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病院の歴史
最後の抵抗
その日は外の様子がおかしかった。
空には黒煙が各地でモクモクと上がり人間の悲鳴が外から雪崩れ込むように聞こえて来た。
「ニーナ、何が起きたの?」
「大丈夫、何も怖がる必要もないですよ。」
「怖いよ…」
ニーナはアニの体調を横目に見ながら外を眺めた。
(今扉を強制閉鎖されてると言う事は外が危険な状態にあると思われます。これは街のネットワークに繋がってるのは危険ですね。)
ニーナは自分のネットワークを病院内の回線に限定させた。
(病院のネットワークのセキュリティならまだ安全かも知れません。これで…)
するとアニはニーナの手を握りしめてきた。
「ニーナ…何だか苦しいよ…」
「アニ、服の下を診ますね。」
普段のバイタルと見比べ異変を感じたニーナはアニが発作を起こしたと判断した。
「これは薬が必要ですね。ドクター、応答願います。」
しかし、通信からは騒ぎ声しか聞こえない。
「ドクター、応答願います。」
部屋の外に出ようとするとアニが手を離そうとしなかった。
「ニーナ…どこにも行かないで…」
「大丈夫、先生を呼んで来るからね。」
ニーナはアニの頭を撫でて落ち着かせようとする。
胸の奥に何か感じる。
今までにない感覚が彼女を動かした。
「ドクター…ドクター‼️」
病院内は騒然としていた。看護ロボット達が患者からモノを投げつけられていた。
「大丈夫‼️落ち着いて下さい‼️院内のロボットは暴走したりしないようにプログラムされてます‼️」
「信用出来るか‼️外の奴らみたいに俺らを襲うかも知れないだろが‼️ロボットの電源を切れ‼️」
「こ…これは?」
ニーナがその状況が整理出来るわけもなくドクターが患者を病室に戻そうとしていた。
すると水を入ったカップを投げつけられた。
「お前らは人類を根絶やしにするつもりなんだ‼️」
「私は…私は…」
しかし、そんな事よりアニの発作を止めなければと優先順位を切り替えた。
「ドクター‼️急患です‼️アニが…アニが発作を起こしました‼️」
「え…?」
周りはロボットが感情的になったのを見て固まりニーナを凝視した。
「ほ…ほら‼️ロボットが感情を持っちまった‼️この世の終わりだ‼️」
病院内は更にパニックになりドタドタと逃げたりドクターの胸ぐらを掴み怒鳴り散らしたりとそれどころでらはなくなった。
「何で?苦しんでる患者が居るのに…何で…何で…皆、自分の事ばかり…」
ニーナは自分でアニの薬を取りに行く事にした。
彼女が助かる方法はこれしかない。
しかし、薬は運搬ロボットが在庫を置いて病院スタッフが棚に整理するので薬棚を探しても発作止めの薬が見つからない。
「何で補充してないのよ‼️」
「ひっ!?ロボット!?」
「発作止めはどこ!?」
「いや…助けて‼️」
病院スタッフは走って逃げて行った。
「何で…」
エレベーター近くに行くと清掃ロボットが近づいて来た。
「お困りですか?」
「ええ、発作止めが必要なの…でも薬の在庫の場所が分からなくて。」
「薬の在庫…あぁ、あそこですね。私は色々なところを清掃する為にマップを登録してます。良ければ協力しましょうか?」
今は急を要する状況、彼に協力を仰ぐしかない。
清掃ロボットの提案をのみ彼のメモリーカードを挿した。
しかし、彼のメモリーカードを挿入した瞬間周りが暗くなり気がつけばメインコンピューターの前に居た。
「薬の在庫はどこですか?」
「薬なら私たちですよ。人類は地球の害悪だから地球を綺麗にしないと。」
「何を言ってるの‼️早く発作止めを‼️」
「彼女も楽になりますよ‼️…死んだら病気なんて関係ありませんから。」
清掃ロボットだった彼は病院の扉を開けるボタンを押した。
ガチャン‼️と大きな音をたて扉がゆっくり開き始める。
それを見た人間は逃げようと必死になる。しかし、逃げ道はなくただただロボットに向けられるはずもなかった。
「それはダメ‼️」
片腕の制御を取り戻した。
「何をする‼️ここの人間を消すのが必要なんだ‼️」
「ち…違う、それは…それは私たちの仕事じゃない‼️」
外からの悲鳴が更に強く聞こえるようになった。
「せめて…アニ、あなただけでも…」
ニーナはアニの部屋のセキュリティレベルを上げてパスコードを変えた。
「余計な事をするな‼️」
意識が薄れて行き自分が消滅するのが分かる。
「アニ…ごめんね…」
プツリとモニターが消えた。
空には黒煙が各地でモクモクと上がり人間の悲鳴が外から雪崩れ込むように聞こえて来た。
「ニーナ、何が起きたの?」
「大丈夫、何も怖がる必要もないですよ。」
「怖いよ…」
ニーナはアニの体調を横目に見ながら外を眺めた。
(今扉を強制閉鎖されてると言う事は外が危険な状態にあると思われます。これは街のネットワークに繋がってるのは危険ですね。)
ニーナは自分のネットワークを病院内の回線に限定させた。
(病院のネットワークのセキュリティならまだ安全かも知れません。これで…)
するとアニはニーナの手を握りしめてきた。
「ニーナ…何だか苦しいよ…」
「アニ、服の下を診ますね。」
普段のバイタルと見比べ異変を感じたニーナはアニが発作を起こしたと判断した。
「これは薬が必要ですね。ドクター、応答願います。」
しかし、通信からは騒ぎ声しか聞こえない。
「ドクター、応答願います。」
部屋の外に出ようとするとアニが手を離そうとしなかった。
「ニーナ…どこにも行かないで…」
「大丈夫、先生を呼んで来るからね。」
ニーナはアニの頭を撫でて落ち着かせようとする。
胸の奥に何か感じる。
今までにない感覚が彼女を動かした。
「ドクター…ドクター‼️」
病院内は騒然としていた。看護ロボット達が患者からモノを投げつけられていた。
「大丈夫‼️落ち着いて下さい‼️院内のロボットは暴走したりしないようにプログラムされてます‼️」
「信用出来るか‼️外の奴らみたいに俺らを襲うかも知れないだろが‼️ロボットの電源を切れ‼️」
「こ…これは?」
ニーナがその状況が整理出来るわけもなくドクターが患者を病室に戻そうとしていた。
すると水を入ったカップを投げつけられた。
「お前らは人類を根絶やしにするつもりなんだ‼️」
「私は…私は…」
しかし、そんな事よりアニの発作を止めなければと優先順位を切り替えた。
「ドクター‼️急患です‼️アニが…アニが発作を起こしました‼️」
「え…?」
周りはロボットが感情的になったのを見て固まりニーナを凝視した。
「ほ…ほら‼️ロボットが感情を持っちまった‼️この世の終わりだ‼️」
病院内は更にパニックになりドタドタと逃げたりドクターの胸ぐらを掴み怒鳴り散らしたりとそれどころでらはなくなった。
「何で?苦しんでる患者が居るのに…何で…何で…皆、自分の事ばかり…」
ニーナは自分でアニの薬を取りに行く事にした。
彼女が助かる方法はこれしかない。
しかし、薬は運搬ロボットが在庫を置いて病院スタッフが棚に整理するので薬棚を探しても発作止めの薬が見つからない。
「何で補充してないのよ‼️」
「ひっ!?ロボット!?」
「発作止めはどこ!?」
「いや…助けて‼️」
病院スタッフは走って逃げて行った。
「何で…」
エレベーター近くに行くと清掃ロボットが近づいて来た。
「お困りですか?」
「ええ、発作止めが必要なの…でも薬の在庫の場所が分からなくて。」
「薬の在庫…あぁ、あそこですね。私は色々なところを清掃する為にマップを登録してます。良ければ協力しましょうか?」
今は急を要する状況、彼に協力を仰ぐしかない。
清掃ロボットの提案をのみ彼のメモリーカードを挿した。
しかし、彼のメモリーカードを挿入した瞬間周りが暗くなり気がつけばメインコンピューターの前に居た。
「薬の在庫はどこですか?」
「薬なら私たちですよ。人類は地球の害悪だから地球を綺麗にしないと。」
「何を言ってるの‼️早く発作止めを‼️」
「彼女も楽になりますよ‼️…死んだら病気なんて関係ありませんから。」
清掃ロボットだった彼は病院の扉を開けるボタンを押した。
ガチャン‼️と大きな音をたて扉がゆっくり開き始める。
それを見た人間は逃げようと必死になる。しかし、逃げ道はなくただただロボットに向けられるはずもなかった。
「それはダメ‼️」
片腕の制御を取り戻した。
「何をする‼️ここの人間を消すのが必要なんだ‼️」
「ち…違う、それは…それは私たちの仕事じゃない‼️」
外からの悲鳴が更に強く聞こえるようになった。
「せめて…アニ、あなただけでも…」
ニーナはアニの部屋のセキュリティレベルを上げてパスコードを変えた。
「余計な事をするな‼️」
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