ロボット旅行記

阿頼耶識(あらやしき)

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レジスタンスの番犬

楽園の終演4

形勢逆転されたと感じたズームは焦り思考を巡らせた。
こちらは何100体、軍隊は何1000体そんなのに勝てるはずもない。
かなりの策士でもない彼女は気が動転する。

(ラニー、協力して欲しいのですが。)

「イブですか。偽物を送り込むなんて大胆になりましたね。」

(武器が必要なのですが何とか調達出来ますか?)

ラニーは周りを見渡しある人物を探した。

「ええ、可能ですよ。」

ラニーは少し歩き廊下に出た。

「勝手に動くな探偵‼️」

ズームがデリンジャーを向けた。

「私が動いただけで状況は変わりませんよ?ゆっくり考えて下さい。」

(彼に合流すればいいんですね。ありがとうラニー。)


ウルフは通信を聞いて驚いた。

「…彼は何者なんだ?」

(とりあえず、ただ者じゃないのは私が保証しますよ。)

ウルフはそのまま武器庫に向かった。


「さて、結論は出ましたか?」

「約束しろ、私はここを総て平穏な生活したいだけよ…じゃないとお前を事故に見せかけて殺すしかない。」

「そうか…なら、ここに私のスクラップがあったら不味いですね?外に行きましょう。」

ラニーは意気揚々と自分から入り口に向かうがズームから見れば異様な光景だった。
これから殺されると分かってるのにこの男は何も感じないのか?っと気持ち悪さだけが彼女を包む。

「何故だ…何故私が…」

見えるはずの無い手錠が見え始めラニーに繋がられていた。

「何故‼️私が連行されてる⁉️」

周りは操る仲間が居る。
いつでも殺せる武器もある。
ただ引き金を引けば終わるのに…
今はそれすらも許されない。
外に出る前に事故に見せかけよう。

そう思うと覚悟をしたように上からクレーンにある瓦礫を落とそうとする。

「よし…殺れ…」

しかし、クレーンは何かに引っ掛かり落とせなかった。

「何故?傾かない?ここの操作は私が支配してる…な⁉️弾丸⁉️」

弾道の元を辿ると先にはウルフがライフルを構えていた。

「フッ…」

ウルフはニヤリと笑うとスコープを覗いた。

「さっさと殻から出な…小鳥ちゃん。」

あと少しで外だ。
どうやって事故に見せかける?
爆発?いや、不自然だ…自然に死んだと思わせれないと。

そんなこんなを考えてたら外に出た。

「あ…そうそう、私の住んでる街はラウダーシティーって言って自由意思の肯定派閥なんですよ。」

「はぁ?」


肯定派閥が死んでも排除派閥は軍隊を動かすメリットがない…
私の指名手配されてたなら既に動いてるはず…
しかし、周りはスクラップしかない…

「だ…騙したなぁぁぁぁあ‼️糞探偵ぃぃぃ‼️」


すると後ろから弾丸が飛んで来る…

「私を守れ‼️」

盾を持ったロボットが彼女の前に立ったが威力の強い対戦車のライフルで威力は強い…
反動でズームが押し潰されそうになるがズームは咄嗟に前に逃れた。

「ハハハ…私を殺せると思うな犬野郎‼️は?」

「綺麗な腕輪じゃない?」

ザエリアが、通信を飛ばして来た。

腕を見ると何かワイヤーが絡んでる。

「…ケビンに詫びて来い…糞ビッチが‼️」

ザエリアがそう叫ぶと身体に衝撃が走る。

メモリーが焼け切るのが分かる。
身体の至るところから火花が散る。

「なんで…私は一番になりたかっただけ…な…の…に…」

ドサッと倒れると消え行く意識の中、
ラニーが目の前に立っていた。

「お前のそれは自分の性能に溺れていたんだよ。人間は組織を束ねる為に色々と犠牲にして来た。だから未来がある人間の歴史は尊いんだよ。お前のそれは覚悟じゃない。ただの慢心だ。」

「私は…優秀なハッ…か…」

「お前は優秀なハッカーでもない…ただの殺人犯だ。」

ズームの画面が最後に映したのはラニーの犯人を追い詰めた顔だった。



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