見捨てられた俺と追放者を集める女神さま スキルの真価を見つけだし、リベンジ果たして成りあがる

腰尾マモル

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【第343話】名もなき英雄

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「これで皆さんに帝国の恐ろしさを分かってもらえたと思います。なので、ここからはシンバード陣営が勝つ為に未来の話をさせてください」

 一際険しい顔で語り出す帝国兵に何か嫌な予感を覚える。よっぽど厳しい事を言われるのかと覚悟した俺だったが、俺の予想は違う形で裏切られた。

「今から私が話す『シンバード陣営が勝つ為の策』は至ってシンプルです。そして、私は『策の細かいところ』までは話す事が出来ません。ですが、どうか私を信じて、私の言った通りに動いてください……我々帝国軍とシンバード陣営が戦う時は――――」

 帝国兵の念を押すような言い方を聞いている内に俺は彼が何を意図しているのかが分かった。

 彼がわざわざビエードとグリメンツの話を絡めつつ、帝国の恐ろしさを語り、その後に勝つ為の策を語り始めたのは恐らく『策を話した瞬間に彼がグリメンツの契約で殺される』からだ。

 命懸けで情報を伝えようとしてくれている彼の心は立派だが彼を死なせたくない……全員の中でいち早く気付いた俺が帝国兵の口を塞ぐべく、素早く手を前に差し出した。だが、俺の動き出しは一瞬遅く、彼はベッドから後ろへ飛び跳ねて禁じられた情報を口にしてしまう。

「どんな戦況であろうとも、必ず一直線にミニオス殿下とバイオル殿下を倒してください! それにより戦力の……ぐはぁっっ!」

 やはり俺の予想は当たってしまった。帝国兵はビエードの時と同じように大量の血を吐き、背中からグリメンツの契約違反時に現れる黒い霧を出現させた。

 ビエードの時以上に消耗していた帝国兵はそれ以上何も喋れなくなり、そのまま崩れるように息を引き取ってしまった。ビエードの時はもう少し長く喋る事が出来ていたから、同じぐらい喋れていたならもう少し詳細を聞く事が出来たかもしれない。

 ミニオスとバイオルという名前には聞き覚えがある。確かモードレッドの弟の名前でミニオスが次男、バイオルが三男のはずだ。彼の言い方から察するにどうやら二人はレックとは違ってモードレッドに従順なようだ。

 恐らくモードレッドを直接狙うには防備が硬いうえにモードレッド自身が強いから難しいのだろう。彼がわざわざ二人を一直線に狙えと言っていたのは恐らく二人を倒す事で帝国軍の指示系統が一気に半壊するからではないだろうか?

 グリメンツの霧のせいで彼は詳細を語る時間が無かったが俺達の取るべき選択は知る事が出来た。

 レックの部下として、そして帝国を愛する兵として、命を差し出して最後まで務めを果たしきった彼に心から賛辞を贈りたい。

 だが、立派な心を持って散っていった彼が亡くなった直後、彼を侮辱する高笑いが診療室に響き渡った。俺達がこの不快な笑い声を聞くのは二回目だ。グリメンツの契約を破ったことで現れた黒い霧はジークフリートの時と変わらない顔で帝国兵の侮辱を始める。

「カカカッ! レックという馬鹿な上司を持って、青臭い正義感を抱いたばっかりにコイツも無駄死にしちまったみたいだなァ! 大陸の頂点に立つのはリングウォルドただ一つだっていうのによォ!」

 この霧をぶん殴ってやれるものなら今すぐやってやりたいところだが、こいつは生命でもないし、契約を実行しているに過ぎない。自我こそあるようだが、俺達が倒すべき敵はこいつではない。

 俺は今にも殴りかかりそうな自分を何とか抑えながらグリメンツの霧に問いかける。

「汚い言葉を吐くな、耳が腐る。それより俺の質問に答えろ。お前はグリメンツの契約を破る奴が現れる度に場所も関係なく殺しに来るのか? それに俺達の事情をある程度分かっているようだが、契約者の死を以て得た情報をモードレッドに流しているのか?」

「チッ! 意外と冷静じゃないか、もっと俺様に怒りを向けて欲しかったんだがな。まぁいい、特別に教えてやろう。俺様が自らの目と耳で情報を得られるのは具現化している時だけ、つまり契約を結んでいる最中と契約者を殺す時だけだ。殺した時も数分しか霧の形を維持できないから誰かに情報を流す真似なんて出来ねぇよ。嘘だと思うならジャッジメントでも使って確かめればいい」

「ほう、ジャッジメントを知っているのか。って事は帝国の人間からある程度情報を教えてもらっているようだな。恐らく契約を結んでいる最中に色々吹きこまれたか、もしくは自ら面白がって尋ねたか……ってところだな。あんまり喋り過ぎると身を滅ぼすかもしれないぜ?」

「くっ……怒りを抑え込んでいるうえに頭まで回っているとはな、逆にこっちがムカついてきたぜ。やるじゃねぇか強そうな兄ちゃん」

「褒めてくれてありがとよ、それじゃあお言葉に甘えてジャッジメントを使わせてもらうか。シン、よろしく頼む」

 俺がお願いするとシンは早速、グリメンツの霧に「今までの言葉に嘘はないか?」と問いかけた。

 グリメンツの霧は律儀に「全部本当だ」と答え、奴にジャッジメントを刺すと刀身は青く光り真実であることを示していた。

 だが、元々ジャッジメントの性質として『皇帝または否定』の意思を示さなければ、虚実の判定が出ないというものがある。だから、黙るかとぼけるのがグリメンツの霧にとっての正解だったのだろう。

 グリメンツの霧があまり賢くなくてよかった。とはいえ、このままグリメンツの霧が消えるのをただ待つのも癪だ、折角なら利用してやりたいところだ。

 俺は一つの案を思いつき、それを実行する為にシンからジャッジメントを借りて、グリメンツの霧に再び問いかけた。

「グリメンツの霧よ、一つ聞かせてくれ。お前はあくまで契約と契約者を殺す事を楽しんでいるだけであって、どちらの味方という訳でもないんだよな? もしお前が平等な存在ならやって欲しい事がある。もし仮にモードレッドの近くでお前が再び出現することがあったら、奴に伝言を頼みたいんだ」

「ああ、兄ちゃんの言う通りあくまで俺様は契約を最優先するだけのアーティファクトだ。言うなれば悪魔の契約と一緒で約束だけは絶対に守るが、その後は好きにさせてもらうし、誰の味方という訳でもない。俺様は面白い状況を見られればそれでいい。お前の伝言とやらを届けられる状況になったら届けてやってもいいぜ。勿論嘘じゃないから確かめたかったらいくらでも確かめろ」

 悪魔の契約とやらはよく分からないが、どうやらグリメンツの霧みたいな特殊な仕組みは自我こそあれど嘘はつかないようだ。念のためにジャッジメントをグリメンツの霧に刺して真偽を確かめてみたが、やはり奴の言葉に偽りはないようだ。

 俺は今、心の中に抱いているありったけの想いをモードレッド宛てに呟く。

「それじゃあモードレッドにこう伝えてくれ。お前ら帝国が大陸の支配者になることはない、お前らが俺達の国を攻めてきても俺が必ずお前をぶっ潰すってな」

「ほほう、久々に凄い迫力を出す人間を見れた気がするぜ。兄ちゃんの気持ちは本気のようだな。分かったモードレッドの前に現れることがあったら伝えてやる。俺様はただただ面白い争いが見られればそれでいい、精々俺様を楽しませてくれよ」

 グリメンツの霧は相変わらず不愉快な表情と言葉を発し、この場から消えようとしていた。だが、グリメンツの霧が消えようとしたその時、サーシャが俺の前に出てグリメンツの霧に語り掛けた。

「待って! サーシャも伝えて欲しい事があるの! もし、モードレッドさんに会ったらその時は『帝国が負けたらビエードさんの墓の前で謝って』と伝えて欲しいの。ビエードさんの遺体と魂は今もジークフリートにあるから、サーシャの第二の故郷で散っていった者として、モードレッドさんに謝らせたいの」

 ビエードには散々苦しめられたというのにサーシャは本当に優しい奴だ。きっとサーシャの人間性と説得の言葉があったからこそ、最後にビエードは帝国に牙を剥く選択をしてくれたのだろう。

 サーシャの言葉を受けたグリメンツの霧は最後に小さく笑みを浮かべ「面白い奴らだぜ、お前らなら本当に勝てるかもな」と呟きながら消えていった。





 今日は本当に色々な事があった。まさか、ここにきてグリメンツの霧と再会するとは思わなかったし、レックの部下が命を捨ててまでシンバードに情報を流してくれるとは思わなかった。

 俺達は亡くなった帝国兵に敬礼を贈り、遺体を棺にしまい、彼の偉業と志を称えて手厚く葬ることにした。

 どうやらレックの部下はシンバードの規定により、第一級功労者として贈位され、一際立派な墓が建てられるそうだ。名前を聞けなかったから墓石に名前を掘れないのが残念だが、それは後々レックへの報告を兼ねてレックから聞く事にしよう。



 俺達はアスタロト陣営に勝ち、帝国陣営に勝ち、レックを助け出して、命を犠牲に情報を伝えてくれた彼の名前を知る大仕事を必ず成し遂げてみせる。

 決戦まであと少し……俺達はよりいっそう絆と決意を固め、最終決戦への準備を進めていった。


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