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第1集
エピローグ
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エピローグ
「……ええっと、この度は……たいへん申し訳ありませんでした!」
打ち合わせ室で私は頭を深々と下げる。七名の作家さん方がそれぞれこちらを見ている。
「しかし、またもやセプタプルブッキングをかますとはな……随分と気が抜けているな」
「あまりこういうことを言いたくはないが、最近少したるんでいるのではないか?」
「ま、まったくもって、返す言葉もありません……」
クラウディアさんとザビーネさんの言葉に私は情けなく俯く。ヨハンナさんが口を開く。
「お、お疲れになっているのではありませんか? 色々とお仕事が立て込んでいると……」
「う~ん、おかしいな~毎夜このアタシがちゃんと添い寝してあげているんだけどね~?」
「「「「「「⁉」」」」」」
突然のヘレンさんの発言を受け、他の六名の顔色がガラッと変わる。私は大いに慌てる。
「ちょ、ちょっと、ヘレンさん! 真っ赤な嘘を言わないで下さい!」
「嘘……そ、そうですよね。部屋に若い男とサキュバス、只の添い寝で済むはずがなく……」
「なんともまあ……油断も隙もないことだな……」
「まったく……ふしだら極まりないな……」
ヨハンナさんとクラウディアさんとザビーネさんが揃って冷たい視線を向けてくる。
「ワ、ワタシはモリさんのことを信じています! だって考えてもみて下さい! 担当坂kに手を出すなんてモリさんがそんなことが出来る度胸を持っているわけありませんから!」
「がはあっ!」
私がガクッと膝をつく。ルーシーさんが戸惑う。マルガリータさんが覗き込んで呟く。
「あ、とどめ刺しちゃったかな~まあ、結構ダメージは蓄積していたみたいですけど?」
「やっぱり……フェニックスの羽を取ってきてもらったの、なかなか大変だったかな~?」
アンジェラさんが後頭部をポリポリと掻く。頭を上げた私は首を横に振り、口を開く。
「や、やはりですね……編集を増員し、何名かは別の方に担当をお願いしたいかなと……」
「「「「「「「反対!」」」」」」」
「ええっ⁉」
私は七名の言葉の圧に気圧されてしまう。ルーシーさんが私の両手を取り、見つめてくる。
「ワタシたちを見出してくれたのはモリさん、貴方です。貴方がワタシたちをここまで導いて下さったのです。ワタシたちは貴方以外の編集さんと仕事をするつもりはありません!」
「! そ、そうですか……分かりました! 不肖、森天馬、これからも皆さんの作家活動を全身全霊でサポートさせて頂きます! ……うん? ドアをノックする音が……はい?」
「あ、あの~持ち込み担当の方はこちらの部屋だって伺ったのですが……」
別の女性がドアの前に立っている。そうだ、今日は原稿持ち込みも重なっていた。私は皆さんの様子を伺うと、皆呆れながらも頷いてくれた。私は打ち合わせ室のドアを開ける。
「ようこそ、カクヤマ書房へ! さあ、こちらへどうぞ!」
~第一集完~
(23年8月3日現在)
これで第1集が終了になります。第2集以降の構想もあるので、再開の際はまたよろしくお願いします。
「……ええっと、この度は……たいへん申し訳ありませんでした!」
打ち合わせ室で私は頭を深々と下げる。七名の作家さん方がそれぞれこちらを見ている。
「しかし、またもやセプタプルブッキングをかますとはな……随分と気が抜けているな」
「あまりこういうことを言いたくはないが、最近少したるんでいるのではないか?」
「ま、まったくもって、返す言葉もありません……」
クラウディアさんとザビーネさんの言葉に私は情けなく俯く。ヨハンナさんが口を開く。
「お、お疲れになっているのではありませんか? 色々とお仕事が立て込んでいると……」
「う~ん、おかしいな~毎夜このアタシがちゃんと添い寝してあげているんだけどね~?」
「「「「「「⁉」」」」」」
突然のヘレンさんの発言を受け、他の六名の顔色がガラッと変わる。私は大いに慌てる。
「ちょ、ちょっと、ヘレンさん! 真っ赤な嘘を言わないで下さい!」
「嘘……そ、そうですよね。部屋に若い男とサキュバス、只の添い寝で済むはずがなく……」
「なんともまあ……油断も隙もないことだな……」
「まったく……ふしだら極まりないな……」
ヨハンナさんとクラウディアさんとザビーネさんが揃って冷たい視線を向けてくる。
「ワ、ワタシはモリさんのことを信じています! だって考えてもみて下さい! 担当坂kに手を出すなんてモリさんがそんなことが出来る度胸を持っているわけありませんから!」
「がはあっ!」
私がガクッと膝をつく。ルーシーさんが戸惑う。マルガリータさんが覗き込んで呟く。
「あ、とどめ刺しちゃったかな~まあ、結構ダメージは蓄積していたみたいですけど?」
「やっぱり……フェニックスの羽を取ってきてもらったの、なかなか大変だったかな~?」
アンジェラさんが後頭部をポリポリと掻く。頭を上げた私は首を横に振り、口を開く。
「や、やはりですね……編集を増員し、何名かは別の方に担当をお願いしたいかなと……」
「「「「「「「反対!」」」」」」」
「ええっ⁉」
私は七名の言葉の圧に気圧されてしまう。ルーシーさんが私の両手を取り、見つめてくる。
「ワタシたちを見出してくれたのはモリさん、貴方です。貴方がワタシたちをここまで導いて下さったのです。ワタシたちは貴方以外の編集さんと仕事をするつもりはありません!」
「! そ、そうですか……分かりました! 不肖、森天馬、これからも皆さんの作家活動を全身全霊でサポートさせて頂きます! ……うん? ドアをノックする音が……はい?」
「あ、あの~持ち込み担当の方はこちらの部屋だって伺ったのですが……」
別の女性がドアの前に立っている。そうだ、今日は原稿持ち込みも重なっていた。私は皆さんの様子を伺うと、皆呆れながらも頷いてくれた。私は打ち合わせ室のドアを開ける。
「ようこそ、カクヤマ書房へ! さあ、こちらへどうぞ!」
~第一集完~
(23年8月3日現在)
これで第1集が終了になります。第2集以降の構想もあるので、再開の際はまたよろしくお願いします。
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