたら都合が悪かったから、むしろ嘘を言ってくれて助かるぐらいだ。
「証拠ならありますよアーサー殿。ペアレの周辺国には歴史書が残っていましてね。ワンが率いる組織エンドが帝国愛用の魔力砲やサクリファイスソードを使っていたと記述されています。今からそれを公開していただきましょう」
俺が指示を出すとペアレ周辺国の王達が一斉に歴史書を開いて証拠を見せた。これだけでも十分だが、俺は更にジークフリートの人間にもお願いしてビエード率いる帝国兵がどのように兵器を使ってきたかを証明してもらった。
魔力砲などの兵器についてピンときていなかった国々も流石に各国の説明と歴史書を見聞きすることで非人道的な帝国の恐ろしさを実感できたようだ。
そして俺はもっと追い詰める為にビエードがジークフリートを奴隷のように支配していたことと魔力砲などの兵器を使っていたことについても言及することにした。
「これまでは『帝国・兵器・エンド』の繋がりを証明する為の話をしていましたが、次は帝国の大佐が残した言葉についても話させてください。大陸北側の国々はジークフリートが帝国の支配から解放されたことは新聞などでご存知だと思いますが、どのように解放されたのかは知らないと思います。元々ビエード大佐という男が――――」
兵器の恐ろしさを知り始めた各国がビエードの話を通して更に兵器と帝国の恐ろしさに理解を深めていった。そして俺はビエードが『帝国を裏切れば黒い霧に殺されるのを分かったうえで』最期に帝国を裏切り、遺言で多くの情報を教えてくれた事を伝えることにした。
「そして死ぬことが分かっていて裏切ったビエードは最後にこう言いました」
――――魔力砲をはじめとした兵器の開発、魔獣の活性化、近年の強引な帝国の支配、それら全ての鍵を握っている存在が二つある。それは『死の山』と帝国の第一王子『モードレッド』だ。全てを知りたければ奴のことを調べるか、もしくは遥か南東の町『イグノーラ』で五英雄の伝承を追え。少しでも多くの国と手を組み……帝国と魔獣に備えろ、と――――
「自国の大佐ともあろう人間が最期に残した言葉なので信憑性は高く、この言葉はジークフリートの広場に集まった多くの人間が聞いています。帝国のこのような在り方は許されるでしょうか?」
俺の話が終わると皇帝アーサーは必死に平静を装いながら反論を始めた。
「ビエードがその言葉を放ったのは事実なのだろう、だが、ビエードが単に個人的な恨みを帝国に持っていて発言した可能性も否定はできまい? ガラルド殿は一大佐の一言をそこまで重視するのかね?」
「ビエードの言葉だけで帝国の異常性を示すつもりはありませんよ、あくまで根拠の一つに過ぎません。しかし、我々は長い旅を経て多くの事を知りました、さきほど各国の歴史書が示したエンドと帝国の繋がりもそうですし、他にも決定的な証拠があります」
「……決定的な証拠だと?」
皇帝アーサーの睨みが一層きつくなったのを感じる。追い詰めるまでもうひと踏ん張りだ。最後は彼女に頑張ってもらおう、俺は帝国の悪事を暴く鍵となる人物の名を呼んだ。
「ここからは彼女に話してもらいます、入ってきてくれヒノミさん」
=======あとがき=======
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気がつけば結構な話数まできていて読者の方は『いつになったら終わるんだ?』と思っているかもしれませんね。とりあえず300~350話の間ぐらいで最終話を迎えられたらと思っています。
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大陸会議当日――――俺達は朝食を済ませて、大陸会議が始まる一時間前に会議場である村の集会所に到着した。今回の大陸会議は朝から始まるから順調にいけば昼前には終わるはずだ。
朝の集合で尚且つ早めに来たから誰も来ていないかと思ったが、集会所には先にラファエル達フェアスケールの人間がいて、大陸会議の準備を進めていた。
流石は仲立人的立ち位置なだけのことはある。俺達も後を追うように資料の準備を進めていると、他の国々も続々と集合し始めた。そして以前の大陸会議同様、開始時間直前で帝国の面々が着席した。
帝国は相変わらず重鎮感があり、護衛兵を除けば三人出席しているようだ。モードレッドとレック、そしてもう一人は初めて見る男で恐らく皇帝アーサーだろう。なんとなくだが、レックの表情だけ暗い気がするが、他の二人……特にアーサーは堂々とした出で立ちだった。
煌びやかなマントを羽織り、袖が長くて広がっているズボンと金色の細かい刺繍が施された服は権威を示しているのかもしれないが、貴族の服飾のことは正直さっぱり分からない。
だが、顔つきからは文句なしに威厳を感じる。獅子のように鋭い眼光は隙を一切感じさせず、それでいて老練さもほとばしる渋く落ち着いた雰囲気だ。
かなりの女好きという前情報から勝手に鼻の下をだらしなく伸ばした男を想像していたが、流石は帝国のトップでありモードレッドの父親なだけのことはある。
アーサーは大きく咳払いをすると主催者でも開催国代表でもないのに勝手に仕切り始めた。
「大陸各国の要人達よ、此度は大陸会議に集まってもらい感謝する。異例のディアトイル開催とはなったが、我々はどこで開催されようと自身の務めを果たすまでだ。ディアトイル村長ドミニク殿、そしてフェアスケール代表ラファエル殿には特に苦労をかけるがよろしく頼む」
勝手に仕切るなよ、という気持ちにはなりつつも流石は皇帝、とてもさまになっている。アーサーの言葉に頷いたラファエルは自己紹介を終えた後、早速本題に入った。
「皆様、お手元にある地図が描かれた資料をご覧ください。こちらは死の山の高低差まで明記された正確な地図になっております。そこに描かれている沢山の赤い点がガーランド団と五英雄グラド殿が見つけてくれた重要なポイントとなります。そのポイントについてはサーシャ殿に説明して頂きましょう」
「はい、ドライアド代表のサーシャと申します。まず死の山には魔獣が数多く集まる集落的なポイントがあり、その場所の数と魔獣の規模はおよそ――――」
死の山に存在する魔獣集落の数、そして魔獣の規模に各国が言葉を失っていた。そこから過去のイグノーラを襲った魔人、五英雄の存在、老年期のグラドの活躍などを話し、全員が五英雄……特にグラドの凄さに感動していた。
そして、ここからは現イグノーラ王イグニスが『グラッジ達親子三代の魔獣寄せと発動周期』そして『魔人ザキール率いる魔獣群とイグノーラ軍との戦争』について詳しく語った。
敢えてガーランド団とレックの戦争における活躍についてはイグニスが話すまで伏せておいたから、俺達の戦闘実績を伝えると会議の場は一気に盛り上がり、その都度ラファエルが「静粛に!」と注意することとなった。
何にせよこれで場の空気はガーランド団側、改めシンバード側が支配し始めた。各国の俺達への評価……特にグラッジへの評価が上がってきたところで、次は俺が話す番だ。ここで一気に帝国の本質を明かしてやる。
「次は俺から話させてもらいます。時系列的には戦争より少し前に戻ってしまいますが、ご了承ください。我々は最初にイグノーラを訪れた後、次にグラッジと合流してカリギュラという町へ向かいました。元々は魔獣寄せをどうにか出来ればと思って訪ねたわけですが、そこで学者ゼロが率いるウィッチズケトルという学術組織と出会い、多くの驚くべき事実を知りました。それは、ゼロの父親ワン・パラディアと祖父サウザンド・パラディアの話にまでさかのぼります。この親子三代は――――」
常にどっしりと構えていた皇帝アーサーは俺がワンの話を始めると露骨に目を開いて驚いていた。
俺は心の中で『表情が分かりやすくて助かるぜ』と喜びながら、ワンが魔力砲などの兵器を開発したこと、祖父サウザンドの組織を襲撃してペアレの街を滅ぼしたこと、帝国へ兵器を提供していたこと、エンドという組織が俺達を襲ってサーシャの両親も誘拐したこと、その全てを話した。
俺がワンとエンドの事を一通り話し終えると皇帝アーサーはいがるように「そんな男にも組織にも我々は関わっていない、証拠はあるのか!」と否定してきた。
もしアーサーが開き直って『技術協力をしているだけだ、何か問題か?』とでも言ってきたら都合が悪かったから、むしろ嘘を言ってくれて助かるぐらいだ。
「証拠ならありますよアーサー殿。ペアレの周辺国には歴史書が残っていましてね。ワンが率いる組織エンドが帝国愛用の魔力砲やサクリファイスソードを使っていたと記述されています。今からそれを公開していただきましょう」
俺が指示を出すとペアレ周辺国の王達が一斉に歴史書を開いて証拠を見せた。これだけでも十分だが、俺は更にジークフリートの人間にもお願いしてビエード率いる帝国兵がどのように兵器を使ってきたかを証明してもらった。
魔力砲などの兵器についてピンときていなかった国々も流石に各国の説明と歴史書を見聞きすることで非人道的な帝国の恐ろしさを実感できたようだ。
そして俺はもっと追い詰める為にビエードがジークフリートを奴隷のように支配していたことと魔力砲などの兵器を使っていたことについても言及することにした。
「これまでは『帝国・兵器・エンド』の繋がりを証明する為の話をしていましたが、次は帝国の大佐が残した言葉についても話させてください。大陸北側の国々はジークフリートが帝国の支配から解放されたことは新聞などでご存知だと思いますが、どのように解放されたのかは知らないと思います。元々ビエード大佐という男が――――」
兵器の恐ろしさを知り始めた各国がビエードの話を通して更に兵器と帝国の恐ろしさに理解を深めていった。そして俺はビエードが『帝国を裏切れば黒い霧に殺されるのを分かったうえで』最期に帝国を裏切り、遺言で多くの情報を教えてくれた事を伝えることにした。
「そして死ぬことが分かっていて裏切ったビエードは最後にこう言いました」
――――魔力砲をはじめとした兵器の開発、魔獣の活性化、近年の強引な帝国の支配、それら全ての鍵を握っている存在が二つある。それは『死の山』と帝国の第一王子『モードレッド』だ。全てを知りたければ奴のことを調べるか、もしくは遥か南東の町『イグノーラ』で五英雄の伝承を追え。少しでも多くの国と手を組み……帝国と魔獣に備えろ、と――――
「自国の大佐ともあろう人間が最期に残した言葉なので信憑性は高く、この言葉はジークフリートの広場に集まった多くの人間が聞いています。帝国のこのような在り方は許されるでしょうか?」
俺の話が終わると皇帝アーサーは必死に平静を装いながら反論を始めた。
「ビエードがその言葉を放ったのは事実なのだろう、だが、ビエードが単に個人的な恨みを帝国に持っていて発言した可能性も否定はできまい? ガラルド殿は一大佐の一言をそこまで重視するのかね?」
「ビエードの言葉だけで帝国の異常性を示すつもりはありませんよ、あくまで根拠の一つに過ぎません。しかし、我々は長い旅を経て多くの事を知りました、さきほど各国の歴史書が示したエンドと帝国の繋がりもそうですし、他にも決定的な証拠があります」
「……決定的な証拠だと?」
皇帝アーサーの睨みが一層きつくなったのを感じる。追い詰めるまでもうひと踏ん張りだ。最後は彼女に頑張ってもらおう、俺は帝国の悪事を暴く鍵となる人物の名を呼んだ。
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