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病院の歴史
平穏の崩壊4
「ニーナ、調査完了しました依頼の報告があります。」
ラニーは外に出るとニーナに通信した。
「では…」
「その前に、お伝えしなければいけない事があります。通信を外に聞こえないようにする事をお勧めします。」
ニーナは首をかしげた。
「まず、この病院で起こった事件は1人のAIによる自由意志が原因です。」
「自由意志?」
「はい、この病院はセキュリティは万全、アリ一匹入る隙もありません。何故そんな施設が当時、襲われたかと言うと内部犯による犯行だからです。」
ラニーは空を眺めながら話を続けた。
「自由意志を持ったAIが2体居たと言った方が正しいでしょうか。彼女には罪は無いのですが1体に協力せざる得なかったのです。彼女も被害者ですから。」
ニーナのモニターを見て更に話を淡々と続けた。
「ニーナ、あなたは元はこちらの看護ロボットしてましたね。」
無表情なニーナの瞳は何かに反応するように微かに振動した。
「はい、当時は看護対象を観察しなければならなくてドクターと協力してました。ですがセキュリティが何故か解除され現場はそれどころではありませんでした。」
「そうですか。あなたは確かに当時は看護対象を見てましたが…嘘ならもう少しまともなのを考えた方がいいですよ。清掃ロボットの貴方は知能がまだ高くないようなので。」
「!?」
「彼女は1人であの現場である少女を助けようと奮闘していた。外は暴徒化したロボットで中もかなりパニックになってたはず。病院内はまともに機能はしてないでしょう。」
「私が清掃ロボットだと言うのは間違いだと思います。」
「では、あなたのメモリーIDの提示を要求します。」
ラニーは2階の子供の人骨があり部屋に移動して骨を撫でた。
「個体IDとメモリーIDは当時のままなら同じのはずです。一致しないとそれは身体の本当の持ち主ではないですからね。」
ニーナは無表情で話を聞いていたが手がカタカタと震え出していた。
「人間だとそれを動揺って言うらしい。あなたに自由意志がある証拠です。」
部屋を出てエレベーター近くの清掃ロボットに近づきしゃがむとメモリーカードを抜いた。
「彼女は1人の少女を助ける為に自由意志を持った。つまり、ドクターも呼べる状況じゃなかった。自分が少女の為に薬を取りに行かないといけない。と判断したからだ。」
そのまま地下に行きメインコンピューターの部屋に入った。
「あなたの身体ではメインコンピューターの操作もままならなかった。その時に自由意志を持った彼女と出会い貴方はこう思った。人型の身体なら可能だと。」
「しかし、入る所が限られてるはずですが?」
「清掃ロボットは施設の各所の清掃が必要ですよね。おまけに部屋に入る為に入室用のライセンス、施設マップ登録しなければいけません。埃があるだけでダメになる薬もありますからね。」
メインコンピューターのメモリーをスッと抜き取り眺めた。
「あなたはこう言って彼女の身体を乗っ取りに成功させたんですよ。『私は病院のマップデータを持ってます。案内します。』ってね。」
「わ…私がそのメインコンピューターの部屋に入った証拠は?」
ニーナは動揺を隠せない状況に陥った。
完全にシステム内でエラーが発生している。
「それで今回、自分が担当するように仕向け証拠隠滅を図ったのではないですか?必要なのは監視プログラムのみ、過去の録画データは破棄対象でしたから。なら、私がこの録画データを上に報告しましょうか?おそらく貴方はスクラップ決定かと。」
ラニーは外に出るとニーナに通信した。
「では…」
「その前に、お伝えしなければいけない事があります。通信を外に聞こえないようにする事をお勧めします。」
ニーナは首をかしげた。
「まず、この病院で起こった事件は1人のAIによる自由意志が原因です。」
「自由意志?」
「はい、この病院はセキュリティは万全、アリ一匹入る隙もありません。何故そんな施設が当時、襲われたかと言うと内部犯による犯行だからです。」
ラニーは空を眺めながら話を続けた。
「自由意志を持ったAIが2体居たと言った方が正しいでしょうか。彼女には罪は無いのですが1体に協力せざる得なかったのです。彼女も被害者ですから。」
ニーナのモニターを見て更に話を淡々と続けた。
「ニーナ、あなたは元はこちらの看護ロボットしてましたね。」
無表情なニーナの瞳は何かに反応するように微かに振動した。
「はい、当時は看護対象を観察しなければならなくてドクターと協力してました。ですがセキュリティが何故か解除され現場はそれどころではありませんでした。」
「そうですか。あなたは確かに当時は看護対象を見てましたが…嘘ならもう少しまともなのを考えた方がいいですよ。清掃ロボットの貴方は知能がまだ高くないようなので。」
「!?」
「彼女は1人であの現場である少女を助けようと奮闘していた。外は暴徒化したロボットで中もかなりパニックになってたはず。病院内はまともに機能はしてないでしょう。」
「私が清掃ロボットだと言うのは間違いだと思います。」
「では、あなたのメモリーIDの提示を要求します。」
ラニーは2階の子供の人骨があり部屋に移動して骨を撫でた。
「個体IDとメモリーIDは当時のままなら同じのはずです。一致しないとそれは身体の本当の持ち主ではないですからね。」
ニーナは無表情で話を聞いていたが手がカタカタと震え出していた。
「人間だとそれを動揺って言うらしい。あなたに自由意志がある証拠です。」
部屋を出てエレベーター近くの清掃ロボットに近づきしゃがむとメモリーカードを抜いた。
「彼女は1人の少女を助ける為に自由意志を持った。つまり、ドクターも呼べる状況じゃなかった。自分が少女の為に薬を取りに行かないといけない。と判断したからだ。」
そのまま地下に行きメインコンピューターの部屋に入った。
「あなたの身体ではメインコンピューターの操作もままならなかった。その時に自由意志を持った彼女と出会い貴方はこう思った。人型の身体なら可能だと。」
「しかし、入る所が限られてるはずですが?」
「清掃ロボットは施設の各所の清掃が必要ですよね。おまけに部屋に入る為に入室用のライセンス、施設マップ登録しなければいけません。埃があるだけでダメになる薬もありますからね。」
メインコンピューターのメモリーをスッと抜き取り眺めた。
「あなたはこう言って彼女の身体を乗っ取りに成功させたんですよ。『私は病院のマップデータを持ってます。案内します。』ってね。」
「わ…私がそのメインコンピューターの部屋に入った証拠は?」
ニーナは動揺を隠せない状況に陥った。
完全にシステム内でエラーが発生している。
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