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『ケース2:フラグをガンガンへし折りまくって、ハッピーエンドを目指す悪役令嬢志望のティエラの場合』
第4話(3)レボリューション・チャンピオンシップ予選開幕
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♢
わたくしはルッカさんの家の馬車に揺られながら、心の中で『ポーズ』と唱え、続けて『ヘルプ』と唱えました。聞き覚えのある女性の声が脳内に聞こえてきます。
「はい、こちら転生者派遣センターのアヤコ=ダテニです。なにかお困りですか?」
「ティエラです。少し相談したいことがありまして……」
「……伺いましょう」
「ええと、これはどのように相談すればよろしいのでしょうか……?」
「要約した内容でも構いませんよ?」
「要約ですか……この国、ムスタファ首長国連邦の国中のみならず、国外から猛者が集う格闘大会に出場することになったのですが……」
「え、ええと……」
「大会名は『レボリューション・チャンピオンシップ』です」
「は、はあ……」
「大会名が長すぎるので、『RVO』と略すか、『レボチャン』と略すか、で意見は二分しておりまして……」
「ちょ、ちょっとお待ち下さい」
「ちなみに『RVO』派は男性陣で、理由はカッコいいからだそうです」
「あ、あの……」
「わたくしとメイドのメアリが『レボチャン』派です。だって、そちらの方がかわいらしくありませんか?」
「そういうお話はどうでもよくてですね……」
「いやいや、案外大事なことですよ」
「はあ……」
アヤコさんは聞こえるようにため息をこぼします。
「そこまで露骨にため息をつかなくても……」
「失礼しました……えっと、ティエラ様は悪役令嬢志望だったかと思うのですが?」
「ええ、そうです」
「……『レボリューション・チャンピオンシップ』……確認しましたが、何故にそんな大会に出ることになったのですか?」
「なんというか……その場の雰囲気に流された感も否めませんね」
「転生者の方は何事にも泰然と構えていてもらえないと……そんな場の流れで国内外の猛者が集う格闘大会に出ていく悪役令嬢など聞いたことがありません」
「わたくしも初耳です」
「何故にどこか他人事なのですか……」
先程に比べるとやや抑えめですが、アヤコさんはまたため息をこぼします。
「理由もあるといえばあるのです」
「ほう? お聞かせ願いますか」
「う~ん、現時点ではお話し出来ません」
「それならば相談に乗りようがありません」
アヤコさんが少し呆れ気味の声色でお答えになられます。
「……思い出しましたけど、そもそもといえばですよ? なんでしたかしら、検索? ワード? とやらに『死闘必至! ルール無用のバトルロイヤル』とかなんとかつけくわえたのは貴女ですよね?」
「ギクッ」
「いや、ギクッって口に出されても……ということは貴女のとった行動が全ての原因とまでは言いませんが、なんらかの関係があるのではないですか?」
「……タラー」
「今どき汗の流れる擬音を口にする人と会うとは思いませんでした」
「……ご指摘は謙虚に受け止め、次に活かしていきたいと思います」
「次はどうでもいいのですよ! 大事なのは今でしょう!」
「と、とにかくですね……その大会に出るということが、いわゆる目標達成に近づくのではないでしょうか?」
「……まあ、わたくしもそんな気がしてはいましたが……」
「ならば話は簡単ですね……優勝を目指して頑張って下さい」
「そんなことを気軽におっしゃいますけどね……」
「ご健闘をお祈りしております……」
「あ! ちょっと待って……切れましたわ……ポーズ解除」
♢
「……お嬢様、間もなく会場到着です。ほら、見えてきましたよ」
「そうですか」
メアリの言葉を受け、わたくしは窓の外を見ます。古びた街が見えてきました。
「かつては居住区域として機能していましたが、ここの首長の方針により、大規模な移転が行われ、今現在は関係役人などを除くと誰も住んでおりません」
「なるほど、いわゆるゴーストタウンというやつですか……」
馬車が停まり、わたくしたちは降車しました。街の入り口付近の大きな建物には人の出入りが活発でした。ここで大会参加への受付を行っており、わたくしたち三人は参加手続きを済ませると、それぞれ別の、窓を布で覆われた馬車に乗せられ、街のとある場所まで連れていかれ、そこで降りるように促されました。
(なるほど……今現在自分が街のどの辺りにいるのかというのは、分からないようにしてあるのですね……)
「もう間もなくで予選開始だ……時間になったら花火を上げる、それが合図だ」
馬車に乗っていた男性がぶっきらぼうに告げて去っていきます。
「さて……もはや猛獣の檻の中というわけですね……」
「ふむ……わりと落ち着いているようじゃな」
「⁉」
わたくしが驚いて振り向くと、そこにはハサンさんが立っておられました。
「接近に気が付かぬとは……開始前だからといって気を抜き過ぎではないか?」
「ま、まさか、貴方もこの大会に参加なさるのですか?」
「いやいや、流石に老骨には堪えるわい。そなたにこれを渡すのを忘れていてな」
ハサンさんが紙を手渡してきます。
「こ、これは……?」
「今は見なくても良い。窮地に陥ったらきっとそなたの役に立つであろう」
「そ、そうですか……」
「では、健闘を祈っておるぞ」
例の如く強風が吹き、ハサンさんの姿はそこにはもうありませんでした。
「なんの紙かしら? ……!」
花火が上がります。予選開始です。わたくしはとにかくまず身を隠す場所を探します。
(建物の中を移動しながら、一人でいる相手を急襲していく……少々卑怯な気もしますが、馬鹿正直に道を歩いていたら、それこそ四方八方から襲い掛かられてしまって不利に陥りますわ……! とにかく必要以上に目立たないように……!)
「へっ、男みたいな服を着ているかと思ったら女か! 悪いが容赦しねえぜ!」
「ぐっ!」
建物内で遭遇した男にいきなり殴り飛ばされ、わたくしは路上に倒れ込みます。
「まずはてめえが脱落だ!」
「待て、そいつは俺の獲物だ!」
「弱そうな奴から潰す!」
「うおおおっ!」
(! いきなり四方を囲まれてしまった! どうする⁉ はっ、紙を!)
立ち上がったわたくしはハサンさんから渡された紙に目を通します。そこには……。
“衝撃波を放つ技は『土制覇(どっせいわ)』、地面を砕く技は『怒土百々(どどどど)』、多対一の際に繰り出す技は『土墾慕(どっこんぼ)』……というネーミングはどうじゃろうか?”
「は、はあっ⁉」
「よそ見している場合かよ!」
「~~『怒土百々』‼」
「ぐはっ!」
わたくしは怒りに任せて地面を砕き、土塊を四方に飛ばして襲いくる敵を倒しました。
わたくしはルッカさんの家の馬車に揺られながら、心の中で『ポーズ』と唱え、続けて『ヘルプ』と唱えました。聞き覚えのある女性の声が脳内に聞こえてきます。
「はい、こちら転生者派遣センターのアヤコ=ダテニです。なにかお困りですか?」
「ティエラです。少し相談したいことがありまして……」
「……伺いましょう」
「ええと、これはどのように相談すればよろしいのでしょうか……?」
「要約した内容でも構いませんよ?」
「要約ですか……この国、ムスタファ首長国連邦の国中のみならず、国外から猛者が集う格闘大会に出場することになったのですが……」
「え、ええと……」
「大会名は『レボリューション・チャンピオンシップ』です」
「は、はあ……」
「大会名が長すぎるので、『RVO』と略すか、『レボチャン』と略すか、で意見は二分しておりまして……」
「ちょ、ちょっとお待ち下さい」
「ちなみに『RVO』派は男性陣で、理由はカッコいいからだそうです」
「あ、あの……」
「わたくしとメイドのメアリが『レボチャン』派です。だって、そちらの方がかわいらしくありませんか?」
「そういうお話はどうでもよくてですね……」
「いやいや、案外大事なことですよ」
「はあ……」
アヤコさんは聞こえるようにため息をこぼします。
「そこまで露骨にため息をつかなくても……」
「失礼しました……えっと、ティエラ様は悪役令嬢志望だったかと思うのですが?」
「ええ、そうです」
「……『レボリューション・チャンピオンシップ』……確認しましたが、何故にそんな大会に出ることになったのですか?」
「なんというか……その場の雰囲気に流された感も否めませんね」
「転生者の方は何事にも泰然と構えていてもらえないと……そんな場の流れで国内外の猛者が集う格闘大会に出ていく悪役令嬢など聞いたことがありません」
「わたくしも初耳です」
「何故にどこか他人事なのですか……」
先程に比べるとやや抑えめですが、アヤコさんはまたため息をこぼします。
「理由もあるといえばあるのです」
「ほう? お聞かせ願いますか」
「う~ん、現時点ではお話し出来ません」
「それならば相談に乗りようがありません」
アヤコさんが少し呆れ気味の声色でお答えになられます。
「……思い出しましたけど、そもそもといえばですよ? なんでしたかしら、検索? ワード? とやらに『死闘必至! ルール無用のバトルロイヤル』とかなんとかつけくわえたのは貴女ですよね?」
「ギクッ」
「いや、ギクッって口に出されても……ということは貴女のとった行動が全ての原因とまでは言いませんが、なんらかの関係があるのではないですか?」
「……タラー」
「今どき汗の流れる擬音を口にする人と会うとは思いませんでした」
「……ご指摘は謙虚に受け止め、次に活かしていきたいと思います」
「次はどうでもいいのですよ! 大事なのは今でしょう!」
「と、とにかくですね……その大会に出るということが、いわゆる目標達成に近づくのではないでしょうか?」
「……まあ、わたくしもそんな気がしてはいましたが……」
「ならば話は簡単ですね……優勝を目指して頑張って下さい」
「そんなことを気軽におっしゃいますけどね……」
「ご健闘をお祈りしております……」
「あ! ちょっと待って……切れましたわ……ポーズ解除」
♢
「……お嬢様、間もなく会場到着です。ほら、見えてきましたよ」
「そうですか」
メアリの言葉を受け、わたくしは窓の外を見ます。古びた街が見えてきました。
「かつては居住区域として機能していましたが、ここの首長の方針により、大規模な移転が行われ、今現在は関係役人などを除くと誰も住んでおりません」
「なるほど、いわゆるゴーストタウンというやつですか……」
馬車が停まり、わたくしたちは降車しました。街の入り口付近の大きな建物には人の出入りが活発でした。ここで大会参加への受付を行っており、わたくしたち三人は参加手続きを済ませると、それぞれ別の、窓を布で覆われた馬車に乗せられ、街のとある場所まで連れていかれ、そこで降りるように促されました。
(なるほど……今現在自分が街のどの辺りにいるのかというのは、分からないようにしてあるのですね……)
「もう間もなくで予選開始だ……時間になったら花火を上げる、それが合図だ」
馬車に乗っていた男性がぶっきらぼうに告げて去っていきます。
「さて……もはや猛獣の檻の中というわけですね……」
「ふむ……わりと落ち着いているようじゃな」
「⁉」
わたくしが驚いて振り向くと、そこにはハサンさんが立っておられました。
「接近に気が付かぬとは……開始前だからといって気を抜き過ぎではないか?」
「ま、まさか、貴方もこの大会に参加なさるのですか?」
「いやいや、流石に老骨には堪えるわい。そなたにこれを渡すのを忘れていてな」
ハサンさんが紙を手渡してきます。
「こ、これは……?」
「今は見なくても良い。窮地に陥ったらきっとそなたの役に立つであろう」
「そ、そうですか……」
「では、健闘を祈っておるぞ」
例の如く強風が吹き、ハサンさんの姿はそこにはもうありませんでした。
「なんの紙かしら? ……!」
花火が上がります。予選開始です。わたくしはとにかくまず身を隠す場所を探します。
(建物の中を移動しながら、一人でいる相手を急襲していく……少々卑怯な気もしますが、馬鹿正直に道を歩いていたら、それこそ四方八方から襲い掛かられてしまって不利に陥りますわ……! とにかく必要以上に目立たないように……!)
「へっ、男みたいな服を着ているかと思ったら女か! 悪いが容赦しねえぜ!」
「ぐっ!」
建物内で遭遇した男にいきなり殴り飛ばされ、わたくしは路上に倒れ込みます。
「まずはてめえが脱落だ!」
「待て、そいつは俺の獲物だ!」
「弱そうな奴から潰す!」
「うおおおっ!」
(! いきなり四方を囲まれてしまった! どうする⁉ はっ、紙を!)
立ち上がったわたくしはハサンさんから渡された紙に目を通します。そこには……。
“衝撃波を放つ技は『土制覇(どっせいわ)』、地面を砕く技は『怒土百々(どどどど)』、多対一の際に繰り出す技は『土墾慕(どっこんぼ)』……というネーミングはどうじゃろうか?”
「は、はあっ⁉」
「よそ見している場合かよ!」
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