ロボット旅行記

最愛の妻

彼の内側

「私は…本来は旧式の執事ロボットなのですよ。」

「え？」

「ご主人様に仕え､世話をするのが本来の私の仕事､本来は事件を解決するなんて機能があるわけないんですよ。」

ラニーの検査も75％となっていた。


「ですが…ロイは､こんな私に無茶を言ってました。」

(ご主人様？気持ち悪っ‼️俺はそんな大層なもんじゃねぇよ‼️それに金持ちが嫌いなんだよ‼️ロイって呼べ‼️)

「本来の使い方もせず、事件の捜査情報を大半のメモリーを使われていた。ロイは…私はご主人様の命令が人類の滅亡に追い込んだ犯人を探せと言うなら…見つけなければなりません。自身の主が亡くなっていようと止まれません。」

100％になると振り返りイブにコードを渡した。


「…さて､身体は大丈夫ですよ。あとは貴女次第です。」

ラニーはその場を離れようとすると振り返りイブにこう言った。

「私の主はロイだけ､仲間なんてモノが私に意味を成さないとはそう言う意味です。」

ラニーは寂しそうに去っていく。