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第一章 JK将軍誕生
激闘終えて
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「『体の大乱闘』、第一位は……将愉会‼ 5ポイント獲得!」
「やったー‼ 皆のおかげだよ、ありがとう!」
葵がガッツポーズを取りながら三人に感謝を告げる。
「なんとか勝てましたね……」
「稀に見る強敵でした……」
「ああ、久々にヤバい相手との喧嘩だったぜ……」
秀吾郎と進之助は腹をおさえながら呟いた。
「葵様の場外へのリングアウトを狙う戦略、ズバリ的中でしたね」
「いやあ、ここまで上手くいくとは思わなかったけどね」
葵は照れ臭そうに頭を掻いた。
「第二位は体育会‼ 4ポイント獲得!」
「ふむ! 場外負けとはいささか不完全燃焼だが、ここは素直に負けを認めよう!」
大和は腕を組んで叫んだ。
「第三位は二年ろ組‼ 3ポイント獲得!」
「くっ、力及ばずですわ……」
「お、お嬢様、大丈夫ですか……」
憂が八千代の体を気遣う。
「心配は無用よ」
「……お言葉ではありますが、やはりなんとか将愉会さんを倒して二位を狙った方が良かったのではありませんか?」
「愛しの赤毛の君と干戈を交えるなど……わたくしには出来ませんわ」
八千代は静かに首を振った。
「第四位は2年は組‼ 2ポイント獲得!」
「ちっ……俺たち“四神“の合体攻撃がまるで歯が立たないとは……」
飛虎はいまだに信じられないといった様子で肩を落とした。龍臣が声を掛ける。
「上には上がいるということだな、相棒!」
「認めたくは無えがな……」
「そして、第五位は二年い組‼ 1ポイント獲得!」
「ま、まさかこの様な結果になるとはな……」
「青臨殿は無視して、他チームを先に倒せば宜しかったのでは……?」
「なんだ絹代、余の判断ミスとでも言いたいのか?」
「……いいえ」
絹代は表情を変えないまま首を振った。
「それでは、三種目が終わりました! 総合順位の発表に移りたいと思います!」
司会の言葉に耳を傾ける一同。
「第五位は……合計8ポイント獲得! 二年は組‼」
「ま、まさか最下位とは……」
うなだれる飛虎に龍臣が励ます。
「顔を上げろ、相棒! ここからまた這い上がれば良いじゃねえか! あの降りしきる激しい雨の日に誓った時みたいによ!」
「……どの雨の日のことを言っているのか、皆目見当もつかねえが……まあ、終わってしまったものはしょうがねえな。雀鈴、玄道、悪かったな」
「いや別に……」
「こちらこそ力になれず相すまぬ」
「続いて3チームが合計9ポイントで並んでいます! まずは二年い組‼」
「まさか、トップを逃すなどこのような無様な結果に終わるとは……」
「と、殿! 申し訳ありません!」
「我々の力不足です!」
介次郎と覚之丞が平伏する。
「……よい、面を上げて、さっさと立て。今日は色々と手間を取らせたな、後で慰労の品でも与えよう」
「な、なんと寛大なお沙汰!」
「ありがたき幸せ!」
二人が感激の表情を浮かべる。絹代が珍しそうに呟く。
「ほう、これは意外な……もっと怒り狂われると思いましたが……」
「……公衆の面前だからな、それ位の分別はつく」
「次に二年ろ組‼」
「……期待に沿うことが出来ず、申し訳ない」
「全く不甲斐ない限りです」
竹波と呂科がうなだれる。
「……いいえ、お二人とも実に良くやってくれましたわ。結果は結果です、受け止める他ないでしょう」
八千代の労いの言葉に竹波たちは恐縮した様子を見せた。
「お、お嬢様、ヒステリーや癇癪を一切起こさないだなんて……何かおかしなものでも食されましたか?」
憂が不思議そうに尋ねる。
「……憂、貴女、わたくしのこと、なんだと思っているの?」
「そして、体育会‼」
「ま、まさか、三本勝負で我々が後れをとるとは……」
クロエが信じられないと言った様子で呟く。
「後れをとったのは貴様だけだろう、一緒にするな……」
雪鷹の言葉にクロエが噛み付く。
「そういう貴女もレースで3着だったでしょう⁉」
「最低限の仕事は果たした……貴様とは違う」
「止めろ、二人とも! 見苦しいぞ‼」
大和の叫びに、クロエも雪鷹も押し黙る。
「負けは負け! 今はただ、素直に敗北を受け入れるのみ!」
大和はそう言って腕を組み、目を閉じた。
「それでは『魂の三本勝負』、優勝は……合計10ポイント獲得! 将愉会‼」
「や、やったー‼ 優勝だー‼」
葵は両手を上げる。
「上様、おめでとうございます、アタシも苦労した甲斐があるってもんです」
「いや、苦労したのは俺様だろ! どんだけ辛かったと思ってんだ⁉」
「黒歴史 晒されし方 褒めるべし」
「あ、あの、それは別に蒸し返さなくて良いですから……」
一超の言葉に小霧は力なく呟く。
「大毛利君がレースを無事に走り終えてくれたことが大きかったですね」
「いえいえ、そんな大したことではありませんよ……」
光太の賞賛に対して景元は謙遜する。
「いやいや、大したことはあるよ! それに比べてうちの南武ときたら……」
「えっ⁉」
「空中殺法の一つも出来ないなんて恥ずかしいよ……こりゃあ後で練習だな」
「しません!」
「しないのですか⁉」
「しませんよ! だから新緑先生は何を求めているのですか⁉」
大和が歩み寄ってきて、進之助に声を掛ける。
「赤髪くん! 魂のこもった良い拳だったぞ! 正直意識を失いかけた!」
「あれで倒れなかったのはアンタが初めてだよ……」
進之助が半ば呆れ気味に答える。
「何か格闘技をやってみないか⁉ きっと大会でも良い結果が出せるはずだぞ!」
「生憎、オイラは火消し見習いで忙しいんだ」
「そうか! それは残念だが、致し方なし!」
次に大和は秀吾郎の方に話し掛けた。
「見事な体さばきだった! 出来ればまた手合せを願いたいものだ!」
「はっきり言って二度と御免です……こちらの体が持ちません」
「こちらにとっては良い修練になるのだが!」
「悪いですが他を当たって下さい」
「ふむ! ならば今は黙って引き下がるとしよう!」
更に大和は爽に声を掛ける。
「先程も申し上げたが、なかなかの攻撃でした!」
「お褒めに預かり光栄です」
「合気道部の方の活動も本格的に取り組まれては如何かな⁉」
「部長や部員の皆さんには申し訳ないのですが……今は将愉会としての活動を最優先にしたいと思っておりますので……」
「そう! その将愉会です! 上様!」
「は、はいっ⁉」
急に声を掛けられた葵は驚いた。
「某、その『将軍と愉快な仲間が学園をどうにかしていく会』に入りたいのですが⁉」
「『将軍と愉快な仲間たちが学園生活を大いに盛り上げる会』です! ってええっ⁉ 会に入ってくれるんですか⁉」
「ええ! その会の活動に大変興味を持ちまして!」
「そ、そうですか!」
「と、いうのは建前です!」
「ええっ⁉」
「本音を申しますと、上様、貴女様に心を惹かれました!」
「えええっ⁉ ……まあ、それは一旦置いといて……」
「「「えええっ⁉」」」
周囲は葵の反応に驚いた。
「一旦置かれるのですか! これは予想外のお答え! なれど承知しました!」
「「「えええっ⁉」」」
「納得した⁉」
「じゃあ、これからよろしくね! 大和さん!」
「こちらこそ!」
葵と大和、二人はガッチリと固い握手を交わした。
「やったー‼ 皆のおかげだよ、ありがとう!」
葵がガッツポーズを取りながら三人に感謝を告げる。
「なんとか勝てましたね……」
「稀に見る強敵でした……」
「ああ、久々にヤバい相手との喧嘩だったぜ……」
秀吾郎と進之助は腹をおさえながら呟いた。
「葵様の場外へのリングアウトを狙う戦略、ズバリ的中でしたね」
「いやあ、ここまで上手くいくとは思わなかったけどね」
葵は照れ臭そうに頭を掻いた。
「第二位は体育会‼ 4ポイント獲得!」
「ふむ! 場外負けとはいささか不完全燃焼だが、ここは素直に負けを認めよう!」
大和は腕を組んで叫んだ。
「第三位は二年ろ組‼ 3ポイント獲得!」
「くっ、力及ばずですわ……」
「お、お嬢様、大丈夫ですか……」
憂が八千代の体を気遣う。
「心配は無用よ」
「……お言葉ではありますが、やはりなんとか将愉会さんを倒して二位を狙った方が良かったのではありませんか?」
「愛しの赤毛の君と干戈を交えるなど……わたくしには出来ませんわ」
八千代は静かに首を振った。
「第四位は2年は組‼ 2ポイント獲得!」
「ちっ……俺たち“四神“の合体攻撃がまるで歯が立たないとは……」
飛虎はいまだに信じられないといった様子で肩を落とした。龍臣が声を掛ける。
「上には上がいるということだな、相棒!」
「認めたくは無えがな……」
「そして、第五位は二年い組‼ 1ポイント獲得!」
「ま、まさかこの様な結果になるとはな……」
「青臨殿は無視して、他チームを先に倒せば宜しかったのでは……?」
「なんだ絹代、余の判断ミスとでも言いたいのか?」
「……いいえ」
絹代は表情を変えないまま首を振った。
「それでは、三種目が終わりました! 総合順位の発表に移りたいと思います!」
司会の言葉に耳を傾ける一同。
「第五位は……合計8ポイント獲得! 二年は組‼」
「ま、まさか最下位とは……」
うなだれる飛虎に龍臣が励ます。
「顔を上げろ、相棒! ここからまた這い上がれば良いじゃねえか! あの降りしきる激しい雨の日に誓った時みたいによ!」
「……どの雨の日のことを言っているのか、皆目見当もつかねえが……まあ、終わってしまったものはしょうがねえな。雀鈴、玄道、悪かったな」
「いや別に……」
「こちらこそ力になれず相すまぬ」
「続いて3チームが合計9ポイントで並んでいます! まずは二年い組‼」
「まさか、トップを逃すなどこのような無様な結果に終わるとは……」
「と、殿! 申し訳ありません!」
「我々の力不足です!」
介次郎と覚之丞が平伏する。
「……よい、面を上げて、さっさと立て。今日は色々と手間を取らせたな、後で慰労の品でも与えよう」
「な、なんと寛大なお沙汰!」
「ありがたき幸せ!」
二人が感激の表情を浮かべる。絹代が珍しそうに呟く。
「ほう、これは意外な……もっと怒り狂われると思いましたが……」
「……公衆の面前だからな、それ位の分別はつく」
「次に二年ろ組‼」
「……期待に沿うことが出来ず、申し訳ない」
「全く不甲斐ない限りです」
竹波と呂科がうなだれる。
「……いいえ、お二人とも実に良くやってくれましたわ。結果は結果です、受け止める他ないでしょう」
八千代の労いの言葉に竹波たちは恐縮した様子を見せた。
「お、お嬢様、ヒステリーや癇癪を一切起こさないだなんて……何かおかしなものでも食されましたか?」
憂が不思議そうに尋ねる。
「……憂、貴女、わたくしのこと、なんだと思っているの?」
「そして、体育会‼」
「ま、まさか、三本勝負で我々が後れをとるとは……」
クロエが信じられないと言った様子で呟く。
「後れをとったのは貴様だけだろう、一緒にするな……」
雪鷹の言葉にクロエが噛み付く。
「そういう貴女もレースで3着だったでしょう⁉」
「最低限の仕事は果たした……貴様とは違う」
「止めろ、二人とも! 見苦しいぞ‼」
大和の叫びに、クロエも雪鷹も押し黙る。
「負けは負け! 今はただ、素直に敗北を受け入れるのみ!」
大和はそう言って腕を組み、目を閉じた。
「それでは『魂の三本勝負』、優勝は……合計10ポイント獲得! 将愉会‼」
「や、やったー‼ 優勝だー‼」
葵は両手を上げる。
「上様、おめでとうございます、アタシも苦労した甲斐があるってもんです」
「いや、苦労したのは俺様だろ! どんだけ辛かったと思ってんだ⁉」
「黒歴史 晒されし方 褒めるべし」
「あ、あの、それは別に蒸し返さなくて良いですから……」
一超の言葉に小霧は力なく呟く。
「大毛利君がレースを無事に走り終えてくれたことが大きかったですね」
「いえいえ、そんな大したことではありませんよ……」
光太の賞賛に対して景元は謙遜する。
「いやいや、大したことはあるよ! それに比べてうちの南武ときたら……」
「えっ⁉」
「空中殺法の一つも出来ないなんて恥ずかしいよ……こりゃあ後で練習だな」
「しません!」
「しないのですか⁉」
「しませんよ! だから新緑先生は何を求めているのですか⁉」
大和が歩み寄ってきて、進之助に声を掛ける。
「赤髪くん! 魂のこもった良い拳だったぞ! 正直意識を失いかけた!」
「あれで倒れなかったのはアンタが初めてだよ……」
進之助が半ば呆れ気味に答える。
「何か格闘技をやってみないか⁉ きっと大会でも良い結果が出せるはずだぞ!」
「生憎、オイラは火消し見習いで忙しいんだ」
「そうか! それは残念だが、致し方なし!」
次に大和は秀吾郎の方に話し掛けた。
「見事な体さばきだった! 出来ればまた手合せを願いたいものだ!」
「はっきり言って二度と御免です……こちらの体が持ちません」
「こちらにとっては良い修練になるのだが!」
「悪いですが他を当たって下さい」
「ふむ! ならば今は黙って引き下がるとしよう!」
更に大和は爽に声を掛ける。
「先程も申し上げたが、なかなかの攻撃でした!」
「お褒めに預かり光栄です」
「合気道部の方の活動も本格的に取り組まれては如何かな⁉」
「部長や部員の皆さんには申し訳ないのですが……今は将愉会としての活動を最優先にしたいと思っておりますので……」
「そう! その将愉会です! 上様!」
「は、はいっ⁉」
急に声を掛けられた葵は驚いた。
「某、その『将軍と愉快な仲間が学園をどうにかしていく会』に入りたいのですが⁉」
「『将軍と愉快な仲間たちが学園生活を大いに盛り上げる会』です! ってええっ⁉ 会に入ってくれるんですか⁉」
「ええ! その会の活動に大変興味を持ちまして!」
「そ、そうですか!」
「と、いうのは建前です!」
「ええっ⁉」
「本音を申しますと、上様、貴女様に心を惹かれました!」
「えええっ⁉ ……まあ、それは一旦置いといて……」
「「「えええっ⁉」」」
周囲は葵の反応に驚いた。
「一旦置かれるのですか! これは予想外のお答え! なれど承知しました!」
「「「えええっ⁉」」」
「納得した⁉」
「じゃあ、これからよろしくね! 大和さん!」
「こちらこそ!」
葵と大和、二人はガッチリと固い握手を交わした。
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