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復讐の連鎖
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「ベルナール…あたし、幸せだよ…」
ベルナールの腕の中で、ルキティアが吐息混じりに囁いた。
「おまえもずいぶんと変わったものだな…
とても可愛い女になった…」
「本当かい!?」
「……あぁ、本当だとも…」
「嬉しいよ!」
ルキティアは上体を起こし、ベルナールの胸に覆いかぶさると、彼の唇に熱く口付けた。
「ベルナール…あたし、もっと良い女になるよ。
あんたに好かれるためなら、なんだってやる!」
「……その言葉に偽りはないな…」
「本当だよ!
あんたに言われたことはなんだってやってる!
オルジェスやルークにも尽くしてるし、あれ以来、オルジェスには毎日血を与えてる。」
「そのせいで少し痩せたな…」
「痩せた女は嫌いなのかい?
いやならもっと食べるよ!食べて元通りの体型に…」
「いや…今がちょうど良い…
……ルキティア、これからおまえにはもっと私好みの女になってもらう。
私の言う通りに外見を変えるのだ。
それだけではない。
おまえのその喋り方も態度も変えるのだ。
それも二週間のうちにな……」
「二週間…?なんで、二週間なんだい?」
「私に質問はするな。
どうなんだ、ルキティア、出来るのか、出来ないのか?」
「……出来るさ!
あんたのためだったら、あたしはなんだってするよ!
その代わり、絶対にあたしを捨てないでおくれよ…
お願いだよ、ベルナール……」
ルキティアの赤く長い舌が、ベルナールの首筋を蛇のように這い回る…
「おまえが私好みの女になれば、たとえ、おまえに別れてくれと言われても私は離れられないだろうな…」
「ベルナール…!」
ベルナールは身体を反転させ、ルキティアの身体を組みしだく。
「ルキティア……
可愛い私の人形…」
耳元で囁かれるその声に、ルキティアの意識は白い靄の中に堕ちていった…
「ベルナール…あたし、幸せだよ…」
ベルナールの腕の中で、ルキティアが吐息混じりに囁いた。
「おまえもずいぶんと変わったものだな…
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「本当かい!?」
「……あぁ、本当だとも…」
「嬉しいよ!」
ルキティアは上体を起こし、ベルナールの胸に覆いかぶさると、彼の唇に熱く口付けた。
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あんたに好かれるためなら、なんだってやる!」
「……その言葉に偽りはないな…」
「本当だよ!
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いやならもっと食べるよ!食べて元通りの体型に…」
「いや…今がちょうど良い…
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それだけではない。
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「私に質問はするな。
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「……出来るさ!
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その代わり、絶対にあたしを捨てないでおくれよ…
お願いだよ、ベルナール……」
ルキティアの赤く長い舌が、ベルナールの首筋を蛇のように這い回る…
「おまえが私好みの女になれば、たとえ、おまえに別れてくれと言われても私は離れられないだろうな…」
「ベルナール…!」
ベルナールは身体を反転させ、ルキティアの身体を組みしだく。
「ルキティア……
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耳元で囁かれるその声に、ルキティアの意識は白い靄の中に堕ちていった…
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