深淵に眠る十字架 The second

ルカ(聖夜月ルカ)

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復讐の連鎖

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 「ベルナール…あたし、幸せだよ…」

ベルナールの腕の中で、ルキティアが吐息混じりに囁いた。



 「おまえもずいぶんと変わったものだな…
とても可愛い女になった…」

 「本当かい!?」

 「……あぁ、本当だとも…」

 「嬉しいよ!」

ルキティアは上体を起こし、ベルナールの胸に覆いかぶさると、彼の唇に熱く口付けた。



 「ベルナール…あたし、もっと良い女になるよ。
あんたに好かれるためなら、なんだってやる!」

 「……その言葉に偽りはないな…」

 「本当だよ!
あんたに言われたことはなんだってやってる!
オルジェスやルークにも尽くしてるし、あれ以来、オルジェスには毎日血を与えてる。」

 「そのせいで少し痩せたな…」

 「痩せた女は嫌いなのかい?
いやならもっと食べるよ!食べて元通りの体型に…」

 「いや…今がちょうど良い…
 ……ルキティア、これからおまえにはもっと私好みの女になってもらう。
 私の言う通りに外見を変えるのだ。
それだけではない。
おまえのその喋り方も態度も変えるのだ。
それも二週間のうちにな……」

 「二週間…?なんで、二週間なんだい?」

 「私に質問はするな。
どうなんだ、ルキティア、出来るのか、出来ないのか?」

 「……出来るさ!
あんたのためだったら、あたしはなんだってするよ!
その代わり、絶対にあたしを捨てないでおくれよ…
お願いだよ、ベルナール……」

ルキティアの赤く長い舌が、ベルナールの首筋を蛇のように這い回る…



「おまえが私好みの女になれば、たとえ、おまえに別れてくれと言われても私は離れられないだろうな…」

 「ベルナール…!」

ベルナールは身体を反転させ、ルキティアの身体を組みしだく。



 「ルキティア……
可愛い私の人形…」

 耳元で囁かれるその声に、ルキティアの意識は白い靄の中に堕ちていった…
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